なかなか快調な成瀬メロドラマ。オープニングは阿部正三郎と結城一朗のスリ騒動。細かいカット割りのアクションが心地よい。この後ハリウッドから一時帰国した岡田嘉子が登場して大メロドラマが始まる。会社をコカ…
>>続きを読む親子の絆と圧倒的な財力の対立が描かれる母子メロドラマ。まだ前衛的なカットが随所に谺しているのだが、あれだけズームを頻用すれば強度が落ちるのは必然でしょう。
首を振る挙動と赤べこ(?)のマッチカットと…
ドリーイン多すぎてややくどいが、冒頭から怒涛のような映画技法のオンパレードに、これ31年の日本映画か、、とビビらされる。中盤の階段を降りる真砂子の場面のフォーカスをズラすところも秀逸だった。
この…
初期成瀬、親子の愛の話が多くて良いね。しかし轢かれる率の高さよ。叫ぶセリフのタイトルカードの出し方のトゲトゲ吹き出し感。唐突の「破産──」には笑ってしまった。
ドリーの多用は成瀬スタイルだがち…
柳川春葉の原作を、野田高梧が脚色した成瀬巳喜男監督作品。実の娘を捨てて行方をくらました母親が、わが子を引き取りに現れる。娘を攫うが、実母になつかない娘。逃げ出して事故に巻き込まれる娘。後悔する母親に…
>>続きを読むミニチュアの食卓に食器、まな板に包丁のままごとセットもかわいいし、お母さまの編みかけの柄も素敵だし、転がる毛糸素晴らしい。お人形に張子の虎。散りばめられた子ども小道具に目がいく。大人が子を振り回して…
>>続きを読む原作未読なのでわからないけど脚色が嫌い。
現代の感覚からすると実母と祖母の立場をあんな風に仕立て上げる意味がわからない。
カット割は多少割りすぎ?と思いつつもすごく効率的でリズムが良く60分切って…
ガチ胸糞悪いストーリーで、今の倫理観でみるとただただ子ども可哀想!となるけれど、戦争で色んな不具合があった時代。仕方ないね。
あいててて〜からの赤べことか、ものつなぎの斬新さに驚く。今の映画はお行儀…
母対母という構図で分かりやすい良き母悪い母といい図式にならず、子供が残酷すぎてどっちかというと岡田嘉子の方が可哀想になってくる。ていうか一番腹立つのばあちゃん。大体こいつのせい。
ズームが多いものの…
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