大学院で哲学を学ぶ平凡な学生、珠は、ゲームデザイナーの恋人、卓也と同棲している。 珠は担当教授である篠原のもと、修士論文の準備を進めていた。「なぜ人間は存在するのか、何のために生きるのか。これまで学んだ哲学書や研究の解釈も腑に落ちなくて……」と悩む珠に、篠原教授は「それを考えるのが哲学です」と伝えながらも、無作為に選んだひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する“哲学的尾行”の実践を持ちかける…
大学院で哲学を学ぶ平凡な学生、珠は、ゲームデザイナーの恋人、卓也と同棲している。 珠は担当教授である篠原のもと、修士論文の準備を進めていた。「なぜ人間は存在するのか、何のために生きるのか。これまで学んだ哲学書や研究の解釈も腑に落ちなくて……」と悩む珠に、篠原教授は「それを考えるのが哲学です」と伝えながらも、無作為に選んだひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する“哲学的尾行”の実践を持ちかける。 理由なき尾行に対して迷いを感じた珠が参考資料を探しに向かった書店で偶然見かけたのは、マンションの隣の一軒家に、美しい妻と娘とともに住む石坂の姿だった。作家のサイン会に立ち会っている編集者の石坂がその場を去ると、後を追うように店を出る珠。こうして石坂を尾行する日々が始まった。 コーヒーショップで待ち合わせた女から男物の腕時計を受け取る石坂。人気のないビルの陰に移動し、濃厚なキスを交わす姿を目撃した珠は、女の後をつけてメールボックスを確認し、相手の名前をつきとめる。 この日の出来事をきっかけに哲学的な方法論として尾行を取り入れることを決めた珠に、篠原教授は「対象と接触してはいけない。接触すれば尾行ではなくなる」というルールを告げる。 小説家との打ち合わせでは手厳しくも的確な編集者としての敏腕ぶりを感じさせ、不倫相手しのぶとのやりとりのあとに何食わぬ顔で父親に戻り、娘と連絡をとる石坂は、すでに様々な顔を見せ始めていた。論文のリサーチがあるという理由で家にも帰らず、卓也に嘘をついてまで外出して尾行にのめりこんでいく珠。一方、篠原は密かに“喪の準備”をはじめていた──。
2019/5/7鑑賞
2016年作品
門脇麦 長谷川博己 菅田将暉 リリーフランキー 西田尚美 烏丸せつこ
大学院論文のため特定の人物を尾行する。
ひとりの対象を追いかけて生活や行動を記録する「…
題材よかったし、ハラハラまぁまぁ
したけどスカスカな印象。
展開には驚いたけど、なんか腑に落ちん。
原作読めばわかんのかなぁ。
いきなりの展開にわりと起きてけぼりを
食らう。ラスト30分前くらいは
…
自分にとって、とても良い映画だと思いました。ちょうどこういう映画がみたかったんです。
役が門脇麦にぴったり。映画のセリフの中で「この世界に満たされてる人間なんていない」というセリフがありますが、少…
大学生の主人公は論文で悩み教授に相談、理由なき尾行を持ちかけられた。
そして、たまたま見かけた向かいに住むある家族の夫をターゲットに尾行を開始。
その日に浮気現場を目撃、その後も編集者である彼の仕事…
(C)2015「二重生活」フィルムパートナーズ