プリズン・エクスペリメントの作品情報・感想・評価

プリズン・エクスペリメント2015年製作の映画)

The Stanford Prison Experiment

上映日:2017年07月19日

製作国:

上映時間:122分

3.1

あらすじ

1971年8月―。スタンフォード大学心理学部のジンバルドー教授(ビリー・クラダップ)は、夏休みの校舎を利用してとある実験を始めた。被験者として募集された男子学生を9名の看守と9名の囚人グループに分け刑務所生活を再現し、“役割”が、人にどう影響するかを調べるというものだった。看守は囚人に暴力を振るわないことなどいくつかの条件の下、実験は始まった。囚人番号8612となったダニエル(エズラ・ミラー)は…

1971年8月―。スタンフォード大学心理学部のジンバルドー教授(ビリー・クラダップ)は、夏休みの校舎を利用してとある実験を始めた。被験者として募集された男子学生を9名の看守と9名の囚人グループに分け刑務所生活を再現し、“役割”が、人にどう影響するかを調べるというものだった。看守は囚人に暴力を振るわないことなどいくつかの条件の下、実験は始まった。囚人番号8612となったダニエル(エズラ・ミラー)は、刑務所に収監されるが反抗的な態度から屈辱的な命令がエスカレートし、遂には暴力にまで発展する。しかし、監視カメラで様子をみているジンバルドー教授はスタッフの制止もきかず実験の続行を命令する…。一方、ダニエルはひとり気が狂ったふりをして脱出し、皆を助けに戻ると約束するが…。

「プリズン・エクスペリメント」に投稿された感想・評価

ちろ

ちろの感想・評価

2.0
元々の実験をかなり忠実に再現している。
が、元々の話が胸糞なのでなぁ……といったところ。
人間は3日で変わる。誰しもああなる可能性を秘めている。
わかっていても気分はよくない。
映画好きな人は変によく知っている、スタンフォード大学の擬似刑務所実験の映画化です。
学生バイトをコイントスだけで刑務官と囚人に分ける、という一見雑な選別方が意外と正鵠を得てて怖い。実際に檻の中と外のどちらに立っているかの差は、コインの側面の数ミリほどの隔たりしか無いのではないかと思わされます。どっちに倒れたか、というだけの違いで。
立場の違いを利用し、どこまでも思い上がり囚人達をオモチャの様に弄ぶ刑務官側の心理はまだ想像しやすいとして、徐々に反抗心を削がれ、挙句全く架空の罪状まで受け入れる様になる囚人役側の、底の抜けた下降スパイラル的心理には背筋が凍ります。更に最悪なのは、本来当然フラットであるべき観察者達が、要所要所で囚人役の心を折り、実験が極端な(=望ましい)展開になる様に導いている点です。つまり、司法が正しく行われていない状態、までを含んでの実験として、我々は俯瞰できる構造になっている訳です。なんて腹立たしい面白さなのだ…。
実験が予定の半分も消化せずに切り上げられた事は劇中(恐らく関係諸事情で)、人間の良心に依る美談の様に描写されていますが、実際は単に続行不可能な局面を迎えたからなのではないかな?と邪推します。邪推大好き。
実験初期段階から徹底された個人性の剥奪は、実は刑務官側にも有効に作用している様に見え、アレやコレやあって、今や我々の日常の中に染み込んでいると感じます。何しろ私は昨日食べた物も覚えてないのですから!(←全く別の話)

因みにこの映画、ビジュアルが物凄く好みです!ソリッドな映像で、ショットも的確、人物配置や照明の加減も良い!(語彙が無いので上手い描写とかは出来ません。)ちょっとソダーバーグを思い浮かべましたね。モンドな劇伴も好きだったなー。冒頭2分のタイピング→版下→輪転機の流れはフェチの方はヨダレでカーペットを駄目にするくらいの心地よさです。フィルモを見るともう一本撮ってるみたいなんですけど、誰も観てないみたい…。観たい!!!
なぎさ

