君たちのことは忘れないの作品情報・感想・評価

『君たちのことは忘れない』に投稿された感想・評価

pherim

pherimの感想・評価

4.0

第2次大戦で夫と長男を失くした母が、
死を装って次男を匿うと長男生還、さあ大変。

物っ凄い情念の応酬。次男は屋根裏から恋人の結婚式を目撃し絶望、長男出奔、母憔悴の無間地獄。

戦勝の松明掲げ走る白…

>>続きを読む

戦場へ行かずに屋根裏で隠れる次男、それを匿う母、戦争の英雄として戻ってくる長男と、ドタバタになりそうなそれをいたってまじめに描きます。戦勝を告げる松明のシーンはそれと予測できずむしろ不穏さを感じまし…

>>続きを読む
岡田

岡田の感想・評価

-

ボチボチ。ある人物を家の中に匿って長い時間が過ぎその周囲も当事者も変調を余儀なくされるのは手塚『奇子』に似ているが匿いの機能が違っていて、同作は僻地農村での閉鎖性の落胤が妖艶な性的魅力で男系ピラミッ…

>>続きを読む
Gocta

Goctaの感想・評価

-

出征の途中で空爆にあい戦死として扱われた次男を、密かに家に匿い続ける母親の物語。母親の子供を思う気持ちから始まったことが、逆に子供の人生を壊してしまうことになる悲劇。戦死したはずの長男が戻ってきても…

>>続きを読む

本当に忘れられなくなるおはなし。


子に対する妄執──云ひ換えれば母性──の為めに救ひつゞけてしまつた命。一昨年前に観た『望み』と同様、此処にも亦た、命か尊厳かといふ問ひが在る。たゞ本作には、「望…

>>続きを読む
hoonoo

hoonooの感想・評価

3.6

日が落ちた時間、青々とした草原を松明をふりかざしながら白馬で駆け抜ける男を、車窓から捉えたショットが衝撃的に美しく忘れられない。邦題がイマイチだと思う。花火のクローズアップがぎこちなく気になった。劇…

>>続きを読む
昼寝

昼寝の感想・評価

3.5
寝てしまって記憶がおぼろげだがお兄さんが帰ってくるあたりの展開がすごかった気がする
yuzu

yuzuの感想・評価

-

今回はウクライナ映画として上映された。それを象徴するように(?)、映画本編も麦畑から始まる。空は曇ってたけど。

息子を戦争に行かせないことは許されるか?という国家と個人、さらには宗教への不信すらも…

>>続きを読む

グリゴーリ・チュフライ監督作品。
第二次大戦下のソヴィエトの農村。父が戦死、長男も戦争で行方不明の中、次男にも戦争の召集がかかり、母親は息子をもう亡くしたくないと思うが・・・という話。

戦争により…

>>続きを読む
ぴよ

ぴよの感想・評価

5.0
[2019/04/07]
良い。辛い。

[2022/06/12]
2回目。

「戦争が起きること」自体を否定する究極の反戦映画。映画史上最も悲しい映画の一つ。

機会があれば是非観ていただきたい。
>|

あなたにおすすめの記事