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『ウィ・キャント・ゴー・ホーム・アゲイン』に投稿された感想・評価

実はニコラス・レイって監督の作品を意識して初めて見たのがこの作品(理由なき反抗は一応見てたけど同じ監督とは知らなかった)で、中々他では見られない作りが面白かった。

というか面白かったのは基本一つの画面に複数の映像が展開される点だったのだけど、強面のニコラス・レイが学生たちが変な映画を撮っている様子も非凡なものがあり印象深かった。(泣きながら髭を剃る男とか)

というかこの常軌を逸した作品が実質的な初体験だったから、ニコラス・レイってのはゴダールみたくもっと特殊な作品を撮る人物なのかと思ったが、色々見たらテーマは変わっているものの映像表現は職人的でガッカリした記憶がある。
Juzo
4.4
ニコラス・レイは、ハリウッド黄金期の成功者として『理由なき反抗』を生み出し、若者の苦悩と孤独を描いた。しかし、『We Can’t Go Home Again』で描かれるのは、若者を見つめるかつて若者だった者の孤独。
もう自分には帰るべき場所がない。
若者の中にいても、同じ目線ではいられない。
それでも、何かを伝えたくて、教えたくて、彼らと何かを創るしかなかった。
この映画は、そうした断絶と連帯のあいだで揺れる老映画作家の魂の記録だと思う。
映像は不安定で、画面は何重にも分割され、社会的事件や即興の会話、政治的な記号が溶け合う。ナムジュン・パイクのビデオアートを思わせるようなマルチスクリーンの乱反射が、時代のノイズをそのまま観客にぶつけてくる。
ただしナムジュン・パイクの作品がテクノロジーやメディア文化に対する遊び心と批評性に満ちているのに対して、
ニコラス・レイのこの映画には、もっと個人的で痛切な「叫び」がある。
創作で自分をつなぎとめようとする、老いた作家の祈りのようなものだ。
タイトルが語るように、「もう戻れない」。
ニコラス・レイはハリウッドに戻れず、青春にも戻れず、完成された映画にも戻れない。だがその中で、彼は「戻れない場所」にこだわり続け、カメラを回す。
その姿勢が、この不完全で雑多な映画に、ある種の誠実さと痛々しい美しさを与えている。
停滞
3.5
ニコラス・レイの映画の授業っていうから見て見たが、映像は体験するしかないんだ!ってね。はぁ、まぁそうだろうけど。一つの画面の中に四つくらいの画面がクロスディゾルブしながら映るのは、複数という点でナム・ジュン・パイクっぽいなぁと思ったが他はわからん。口の動きとセリフの音声が合ってないのはなんなんだ。それぞれのシーンで緊迫感があったりもしたが全体としてはう〜ん。

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