桃尻娘 ラブアタックの作品情報・感想・評価

「桃尻娘 ラブアタック」に投稿された感想・評価

てぃだ

てぃだの感想・評価

3.4
「女子高生の妊娠」ってのは昔も今もキャッチーなテーマだったんだなぁ(いろんな意味で)。妊娠の堕胎費用を稼ぐためJKがキャバで働くという言葉にするとどうしようもなく悲惨な話なのに全く悲壮感がない。むしろ前作よりもだいぶコメディ寄りになっててロマンポルノとは思えないぐらい普通に真面目(もちろんエロもあるけど)だと思った。「妊娠できる身体であるってことは女であり母でもあるってことじゃない?あたしはそんな中途半端な生き方は嫌なの。だから不妊治療をしたの」とかのたまうドヌーヴさんがかっこよすぎだ。あと竹田かほり、かわいすぎ。谷ナオミとか宮下順子とか美保純とかこのジャンルから色々出てきたけど明らかにダントツで一番かわいい。そしていつの間にかロマンポルノ鑑賞数50本になってた。これでもまだ20分の1とかすごいな一体どんだけ量産してた時代なんだ。
妊娠した友人(亜湖)の中絶費用を工面すべく、親友の女子高生(竹田かほり)が一肌脱ぐ。凸凹女子高生コンビの粉骨砕身を描いている、コメディ路線のロマンポルノ。橋本治の青春小説を映像化したシリーズ第2弾だが、作品としては独立している。

ロードムービーだった前作に対し、本作はミニマムな艶笑劇になっている。本能と自我が分裂したかのような主人公コンビがとても魅力的に描写されており、何よりも亜湖のドラッギーな役者力を堪能するには十分な内容といえる。

しかしながら、他の生徒がいる室内で、妊娠だとか堕胎だとか、すごい内容の会話をしているのに、周囲が無反応なのは、さすがに違和感あり。この「周りの人々がカキワリになってしまう現象」は、今現在の作品にも通じる問題点といえるだろう。

前作にあった十代の青臭さがだいぶ消えており、割りとスタンダードなコメディに成り変わっている。しかし、ピンサロ嬢役の原悦子を含め、女優の魅力がきちんと伝わってくるし、前作に引き続き登場するゲイ少年(高橋淳)とその父親(小松方正)のシークエンスもまた、しっかりと笑わせられる。
泣いてくれるなおっかさんの橋本治原作を映画化。竹田かほりが可愛かった。登場人物全員が私立大学に入学した時代。