1:99 電影行動の作品情報・感想・評価

「1:99 電影行動」に投稿された感想・評価

山猫舎

山猫舎の感想・評価

4.0
香港映画人が、SARSで元気を無くしていた香港へエールを送る、
ショートショートムービーズ

新型コロナ禍の今観ると、励まされ、癒されました

そして、今も揺れる香港に、香港大好き!って、エールを送りたい
世界的なSARSの流行。当時、元気を無くしていた香港にエールを贈るために、香港映画人が集まって作った11本のオムニバス。
それぞれが1分程度なので、ショートムービー集とも言える。
DVD特典で、11篇中の5篇だけのロングバージョンとメイキング。
やはり私が観たかったのは、ジョニー・トー、ワイ・カーファイ監督、フルーツ・チャン監督、チャウ・シンチー監督、ピーター・チャン監督の映画。好きな話だけ感想。

「狂想曲」
ジョニー・トー、ワイ・カーファイ監督
アンディ・ラウ、ラウ・チンワン他にも常連俳優さん達。

面接会場での大盤振る舞い。
逆境を笑い飛ばして奇跡を起こそうというスローガン。ミュージカルタッチで元気をもらえます!

「子ブタは体調不良」
フルーツ・チャン監督
サム・リー出演。

体調不良の子ブタの本当の理由は?
子ブタの笑顔(?)が眩しい。
ナレーションが繊細で可愛らしい。
SARSに負けず活力あるのが香港の姿!と訴える。

「いつも笑顔で」 テディ・チャン監督

なんかついてないことばかり続く少年。そんなある日、毎日の生活の中に見つけたあるもの。ほんとハッピーな気分になります!

「信じるも信じないも ご勝手に」
ツイ・ハーク監督

いつものイメージと違い、意外な楽しいアニメ作。
カンフーあります。

「必勝香港」
少林サッカーのチャウ・シンチー監督

羅患して隔離中の母と涙ぐみながら、テレビ電話する娘。
素晴らしくて楽しいツイストのある一篇。
これは凄くいい。

「飛んでる家族」
宗家の三姉妹のメイベル・チャン監督

医療従事者のパパがヒーローと言う少年。
アンソニー・ウォンは今まで恐ろしいイメージしかなかったんだけど、温かいパパを素敵に演じてます。

「運よ開け」
ダンテ・ラム、ゴードン・チャン監督
アーロン・クォック出演。

金欠の男がなぜかみんな良く知るSFアクション映画の展開に。奮起する男。ラストがいい。

「2003年春・追想」
ラブソングのピーター・チャン監督とトニー・レオン。

モノクロ。無人都市を不安げに歩く男。みんな家に閉じこもり、マスク姿で窓から男を見降ろしている。
そしてみんなで…。
胸が熱くなって泣けます。これが一番最高❗️

「輝ける未来」
アンドリュー・ラウ、アラン・マック監督
カリーナ・ラウ、アンソニー・ウォン、エリック・ツァン、アンディ・ラウ、エディソン・チャン、香港スター勢揃いの一編。
香港の歴史的なこれまでの苦難の道を振り返る。香港の底力を信じる者が声援を送る一篇。
過去鑑賞。2003年にSARSが大流行し、そんな中国・香港の人々を鼓舞するべく作られたショートムービー集。

アンディ・ラウ、トニー・レオン、ジャッキー・チュン、アーロン・クォック、チャウ・シンチー、エリック・ツァン、アンソニー・ウォン、サンドラ・ン、ラウ・チンワン、ジジ・リョン、サミー・チェン、ツイ・ハーク...もう名前を挙げればキリがないほどの豪華キャスト・監督を揃えた、今となっては非常に貴重な一本。
悲嘆にくれていた香港映画界に光を灯したと言える試みだなと。フォロワーさんのレビューを拝見して思い出したのですが、そういえばこの年は偉大な香港映画スターであるレスリー・チャンとアニタ・ムイを同時に亡くしてしまった年でもあったなと。当時小学4年生でしたが、悲しい知らせを聞いたときのこと、覚えています。

今一度本作を見返してレビュー書ければと思っていますが、取り急ぎ記憶の中で印象的なのはトニー・レオンのエピソードと、ジャッキー・チュンのエピソード!
こん

こんの感想・評価

3.0
やっぱトニー・レオンはいい表情するなぁ〜
ジョニー・トーの発想の飛ばし方すき、うるっときちゃった
netfilms

netfilmsの感想・評価

3.9
 2003年の香港映画界は、アニタ・ムイを子宮頸癌により、レスリー・チャンを鬱病による自殺で失い、悲しみに暮れていた。そこに来てSARSと呼ばれた重症急性呼吸器症候群により、国内の基盤はガタガタになっていた。SARSの最初の発症者は中華人民共和国の広東省に住む男性だったが、香港での感染は、同じく広東省の医師により広まったと言われている。中国からの旅行者がトロント、シンガポール、ハノイ、香港、台湾とそれぞれ入り、そこから感染源が爆発的に広まっていった。症状としては38°Cを超える高熱が出て、時に息ぎれ、呼吸困難、低酸素血症あるいは肺炎を引き起こすという。当時の香港の統計では2003年に1755名が発症し、そのうち299名が死亡した。

