ジト目、逸らし目、上目遣い。自分を見る時だけ真っ直ぐな瞳。目線で物事を訴えかけるところは松竹に引き継がれた。環境が運命を強いるせいで、常に他者との比較でしか自己を規定できない。靴がボロボロになって壊…
>>続きを読むど鬱、全て貧困が悪い。仕事をしない父の代わりに100均的な店で働き一家の生計を支える娘。靴はボロボロ、欲しい靴は2.5ドル、給与は5ドル、母に渡し3ドルくれと言っても、母は生活できんかったらしゃーな…
>>続きを読む靴を介して語られる貧困描写の数々。
父親から「金入ったら靴買ってやんよ!」と心にもない励ましをもらった直後の、フィルムの傷と一致するようにメリー・マクラレンが画面から消えるのだが、これが特撮みたいで…
高校時代に裏原に通っていた世代なので欲しい服が一生手に入らない…と絶望したのを思い出したがそんな私のあまっちゃろさを吹き飛ばす負の螺旋。女性が陰で泣く演出に死ぬほど弱いため観るのがしんどすぎた…それ…
>>続きを読むボロ靴に特化した恐ろしく具体的な貧困描写が切実すぎる。狙い澄ました足元のアップが素晴らしい。“Poverty”と書かれた大きな手が襲い来る悪夢シーンには、『まんが道』で“生活”の文字に押し潰される満…
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