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大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院の作品紹介

大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院のあらすじ

中世からの石造りの聖堂、回廊─ 。冬から春へ、ゆるやかにめぐる季節、くり かえされる祈りと務め、修道士たちの澄んだまなざし、空のうつろう青の色、雲、 ふりしきる雪、火、窓辺の明かり─ この世の喧騒からとおく離れ、まったく異なる 時間が流れてゆく。中世から朗唱されてきた聖歌のように。質朴な家具にさしこ む日の光、訪れる人と去りゆく人、生と死、闇と影、ろうそくの灯、星々、月、太陽、 風にゆれる木々、氷、水滴、水紋、清冽な川の流れ、かたい土を耕し、芽吹く 緑、はじけるように咲くクロッカス、日のぬくもり、労働と休息、聖なる言葉、鐘の音、 はるかなる山々─ 。この作品は修道院を撮影したというよりむしろ、映像が修 道院そのものとなったと言える。 今日の社会のように、かたちや結果に価値をおくのではなく、内なる精神に意味 を求める日々、この沈黙にみちた、深い瞑想のような映画には、進歩、発展、テクノ ロジーのもとで、道を見失った現代社会に対する痛烈な批判と、今日の物質文 明を原点から見直そうとする思いが根底にある。森羅万象、瞬間がこの上なく尊 く、観る者はこの2時間49分をとおして、かけがえのない経験をすることだろう。

大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院の監督

原題
Die Grosse Stille
製作年
2005年
製作国
フランススイスドイツ
上映時間
169分

『大いなる沈黙へ ーグランド・シャルトルーズ修道院』に投稿された感想・評価

ちろる

ちろるの感想・評価

3.9
音楽も、ナレーションも一切なし。
ただ静かに歴史を積み重ねた重みのある営みを見つめるだけの169分
これまで内部が明かされたことはなかったベールに包まれたフランスアルプス山脈に建つ伝説的な修道院。
1984年に撮影を申請して以来実に16年の年月を経て撮影許可をもらったその事実と重みをなんとか体感したい!
その一心で時間作りました。
スクリーンで観たらきっとさらに没入感すごいんでしょう。
グランド・シャルトルーズ修道院(この映画を観るまで存在すら知らなかった)の世俗と遮断された彼らの日々の営みは、生まれてこのかたありとあらゆるテクノロジーの恩恵を受け続けている私にとってはとんでもないカルチャーショックの連続。
私は基本ナレーションや音楽のないドキュメンタリー映画は苦手だが、これにおいてはこの形しか有り得ないし、この無駄な編集や演出の中、長さにこそ意味があるのだと思い知らされる。
生涯を己と神の対話のみに捧げて、静けさの中に悟りを見出す。
床をほうきで履き、食べる分だけの野菜を田畑で耕し、寒い冬には火を焚く彼らのその姿は、生活ではなく深い瞑想の最中のような行為のように思え、更にはこれらの映像に没入するほどに観る側も同じく瞑想をしているような感覚に陥る。
中世から続く石造りの聖堂
真っ白に降り積もる雪
春夏秋冬さまざまな色合いを見せるアルプスの自然
現代社会に生きた私たちがすっかりと忘れてしまった森羅万象がここにはしっかりと感じられる。
無駄な演出も、計算したカメラワークでもないにもかかわらず、どのシーンも絵画のように美しく、秋の夜更にぼんやりと鑑賞するのにもおすすめ。
一度もウトウトしなかったと言えば嘘になるが、だんだんとこの静けさが快感になり、見ているだけで少しだけ心が清らかになってくるような感覚に陥る究極のスローライフドキュメンタリー。

因みに学生時代、海外の修道院まで研修に行ったことあるのと、日本一厳しい永平寺に一日修行で泊まりに行ったこともあるけど、それらと比べ物にならないくらいのスローライフでした。
Poniha

Ponihaの感想・評価

4.1
フランスアルプス山脈に建つグランド・シャルトルーズ修道院、カトリックの中でも特に厳しい戒律で知られる伝説の修道院に 世界で初めてカメラが入り、修道士たちの祈りに捧げる日常を映しだすドキュメンタリーです。

一切の音楽なし、ナレーションなし、照明なしで撮影された映像から聞こえるのは、山の自然の音、鐘の音、修道士たちがミサで歌う聖歌、木の床を歩く音、薪ストーブで薪が燃える音。。

清貧に生き、沈黙の中で神と対話している彼らは、俗世間で生きる私にとって遠い存在だし、あんな生活は出来ないなあと思いつつ、なぜかすごくうらやましいと思ってしまうのでした。。


予告編字幕から
1984年、 監督が修道院の撮影を申請
「まだ早い」と断られる
16年後、 「準備が整った」と連絡がくる
条件: 音楽なし、ナレーションなし、照明なし、
中に入れるのは監督のみ
準備に2年、 撮影に1年、 編集に2年
構想から21年、映画が完成する



主の前で大風が起こり 山を裂き、 岩を砕いたが
主はおられなかった
風の後地震が起こったが
主はおられなかった
地震の後火が起こったが
主はおられなかった

火の後静かなやさしい さざめきがあった

(列王記上 19章11節-12節)
RIO

RIOの感想・評価

4.0
マックス・ピカートの本を読み返す
内なる聖域へ深く深く
終わりの始まりの共存するところ

明かりのない暗闇が命の揺らぎを語りかけてくる
白い壁からは隔絶された静けさ
こちらから語りかけるのを聞いているかのように

冷たいロウソクの灯りが励ましを与え
温かい雪が孤独を感じさせる

非日常のなかにいる非日常性の厳しさ
自分みたいな人間はすぐに非日常へ行ける
ことは不可能ではないと思うけど
継続することはきっと無理
非日常性に限りないものを感じ続ける厳しさ

ただ詩のみが真理へと到る道
白い静寂
神様への道はないのかも
魂の自由に生きる修道士たちの毎日

虚しき言葉
全てを待つのは空虚

カトリック教会のカルトジオ会
グランド・シャルトルーズの屋根と
アルプス山脈の間を雲が流れる


……マックス・ピカート「沈黙の世界」
アレクシス・カレル「人間~この未知なるもの」

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