 事態を重く見た香港映画界は、超党派でSARSのない元気な香港を取り戻そうと呼びかける今作を製作する。監督には香港を代表するジョニー・トー、ワイ・カーファイ、フルーツ・チャン、テディ・チャン、ツイ・ハーク、チャウ・シンチー、ダンテ・ラム、アンドリュー・ラウら豪華な顔ぶれが参加し、それぞれ1分程度の短編集11篇を製作した。ジョニー・トーはその一番最初である「狂想曲」という2分程度の短編を製作している。多くの監督が、SARSに併せて作品を作る中、ジョニー・トーの短編は実に彼らしい。90年代後半から2000年代初頭にかけてのジョニー・トー組の常連俳優であるアンディ・ラウ、サミー・チェン、ラウ・チンワン、ラム・シューらが華を添える。

 アンディ・ラウたちは、ラウ・チンワンの会社の面接を受けに来た労働者であり、ミュージカル風の歌で盛り上げる。歌詞では大英雄を讃えており、観るだけで元気が湧いてくるようなジョニー・トー流の短編ミュージカルに仕上がっている。アンディ・ラウとサミー・チェンの『Needing You』コンビはカツラを被っており、香港の栄華に連なることになる元気な民衆たちを演じている。その映像は明らかに香港映画界の礎を築いたマイケル・ホイの『Mr.BOO!』シリーズのオマージュである。まるであの頃の香港映画界の活気をもう一度と言わんばかりの華やかな魅力に溢れている。
SARSに打ち勝とう!がテーマなので全体的に楽しい感じ

フルーツチャンの"子ブタは体調不良"でハリウッドホンコンの彼が豚を飼っててアナザーストーリーぽかった!
一瞬出るお巡りさんサムリーもめちゃかわいい〜!

他の作品もあ、この俳優さん見たことある!
ってのが多かった

飛んでる家族が良かったな、アンソニーウォン若い!

王家衛の作品も見たかったな

2020年3月改めて見ても人ごとだと思っちゃう。キャスト豪華すぎてすごいな。
SARSの流行により多くの死者も出た香港を勇気づけ励ます為、香港映画人が集結して作られたメッセージフィルム集。
短編というにはあまりにショートで11本の作品は1本が約1分。しかし情報量と仕込みの多さに、それぞれの監督たちの視点や考え、個性が見事生かされてる!

もちろん地元だからとブライアン・チェのマグダルも星の王子様になって出て来るし!豚が可愛いフルーツ・チャンも、子どもが可愛いテディ・チャンも、どの作品も好きだわ。

楽しいミュージカル仕立てのジョニー・トーとワイ・カーファイ、コミカルなアニメーションのツイ・ハーク、香港の歴史と今を生きる子どもに焦点を当てた優しいメイベル・チャンとアレックス・ロウ、SARS後の生活を夢見る青年をゴードン・チャンとダンテ・ラム、そして灰色(モノクローム)の世界に鮮やかな色がもたらされるSARSの終焉を描いた印象的で素晴らしいピーター・チャン、この5本にはオリジナルバージョンがあり1分よりも長いけど、約4分あるピーター・チャン作品以外は3分に満たないけど、それぞれに良い。

お馴染の香港のスターたちもぞろぞろ出演していて、それも楽しい!


DVDソフトには本編よりも長い44分のメイキングが収録されていて、それがSARS下での製作ドキュメンタリーともなっていて、これがまた良いのだ。
n

nの感想・評価

3.7
ピーター・チャン、チャウ・シンチー、ジョニー・トーの作品が特に好き。『2003年春・追想』は今までで一番ぐっと来たトニー・レオンかもしれない。
君子

君子の感想・評価

4.1
SARSの時に、香港映画界をあげて香港の力に少しでもなろう、ということで撮られたショートムービーたち。

トー監督のMr.Booのパロディ作品が一番好き!楽しくて、ちょっとホロッとなるので。

また、ピーター・チャン監督のが映像としては印象深い。トニーさんにああいう切ない笑顔の表情をさせると右に出る者はいないと改めて思わされる。

他にもフルーツ・チャンやゴードン・チャン、星仔やツイ・ハークなどなど、それぞれの監督さんのカラーが出ていて良い。興味のある方はぜひ!