メルボルンの作品情報・感想・評価

「メルボルン」に投稿された感想・評価

監督の実体験から着想を得た(本人談)だけあった妙に生々しい
アリサ

アリサの感想・評価

4.4
どうしてこれが日本配給決まらなかったの…!『別離』の男の人も出てる面白すぎるイラン映画。
さあ今からメルボルンに引越すぞという夫婦のもとに、予期せぬ来客が現れ続け、とんでもないことになる話。部屋の中から全く登場人物は出ないのに、凄まじいスリルと緊迫感を感じさせる脚本力。こんなにも手に汗握る作品はなかなかない。これで低予算なのがすごい
Kanji

Kanjiの感想・評価

5.0
イランのサスペンス。
引っ越しのための荷造りで忙しいアパートの一室を舞台に、ひと組の若い夫婦が遭遇するひとつの事件がテンポ良く描かれている。
夫婦が何かをした訳でもないのに次々と困難が舞い込んでくる、受動的なサスペンス感に終始ハラハラしながら観れた。
モヤモヤ感の残るラストは賛否両論かもしれないけれど、あれ以外のラストは考えられないほど心に残る。

イランの国の背景とかを少しでも知ってたら更に楽しめる。
低予算ながらも練り上げられた脚本が素晴らしいから、こんな作品が作れるんだろうな。
配給が付けば絶対にもう一度観たい作品。
Tiara

Tiaraの感想・評価

5.0
人の心情の緩いところを巧く突く
フワッと流れの想定を裏切る転換
観終わってモヤモヤと残る
数個のメタファも観る側の楽しみを擽る
イラン映画は考えるより先に肌に沁みる
チィ

チィの感想・評価

4.2
TIFFにて。『メルボルン』前情報無しで見たけど、面白かった。昨年『ルールを曲げろ』のベーナム・ベーザディ監督の話を聞いてたからイラン映画をみることを楽しみにしてたり。
びBURN★

びBURN★の感想・評価

3.5
東京国際映画祭にて鑑賞。
初のイラン映画だったけど、サスペンスでストーリーは面白かった。ただもうちょっと展開があってもよかったかな。おしい感じでした。
ほぼ一室を舞台に物語が進んでいく。どんなに低予算でも脚本良ければ良質なものを作れることを証明した作品。これが初の長編映画とは、イラン恐るべし…
感想としては、凄まじく苛々したの一言に尽きる。あの鳴り響く通知音…。そういえば、現実で隣の中国人が上映中にシャッターを切りまくっていて笑えるほど苛々したな笑
だから映画館というだいたい静かにするべき場所で観ることにこの作品は適していた気がする。劇場上映の新たな可能性かもしれない…
見ている最中、夢オチを期待しました なんだか笑えないコントを見ているという感覚で不思議な映画体験でした。
2014.10.25
東京国際映画祭@六本木

イランの映画はキアロスタミ監督しか知らないけども…でもやっぱりこの情緒ある雰囲気は好き。

夫婦でこれから明るい未来を見据え海外へ3年間の留学だ!!というところで予定外のハプニングが起き、2人は絶望の底へ。
終始部屋から出ない密室劇なんだけど、やたら携帯が鳴るわ人が訪ねてくるわで間を保たせようという必死さが伝わってくる。
無理してあの長さにしなくても、短編でも十分面白かったと思う。
奥さんももっとああすればいいのに!とか解決策が色々浮かんで来ちゃってそこまで詰んでる状況とは思えなかったなー。
惜しい、惜しい。

映画祭では監督のQAもあって、やっぱりどんな映画にも作り手が存在するんだよなぁと(当たり前だけど)再確認。映画を作ってもらった感謝の気持ちを忘れずに鑑賞したいね。

このレビューはネタバレを含みます

東京国際映画祭にて。
アスガー・ファルハディ監督の「別離」オマージュ、あるいはアナザーな印象。
携帯電話や呼鈴がひっきりなしに鳴り、心情的に追い込まれる夫妻。
流れの腰を折るツールをすべて上手く作用させているのが凄い。

嘘が嘘を呼び、推測(願望)というモヤが次第にくっきりしていくどん詰まり感。
息もつかせぬ展開に、舞台が家の中だけという事を忘れてしまう。
ラストシーンも素晴らしいです。想像以上に面白かった!

QAにて。
音を出して赤ちゃんが目覚めたという監督の体験を元に作られたという。
イランではファルハディ監督は有名らしく、影響を受けたファルハディチルドレンが多いらしい。
この系統は好物なので、ガンガン量産して欲しいところ。
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