襲われる女教師の作品情報・感想・評価

襲われる女教師1983年製作の映画)

製作国:

上映時間:68分

3.1

「襲われる女教師」に投稿された感想・評価

過去のレイプ被害の衝撃を抱えている女性教諭(風祭ゆき)が、男性の性的欲情をまっすぐに受け止められない性癖により、特殊な性生活を送らざるを得なくなってしまう。屈折した性意識の中で、飄々と世渡りする女性の姿を追っているロマンポルノ。

本作の主人公は、教諭になる以前のレイプ被害とその余波を抱えたままで生活を続けている人間。異性を欲して、セックスもするのだけど、心が満たされることはない。さらに「自宅に一晩泊めた男とは一緒になれない」という奇妙なプライドを持っているため、男たちから怒りと反感を買ってしまう。

真っ暗な部屋の中、ベッド上に間接照明をあてているような、セックス・シーンの映像美が印象に残る。風祭ゆきの女体の起伏がぼんやりと浮き上がり、もはやアートの領域に達している。

主人公の「心の浄化」を描いたものではないため、これでいいのだろうかという困惑が浮かんでしまうが、特殊きわまりない境遇にいる女性の「let it go」(流れに沿って突き進むしかない!)を描いたものという観点では、ロマンポルノの王道とすることができる。