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生きていてよかった
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『生きていてよかった』に投稿された感想・評価

菩薩
-
ともすれば傷ついた身体と心を抱えながら布団にくるまりその一生を自らの身に起きた悲劇、その直接的原因ある原爆ないしまるで無責任で国家に対する呪詛を垂れ流しながら費やす事も出来ようが、そうではなく死は苦しい、生も苦しい、ただ生きていて良かった、生まれて良かったと転換していける強さがどこに宿るのか、そんな社会を作り上げるのもまた生き延びた私達の責任であろうとの強い意思を感じる。何を理論立てるでもなく嫌だ怖いいらないと訴え続ける声が連なる事で世界の変化に期待する。被爆、原発事故を経ても何故と思わずにいられない日本の現状、殊更先人に対する顔向けだなんだと連呼するならこの声を聞き入れることこそ重要なのではないか。
戦後初めて広島・長崎の原爆被害者たちを追ったドキュメンタリー作品。亀井文夫・勅使河原宏・山崎聖教が共同監督。第一部「死ぬことは苦しい」第二部「生きることも苦しい」第三部「でも生きていてよかった」の三部構成。

戦後10年目の広島と長崎。街の復興が進む中、たくさんの被爆者たちが急性白血病やケロイドなどで苦しい生活を続けている。しかしそのような不幸な目にあいながら、懸命に前を向き生きぬこうとする人たちの姿を追う。第1回原水爆禁止世界大会の壇上、被爆で家族を亡くし顔にケロイドが残る山口美佐子さんは「この10年、どんなに死にたい思いをしたかわかりません。でも、私たちが今死んだら、この原爆という恐ろしいことを、世界中の人に誰が知らせてくれるんでしょう」と力強く訴える。。。

心身の苦痛を抱えながらも「頑張って生きていこう」と支え合う被爆者の方々に胸を打たれた。反核のメッセージと共に人間賛歌が込められた、優れたドキュメンタリーだと思う。

亀井監督は「撮影時に最も苦労したのは、被爆者の方々にカメラの前に立つように頼むことだった」と語っている。本編でも描かれるが被爆者、特に女性たちは偏見を持たれることを恐れ隠れるように暮らしてきたという。しかしこの映画に出たことがきっかけとなって「人前に出るのが平気になった」と書かれた手紙が沢山来たとのこと。

1982年の国連軍縮特別総会に被爆者として初めて立ち「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」と演説した山口仙二さんの、若き日の平和活動の様子も映っていた。本当に長い間に渡り体をはって、核兵器廃絶の訴えを続けてきたのだとあらためて痛感した。

原爆投下直後の被爆者と被災地を撮影したフィルム※も挿入されている。後に作られたドキュメンタリー映画でも引用されていて、目にする度に大変な衝撃を受ける。それから10年目を撮影した本作には、被爆者の方々の”心”が映っていた。

今年80年目を迎えてこれからは、私たちに原爆の恐ろしさを知らせて下さった声はどんどんと少なくなっていく。だからこそ本作は今後も繰り返し観られるべき一本であり、詰まるところ国宝に指定し保存していくべきとさえ思う。

被爆したままの姿の長崎・浦上天主堂(1958年に解体)が映っている。広島の原爆ドームはまだ、広島県産業奨励館の廃墟として放置されていた。現在隣接する広島平和記念公園は1955年に完成したばかりだった。殺風景な両都市の姿と被爆庶民の生活を映した記録としても貴重な一本。

※本編に挿入されている原爆投下直後の広島と長崎の映像は、日本映画社が撮影した「広島・長崎における原子爆弾の影響」(1946:当時非公開)の一部。映画は米軍に没収され米国防相省に封印されたが、没収を免れたフィルムを本作で使用した。同作は後に反核映画製作の為の「10フィート運動」で米軍から買い戻され、「にんげんをかえせ」(1982)、「予言」(1982)、「歴史 核狂乱の時代」(1983)で引用された。

※本作は1955年8月6日に開かれた第1回原水爆禁止世界大会での山口美佐子さんの発言(上記)を受け、被爆者救援運動のひとつとして企画制作された。

※日本政府が被爆者を援護する初めての法律「原爆医療法」が出来たのは、この映画の翌年1957年。それまで被爆者は放置されていた。

※本作は「二十四時間の情事」(1959:アラン・レネ監督)で引用されている。

亀井文夫作品。
戦後80年だからこそ観るべきドキュメンタリーだと思った。
今日からの雪なんとかとかどうでもええねん。
ドキュメンタリーに当て嵌められるかわからないけれど、表象不可能性について考えると、原爆がもたらしたものを表象することの難しさは感じる。
今作には被爆者にカメラを向けることの責任、そして暴力性もあったと踏まえた上で、それでも被爆者本人の語りを写した貴重な映像で、今と地続きとして考えていかなければならないことが多い。
核のない世界を願うからこそ機会があればまた再見したい、風化させてはいけない作品。

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