なぎさの感想・評価

2.9
期待しすぎてたのであまり楽しめませんでした…
普通の大学生をランダムで囚人と看守にわけて生活させたらどうなるかっていう実験なんですけど、そうなるよね〜…で終わりました、、、
ただ2週間の予定だったのが数日で中止になったのを思うと自分だったらどうなるんだろう…と少し怖かったです。
彼らは夏休み後に学校で会うときどういう気持ちで会うんだろう…
esのリメイクなので次はesを観たいです!
やよい

やよいの感想・評価

2.5
胸クソ「es」のリメイク。

esは見終わった後、なんとも言えない気持ちになったけど、これは終わり方が...呆気なくて、ふーん。でした。

1番意地の悪い看守役ってそういう素質あるんやないの?と思うけど、自分自身が看守役になるとやっぱり「勘違い」して偉そうになる気もする。
囚人役はなった時点で辞退したい…

あ、私も勘違い野郎だわΣ(ノ∀`*)
Hi

Hiの感想・評価

2.5
囚人役の人達に こんな酷いことをしてるのに なぜ誰も止めないんだと思っていても 実際自分が看守役になったら自分の立場を楽しんで同じことをしているかもしれない
自分は絶対こんなことしないと思っていても実際は分からない……
囚人役 博士 さぁどうすると思っていたら ヌルッと終わってしまった
ますみ

ますみの感想・評価

3.1
全然グロいとかじゃないけど見苦しいと思った。後半は話はやく進めよって感じ。
おーじ

おーじの感想・評価

1.5
正直、なんも感じられない実験だった
こんなもんでしょ…っていう

刑務所に限らず程度の違いこそあれ会社や他の組織でも普通に起こりうること…

人によって結果は大きく異なるだろうし、たった一度の実験で何かわかった気でいるなら
そっちの方がヤバいでしょ…

特に際立った衝撃もなく…
実験としても映画としても退屈…
Iri17

Iri17の感想・評価

3.5
大学の授業で鑑賞。

囚人は番号を与えられ、同じ格好させられることで、個性や人間性を剥ぎ取られ、ほとんどの囚人が反抗心や思考力を奪われている。囚人の間に格差を与えることで、囚人同士の間を裂き一致団結して抵抗するのを防いでいる。
看守側は権力と教授からのお墨付きでどんどん動物的になっていくのはナチスやソビエト、日本帝国に酷似しているし、教授たちも看守たちと同じでまともな判断ができなくなっており、刑務所の外でも実験と同じ結果が表れており、大義というものがいかに人を狂わせるのか分かる。

同じ格好をさせ、テンプレートのセリフを言わせるような就活や、丸坊主にして、先輩や監督の言う事が絶対に許されないよう中高運動部も同じ支配構造ではないかと思う。この実験と同じ構造が僕たちの周りにも溢れていると思う。

この肩書きを与えるということの恐ろしさは『わたしは、ダニエル・ブレイク』などでも描かれていたが、ハンナ・アーレントが『全体主義の起源』で主張したように、階級社会から逸脱した、刑務所の囚人や労働できない過度な貧困層は、ヘイトが向けられやすいということが、この実験で証明されてしまっている。

不快度MAXの映画だが、人間の脆さや社会の恐ろしさを表している、今日本に住む我々が観るべき映画だと感じた。
囚人役と看守役にわけて、刑務所の疑似体験をさせるという実際に行われた実験を再現した映画。

よく見たらただの大学の中なのになあ。
実験だと忘れて……の言葉通りにロールプレイする人間がひとり現れただけで、それまで半笑いでへらへらしていた人たちも引き摺られていくという。

一人線を越えたら、良識なんか吹き飛んでしまうものなのかなあ。
今こんな実験したら非難轟々だろうけど、人間のあり方を知るすごい機会だと思いました。
自分はああなりたくないとみんなが思うんだろうな。恐ろしい。
hatak

hatakの感想・評価

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実験してる側も映されているからか、
大学での実験感がこっちの方が出てると感じた。

エズラミラーやらキャストが豪華。
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