
1961年4月11日イェルサレムで始まった裁判は、イスラエル政府の意向で裁判の一部始終が撮影・録音され、その内容は全世界37カ国で放映されたと言われている。イェルサレムに保管された、アメリカの取材チームが記録したビデオ素材に初めてアクセスを試みたのが、本作の作り手たちである。ハンナ・アーレントの裁判傍聴記『イェルサレムのアイヒマン悪の陳腐さについての報告』に感銘を受けた、“国境なき医師団”元総裁のロニー・ブローマンと、イスラエル映画界の“反体制派”の1人と言われる映像作家エイアル・シヴァンは、約350時間に及ぶ映像素材の内容をもとに、約2時間の映画に再構成。映画は、“専門家(スペシャリスト)”としてのアイヒマンの技術的能力と専門知識を浮かび上がらせる一方で、防弾ガラスに囲まれた被告人席で口びるをゆがめ「自分は上司の命令に従っただけ」とひたすら主張する小役人の肖像を、無慈悲なまでのリアリズムで映し出す。ハンナ・アーレントが説いた“悪の凡庸さ”の実像を鮮烈に暴いた衝撃作。
イギリスのドキュメンタリー監督ルーク・ホランドは、アドルフ・ヒトラーの第三帝国に参加したドイツ人高齢者たちにインタビューを実施した。ホロコーストを直接目撃した、生存する最後の世代である彼ら…
>>続きを読む1942年1月20日正午、ドイツ・ベルリンのヴァンゼー湖畔にある大邸宅にて、ナチス親衛隊と各事務次官が国家保安部代表のラインハルト・ハイドリヒに招かれ、高官15人と秘書1名による会議が開か…
>>続きを読む1961年、元ナチス親衛隊(SS)将校アドルフ・アイヒマンの裁判が開廷された。ナチス戦犯を前に生存者たちが語る証言は、ホロコーストの実態を明らかにする又とない機会だった。“ナチスが、ユダヤ…
>>続きを読むアイヒマン裁判がはじまった1961年。米・イェール大学で、世界を震撼させたアイヒマン実験が行われようとしていた。ユダヤ系アメリカ人のスタンレー・ミルグラムは、“なぜ、どのようにホロコースト…
>>続きを読む1960年、イスラエル諜報特務庁の諜報員たちはある重要任務につく。それは、悪名高いナチスの戦犯アドルフ・アイヒマンを捕らえること。史実に基づくドラマ。
第2次大戦中、名古屋を無差別爆撃したとして、東海軍司令官・岡田資中将は撃墜したB29の搭乗員を略式裁判で処刑した。戦後、岡田は裁判にかけられ、殺人の罪に問われる。岡田は、すべては司令官であ…
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