強姦により逮捕された男が出所後、同じ女とソープで再会するお話
瀬々敬久監督は『楽園』しか観たことがなく近年の商業主義映画のイメージしかなかったため冒頭の強姦から始まるオープニングからあまりにも完璧…
瀬々監督はセックスが撮りたいのではなく、セックス「とその風景」が撮りたいのだと思う。冷涼な照明のソープ浴室と狭いアパートで密着したものとでは、受ける印象がかなり違う。明確に区別して演出されたように受…
>>続きを読むひたすら暗い。
終始陰鬱な画と展開で、ラブシーンでさえも冷たく、悲哀に満ちている。
芸術性が強く、文学的。
90年代邦画特有の不穏さと湿っぽさを感じた。
出てくる女性たちに対して、ビジュアル的…
低体温な作品だった。性と暴力の本編の中に元気そうな場面なんてあんまないし、主人公のイクオも肝心なソープの場面の表情だって悦楽なんて欠片も感じない。
救済を求めて人肌に触れて熱をもらっても、泡を身体に…