うつしみの作品情報・感想・評価

「うつしみ」に投稿された感想・評価

話は難しくない。やっていることはわかる。が、不可解なのだ。
女子高生がおでん屋に恋をして、Hしましょうと彼にいう。結局二人は結ばれて云々なのだが、これは恋愛物語ではない。
園子温の詩世界を映像化しただけなのかもしれない。

物語の途中で挿入されるメイキングには、アラーキーこと荒木経惟と舞踏家の麿赤兒とファッションデザイナーの荒川眞一郎を中心に彼らの表現世界について見せていくのだ。
ここでは「うつしみ」とは何かということを別の視点から表現しているのだ。

女子高生は走ることが好きで、映像の中でもでも当然、走るシーンが多い。映画ではよく情念のほとばしりを走る行為で表現することが多い。本能の行き先を走って行こうとするのだ。この作品でも何かに突き動かされているときは、とにかく走っているのだ。
ランナーズハイというものがあるが、走ることで肉体を突き破り精神世界に向かうのだ。これは途中で「うつしみ」とは身体から現身から虚身へということが説明されるが、そこに行き着こうとしているのだ。
Kei

Keiの感想・評価

3.7
いずれ走るしかない。今走れ。

ハチ公
走る 走る 走る 処女

序盤と終盤のセックスシーンがチョーー良かった 良かったっていうかウケる

男と女が愛し合うのに鍵となるもの、それは"テンポ"なのかな〜!!!ちんぽじゃないよ!

他の園子温映画より分かりやすかった
言葉選びが好き
全体的に良かった 荒い作りも含めて
メインの男と女のシーンは良かったけど他は微妙かな

私はもう待たない。
自分のテンポで生きたいし、愛する人のテンポで生きたい。

___

花のない花瓶よ
コーヒーカップよ
己の空洞をもてあます者よ
虚身よ
毅然としていろ
器よ
現身よ
その豊かな空洞を愛せ
園子温映画で欠かせない要素の一つに“走る”がある。『うつしみ』は正に“走る”映画だ。『うつしみ』を観れば何故園子温映画の登場人物が急に“走る”のかが分かるかも知れない。
映画に飽きた園子温は東京ガガガを始めた。東京ガガガに飽きた園子温は『うつしみ』を撮った。東京ガガガをやめた園子温の少し長過ぎた自主制作時代の最後を飾る作品。映画に戻ってきた最初を飾る作品。
愛知県の美術館から「身体をテーマに」という依頼で『うつしみ』を撮った。
荒木経惟、麿赤兒、荒川眞一郎。
三人の表現者のドキュメンタリーと、女子高生がおでん屋に処女を奪わせようとするアナーキーなフィクションが融合したカオス過ぎる作品。こんな映画を受け入れるなんて、美術館は意外と寛大だ。
女子高生は自分の為に走る。
おでん屋は女子高生の為に走る。
ペニスのオブジェを抱えたおでん屋がヴァギナのオブジェと共に歩く女子高生を追う。追う為に走る。ヤる為に走る。でもいつの間にか、走る為に走っていた。
コーヒーを待つコーヒーカップのように、花を待つ花瓶のように、飼い主を待つ忠犬ハチ公のように。おでん屋は待つのではなく走る。走る理由を作って、走る為に走る。空洞を埋める為に走る。
おでん屋の心を女子高生は奪い去った。
おでん屋は空洞、でかい空洞。

『愛のむきだし』の原点。
TaichiOno

TaichiOnoの感想・評価

1.0
この作品を撮影していた当時のカメラマンに言いたい。「カメラを止めろよ!」
n

nの感想・評価

1.5
90s渋谷のリアルを走る/走らせる
これは戸川純だな、処女性をこれでもかってくらい存分に漂わせてくる
わたしがこれに主題歌つけるなら絶対ヤプーズの母子受精だなって思いながら観てた
鈴木卓爾の全身全霊でぶつかってく感じすごいかっこよかったけど園子温やっぱ無理かもとも思った
K

Kの感想・評価

-
園子温ワールド。私には向いてない作品だけど、人間や動物をモノとして扱う姿が描かれてたと思う。
花のない花瓶よ、
コーヒーカップよ、
己の空洞をもてあます者よ、
虚身よ、毅然としていろ。
器よ、現身よ、
その豊かな空洞を愛せ。

完全にバタフライジョーとスマイルなラストラン。走るの動詞は強いな、ハチ公盗んで罵声を浴びたい。
18.7.9

なんだこれ、、誰か一緒に観よ
17.8.23
まいん

まいんの感想・評価

3.4
園子温って何作観てもほんと何考えてるのかわからないんだろうな
そしてきっと私とは理解し合えない
芸術作品。
ハチ公移動するシーンと2人が走ってるシーンがかっこよかった。最初は女の子が男を追いかけてるのに最後は男が女の子を追いかけてる。なんかわかる。

理解できないシーンも多かったけど、なんだか面白かった。
見てる最中は何を見ているんだ時間の無駄だなと心底思うのに見終わった後に思い返すと何か表現したいものが、薄ら分かったような分からないような チープなのに第三者視点の生々しいリアルの写し方が好きなのかもしれない
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