プリズナーの作品情報・感想・評価

「プリズナー」に投稿された感想・評価

santasan

santasanの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

運命が交差し悲しい出来事が起きてしまうが、事を起こしたときには周りの状況もその後どうなるかも他人の運命も考えている訳ではない。迷いは一瞬、でもその判断が間違っていれば結果は重大…である。なにごとも。「あなたを許す」と言われても戸惑いしかないだろう。
辛く見るのが苦痛な映画ではあるが、重くのしかかるテーマをしっかり描いています。
他の人のレビューでもあるように、ラストのテロップをみると冷めます。
表現方法の問題だけに、残念。
1時間半位なので観やすい。
キービジュアルからしてサスペンスかな?と思いますが、この映画でメインなのは事件の真相などではなく、修復的司法により加害者の男と被害者の女が再び対面して話し合い、互いにケジメをつける事です。
本編は事件に至るまでの2人の過去の場面と事件によって狂わされた2人の現在の場面が交互に入れ替わってストーリーが進んで行きます。
男性の過去はともかくとして個人的に女性の過去に関しては日常に近いのでリアル感を感じる事が出来ました。
修復的司法云々関係なくある日突然事件に巻き込まれるという事実がどんなものか2人の男女の事件に至るまでが描かれているのでリアルに感じる事が出来ました。そこが私の中でこの映画で面白かった所です!
でも男性(ジェレミー・レナー)の死刑囚という設定はこの作品が伝えたい事の邪魔にしかならないのでは、と思います……
そして最後の修復的司法の説明で一気に冷めました。まるで修復的司法推進のための教育映画の様な印象になってしまい映画としての芸術的魅力に欠ける気がします。
本映画のプロットは、死刑囚の男ソール(ジェレミー・レナー)と被害者遺族である女性アナ(ミニー・ドライヴァー)の2人の現在と過去を交錯させながら事件が、起きるまでの経緯を描いている。

修復的司法をテーマにした映画で、ジャンルは一応サスペンスだが、どちらかというとドラマ映画か。

修復的司法については、映画の最後にも説明がるが、要は加害者・被害者を直接会わせることで、加害者に罪を直視させるという取り組みのこと。

ミニー・ドライヴァーとジェレミー・レナーの味のある演技で、退屈な展開ながらも非常に引き込まれるが、最後のナレーションで一気に冷めてしまう。

修復的司法をテーマにしているのであれば、死刑囚じゃない方が伝わりやすいし、ナレーションがなくても伝わるような構成にしたら とても良い映画に仕上がっていたかもしれない残念さのある、取り扱っているテーマはおもしろいが、伝え方がイマイチな映画だった。
hoshipee

hoshipeeの感想・評価

2.5
加害者、被告者ともに同情できる映画でした。
Ken3

Ken3の感想・評価

2.9
最後のテロップでしらけちゃったなー。
修復的司法?加害者に被害者を合わせる事で、反省を促し再犯率を下げる?んなアホな。

弁解の余地はないし、情けをかける必要もない、死刑当然の本当の悪党。

本当はそんなに悪い人間じゃないんじゃないか…多少なり死刑囚に感情移入してしまうような内容は「デッドマン・ウォーキング」と似てる。

死刑執行で終わる映画の後味の悪さ。
頭が痛くなる。
映画で伝えたいことがあまり伝わってこなかった。俳優2人ともすごく演技派なので、悔しいなぁ〜
ジェレミー良きね。
凄く好き嫌いが分かれる映画だと思う。過去と現在をいったり来たりしながら進んでいく話はとても淡々としていて、盛り上がりがあるわけではなく、むしろどんどん悪い方へと転がっていく。この作品は物語として描かれていると言うよりも、映画を通して社会に訴えるため描かれた映画と言うイメージで、恐らく大半の人にとってこの映画は退屈な映画なのではないだろうか。

ただ私は、静かに不幸へ沈んでいく主人公たちに、あと少しで割れて崩れてしまうガラス細工のような、悲しくて痛々しい美しさを感じた。ソールの悲痛な「Stay there」の声が耳を離れない。
のん

のんの感想・評価

2.0

「修復的司法」という聞き慣れない単語に反応。
これをテーマにした映画ということ(&ジェレミー・レナー)で、勉強のつもりで鑑賞。
映画の演出、役者は良かったのだけれど…問題はラストの説明。一気に不満を感じてしまった。



修復的司法を伝えようとして、なんで死刑囚の設定を選択したんだ?
伝えたいのなら、もっと分かりやすい表現あっただろうに。
被害者を加害者に合わせることで再犯罪・再収監率の低下に繋がったっていう、一種の啓蒙的映画でもある。

淡々と進む感じが、90分なのに長く感じたし、
無理やりというか、ひねりがないというか、、
面白くはなかった。