プリズン・エクスペリメント(2015年製作の映画)

The Stanford Prison Experiment

上映日:2017年07月19日

製作国:
  • アメリカ
  • / 上映時間:122分
    監督
    カイル・パトリック・アルバレス
    脚本
    ティム・タルボット
    キャスト
    エズラ・ミラー
    オリヴィア・サールビー
    ビリー・クラダップ
    マイケル・アンガラノ
    カラン・マッコーリフ
    モイセス・アリアス
    ジョニー・シモンズ
    タイ・シェリダン
    ネルサン・エリス
    ジェームズ・フレッシュヴィル
    クリス・シェフィールド
    あらすじ
    1971年8月―。スタンフォード大学心理学部のジンバルドー教授(ビリー・クラダップ)は、夏休みの校舎を利用してとある実験を始めた。被験者として募集された男子学生を9名の看守と9名の囚人グループに分け刑務所生活を再現し、“役割”が、人にどう影響するかを調べるというものだった。看守は囚人に暴力を振るわないことなどいくつかの条件の下、実験は始まった。囚人番号8612となったダニエル(エズラ・ミラー)は、刑務所に収監されるが反抗的な態度から屈辱的な命令がエスカレートし、遂には暴力にまで発展する。しかし、監視カメラで様子をみているジンバルドー教授はスタッフの制止もきかず実験の続行を命令する…。一方、ダニエルはひとり気が狂ったふりをして脱出し、皆を助けに戻ると約束するが…。

    「プリズン・エクスペリメント」に投稿された感想・評価

    kirito
    3.6
    【刹那の豹変】

    カリコレで久しぶりにあたりをひいた感動。これはひとしお。
    まあ、スタンフォードの監獄実験をテーマにしてる時点で大体成功してるようなものなのだが。
    同じテーマには『es』や『エクスペリメント』という作品があるが、今作はそれに比べてかなり現実感ある仕上がり。


    囚人と看守役とに分かれて人の思考や行動がどう変わるのかという歴史的実験をした話。
    2週間の予定が、危険すぎてわずか数日で強制終了したというのだから人間の根底に流れる本質がいかに怖いものかわかる。


    本作でこの実験に参加したのは大学生の男子で日給15ドル。
    最初はみんな囚人を希望していたため、教授がコインの裏表で看守役と囚人役をふりわけた。

    面接もしてて、最初は適性もあって平等でらみんな凶暴じゃないわけだ。
    しかし、1日目から看守側の圧政が始まり、日を経つごとにそれがエスカレートしていく。

    最初は実験だと自分たちに言い聞かせているのに、いつのまにか本当の刑務所と化してしまう。

    『es』のような後半のエンタメ生を切り落としてるから、なおリアルで怖い。

    全部レビューしちゃいそうになるので、看守側が囚人に何をやらせたのか、看守がどう豹変していくのかそのあたりはご自分の目でお確かめを。

    『暴力脱獄』の名前がでてきて真似しようとしたり、マックイーンと呼ばれるようになる看守役の演技は必見。


    自分が看守と囚人やるとしたらどっちをやるか?
    囚人はぜったい嫌だから看守かな…

    刑務所の中では個がなくなり、自分が己の中に閉じ込められ消えていく感覚がするという。
    あれだけ番号で呼ばれるようになればそうなるよな。


    2017.2.20
    picaro
    3.7
    映画の感想ということなので、教授へのあれこれは置いておこう。

    途中で新人が入ってきた時、自分もあの空間に飲まれていたことに気づきました。新鮮な空気を吸った気分。

    エズラ目当てだったけど、ちっさいゲイリー・オールドマンが良かったよね。ジョン・ウェイン。
    エズラがカメラに向かって訴える場面が素晴らしかったのでつらかった。

    実験結果がどのように生かされたかが後日談として具体的にわからないので、なんとなく教授の好奇心を満たしただけだったみたいな後味。悪い。
    スタンフォード監獄実験を題材にした映画はこれが三本目らしい。
    『es[エス]』が好きだったので観に行った。

    終始緊張感あって、すげえ見応えあった!
    でもこの映画、esにあったようなエンタメ性やカタルシスは皆無。
    人間の壊れる姿をだだリアルに描いて終わるんです。
    自分はあの囚人から看守への“反逆”が見たかったんだけど、あまりないんす…

    最後に囚人役と並んで看守役にインタビューするシーン、もう嘘でも良いから看守に(大島渚への右フックのような)パンチを一発入れてくれるだけで、自分は成仏できたはず…
    なつ
    4.0
    スタンフォード監獄実験を元にした映画。
    当該実験モデルの映画は本作で3本目。
    ドイツの『es』の方が映画(エンタメ)っぽかった。
    本作はドキュメンタリーを観ているよう。
    この実験を、別室で教授や助手達が映像越しに眺めているのだが…。
    そう、観客の私は、助手のような心持ちで観てしまう。
    それは、『es』には無かったように思う。
    話の展開がわかっている私が、映画の世界に引き込まれたので完成度は高かったのだと思う。
    『権力』って、持たせたらダメな人に持たせたら、ああなるのかな。

    こんな実験を嬉々としてやっている教授が一番のクレイジー。
    (カリコレより)
    takywalker
    3.7
    完全にエズラ・ミラー目当てで観に行ったら、ちょっとがっかりする映画だった。
    実在する事件という事で、宣伝にかなり煽られて観に行ったが、どうやら期待値が高まりすぎていて、そこまでの衝撃は受けなかった。
    フィクションを越えるノンフィクションでは無かったかな。

    しかし、この実験、心理実験としてはかなり面白いものだし、この実験結果を基にどのような理論構築なりの学術研究が行われたのかに興味が湧いた。

    と思ってしまう自分はマッドサイエンティストなのだろうか。
    nagisa
    3.6
    『カリコレ』th-1
    ruu
    4.3
    地獄のような2時間。
    小さく暗い映画館の中で大きなスクリーンに映し出されたこの映画に気持ちは完全に囚人員の一員。

    最初の方は看守員はおろか囚人員も笑ったりしているけれど1日目が過ぎ去る前にして囚人員は緊張感と恐怖で襲われて従うしかないという雰囲気に一瞬にして変わるのが本当に怖かった。何より俳優陣の皆さんの演技が圧巻でリアリティーがすごい

    最終日のシーンまでいくと観ているだけなのに本当に追い詰められるし最初の方には「もっと反抗すればいいのに」なんて思ってたけどそんなこと一切思わなくなってた

    自分はこうなるかななんて予想したりしたけど、実際にこの場にたったら、囚人役だったら、看守役だったら、自分がどうなるかなんて分からないし出来ればわかりたくもないなと思うほど人間って怖いなと思う

    この実験を元にした映画は多いけれどこの作品が1番忠実に再現されている。というのを事前に言われていたため見ている最中に本当に恐ろしくなった

    ほかの人にオススメはするけど自分は当分見なくていいなと思う。けれど見てよかったと思う作品。
    praline
    -
    カリコレ2017。
    Ryoji
    2.0
    ドイツ映画「es」のリメイクやね。人間てのは恐ろしい生き物ですな。
    Aya
    1.5
    Awful thing to do as a human being