郊遊 ピクニックを配信している動画配信サービス

『郊遊 ピクニック』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

郊遊 ピクニック
動画配信は2025年7月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

郊遊 ピクニックが配信されているサービス一覧

郊遊 ピクニックが配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM
TSUTAYA DISCAS

郊遊 ピクニックの作品紹介

郊遊 ピクニックのあらすじ

幼い息子と娘を育てている父親。水道も電気もない空き家に、マットレスを敷いて眠る3人。父親は不動産広告の看板を掲げて路上に立ち続ける“人間立て看板”の仕事でわずかな金を稼いでいる・・。

郊遊 ピクニックの監督

ツァイ・ミンリャン

原題
郊遊 Stray Dogs
製作年
2013年
製作国
台湾フランス
上映時間
138分

『郊遊 ピクニック』に投稿された感想・評価

菩薩
4.5
食うと寝ると出すのバランスを崩すと、人間は結構簡単に壊れるという事をこの監督はきっと知っている。かつて一人で店に立たなければならない仕事に従事した事がある。一人なのだから例え尿意を催しても、便意を催しても、自分のタイミングではそれを排出しに行けないなんて事はしばしば、食うに関してもゆっくり食事を摂るなんて事は出来ず、手に出来る食物も近くのコンビニでそれらしき物を、確実に毎日飽き飽きしながら、そんなストレスに脅かされて行った自らの身体は、簡単にバランス感覚を失い、本来は回復の儀式であるべき睡眠は、ある日を境に完全なる試練へ姿を変えて行った。自分の体内がどんどん黴ていくのが分かる、初めは白く、彼らを守る為の物だったあの壁の様に。黴ていく人間が住み着いた、黴ていく家の集合体である、黴ていく社会で滞った、本来は循環の果てに処理されるべき物(者)達、増えすぎた生物は本来共喰いを始めその数を自然に減少させていくべきなのだろうが、人間が生み出した「倫理」というまやかしはそれにストップをかけ、違う形での共喰いへと人類を導いた。いくら都市を築こうとそれはつまるところ自然の一部に過ぎない、需要と供給のバランスを欠けば余剰が生まれ、それは放棄されていく。ハッピーバースデー、キャベツ、一皮剥いた所で綺麗にはなれない人間、だがその芯の部分が一番の甘みを有する、あの野良犬達の様に仮初めの宿に留まりながら現代社会を漂い、社会に餌付けをされながら、ただ「試食」として消費されていく姿が今日も都市の片隅をさすらう。彼らが発する強烈な臭いを無視し続けて良いものか、この「消費(観たい)」と「生産(作りたい)」のバランスを著しく欠いた名ばかり引退作に込めた願いでありメッセージは、そんな所にある気がする。
食べることとか食べさせることがツァイミンリャンの映画ではよく出てくる気がしてキャベツという代替的なものを食べるという代替的な行為の対象として消費することがその意味以上に単純にリーカンションらしさみたいな良さ。何かが起こることへの期待と何かが起きたことを発見できた喜びがある。
4.6
【自慰】

鬼才・ツァイ・ミンリャン自身の作家的限界によりこれを機に引退する事を決意した捨て身の作品。世界的な不況をバックボーンにした貧困一家の流浪の旅を描いた、オデュッセイアとも取れる内容。

主演のリー・カンションのキャベツを丸齧りするシーンが白眉で、ラストの超絶長回しがあまりに焦ったくそこまでやらなくても…といったある種の拒絶反応が出てくる。20分も固定長回しではさすがにウトウト眠くなってくる。

タイのアピチャッポン・ウィーラセタクンに引き継がれる抽象表現と東南アジア的なしつこい映像感覚がミンリャンの中でマグマのように湧き出て絶対映画的なレベルに到達した前衛映画とも思える作品。現在の韓国映画とは正反対のアプローチという点もまた、特筆すべき。自閉症の人なら楽しる事請け合い。

『郊遊 ピクニック』に似ている作品

楽日

製作国:

上映時間:

82分

ジャンル:

3.9

あらすじ

閉館の日を迎えた古い映画館では『血闘竜門の宿』(67)が上映されていた。主演しているミャオ・ティエンとシー・チュンの姿もまばらな客席に見える。受付係の女の思慕は、映写技師の男に届かない…。…

>>続きを読む

青春神話

製作国:

上映時間:

106分
4.0

あらすじ

夜の台北を舞台に、刹那的に生きる若者たちを描いた青春群像劇。街で見かけたリー・カンションを主人公の予備校生に起用し、映画史に残るコラボレーションの始まりとなった長編デビュー作。東京国際映画…

>>続きを読む