正しい方向の作品情報・感想・評価

正しい方向1981年製作の映画)

The Right Way/Der Rechte Weg

製作国:

上映時間:55分

3.5

「正しい方向」に投稿された感想・評価

自然におけるパンダ?とネズミ?。(でも前の短編とは別個体らしい)

話としては前作よりわかりやすいものとなっているけど、それでもよく考えたら理解し難いものとなっていた点は色んな意味で流石。

あとこの作品でも普通なら死ぬ場面でも着ぐるみで撮り遂げている箇所が多くて、そこも独特で面白かった。

でも暗い場所での会話や立場の逆転が起こる場面ではどっちが喋っているのかわからないことがあって玉に瑕。
日継

日継の感想・評価

3.9
かわいい、かわいいね

事象そのもののパワーがとても強いのである。
しかし、次第に意味や条理を与え始める。
事象から先の秩序にあるのか?2人(2匹)の正しい方向は。

そしてここから先は…
フィッシュリ&ヴァイスの第2作、パンダミーツねずみ自然編。『ゆずれない事』よりも好き。ブタを食って喧嘩するくだりがシンプルながらも滅法面白い。
パンダとネズミ 山で踊る

スイスの大自然と戯れ、芸術であり、おふざけであり、キノコでもある。
パンダとネズミの洗練された不可思議な思想と野生的な行動の振り幅がおかしい。監督二人の鼻歌交じりの遊び心と、着ぐるみ二匹のバイブレーションに共鳴す。
ペットの山羊と隠遁生活を送っていたネズミがパンダと出会い、意気投合。バテたパンダを引き摺って歩く…。
普通に考えたら、この時点で訳がわからんのだが滅茶苦茶面白い。
ふざけた着ぐるみコンビは、やがて神話になる。
授業で鑑賞。

壮大な自然と着ぐるみのギャップがあべこべで、コミカルで一見バカっぽく見えるけど、色々と考えさせられたような気がする。自然と着ぐるみと動物以外、他に何も出てこないため、抽象的で普遍的な話のように思えた。

作品の中で彼らは動物(パンダとネズミ)の格好をしているけど、その振る舞いや考え方は人間そのもの。道具を作るし、火をおこす。動物も結局食べちゃったりする。洞窟のシーンでは、生物の起源みたいな話をしている。喧嘩や衝突を繰り返した後、結局二人(二匹)は供に旅する事を選んでいる。結局一人(一匹)では生きて行けない、他者と供に生きて行く事を選ぶ。人間の誕生の神話とも被る気がした。

世界中に音を響かせるラストシーンは、新しい世界の創造を匂わせる、象徴的なシーンだったように思う。

って感じの解釈をしたけど…基本的によくわからない、変な映画でした。笑