変態殺人犯!!鉄ノ爪野郎の作品情報・感想・評価

「変態殺人犯!!鉄ノ爪野郎」に投稿された感想・評価

友達と旅行先のTSUTAYAでタイトルに爆笑し、そのまま借りて観たら意外と良作だった。後の『マニアック』とか『アングスト』らしさもある。
KCUFUMI

KCUFUMIの感想・評価

3.0
『変態殺人犯‼︎鉄の爪野郎』

この邦題を見て
スルーできるわけがなかろう。

内容は独占欲強過ぎのマザコン童貞野郎の連続殺人物語でした。

オープニングでパパをトラクターで轢き殺すマシュー君。

でも事故って自分の右手も轢き潰しちゃうマシュー君。

右手が鉄のフックになってしまったマシュー君はママが大好き。

ママと僕以外の邪魔者はみんな死ねばいい。

と、8分間に1人のペースで人をぶち殺していく。

でもね、ミスって大好きなママも殺しちゃったマシュー君。

1人旅に出ますが、女性がみんなママに見えちゃう。

男はママに触るケダモノに見えちゃう。

幻覚と幻聴が…

って事で、8分間に1人のペースで人をぶち殺していく。

欲しいものがあれば殺す。

女を見れば秒で恋をしてママの代わりにしたくなる。

邪魔者は殺す。

ゆうこと聞かない女は殺す。

後半は女を拉致監禁w

最低だなマシュー。

画質悪過ぎたけど、
そこがまたいい空気感出てたな。

画面が歪む幻覚と幻聴の描写が良かった。
爪ノ助さん、自分の爪使わずにわざわざナイフで殺すの流石に要領悪すぎて草
茜

茜の感想・評価

2.7
邦題の字面だけで観たくなってしまった。
実際鑑賞してみると全然変態じゃなかったけども。

幼い頃、農業トラクターで誤って父親を轢き殺してしまい、自らも右腕を失った主人公マシュー君。
そのショックで何年も入院していたが、大人になり退院して実家へ戻ると母親は知らない男と再婚していた。
病的にマザコンなマシュー君は怒り狂い、相手の男を殺害したうえ勢い余って母親まで殺してしまう。
全てを失い町を出たマシューが行く先々で沢山の人をブチ殺すサイコホラー的な話。

先にも書いたように全然変態ではないし、別に鉄ノ爪野郎なんてあだ名で呼ばれている訳でもない。
車に乗せてくれた新婚夫婦に殺した母親と再婚相手の姿がダブって錯乱した末に殺したり、家を奪うため家主とお手伝いを殺したりするけど、殺害シーンもグロ要素皆無で地味過ぎるくらい。
おとなしい飼い犬まで無駄に殺したりするからイラッとする、悲痛な顔するくらいなら殺るな。
好意を抱いた女性を監禁こそするものの別にイヤらしい事する訳でもなく、寧ろ初心過ぎて女性に押され気味になるくらいだしなぁ…。
完全に邦題で盛り過ぎちゃった感。

知らない人の車に乗せてもらったり、他人の家訪ねて巧みに声かけたり、コミュ力だけは一丁前な主人公。
マザコンじゃなけりゃ余裕でリア充として生きていけそうだよなコイツ。
なんという酷い邦題!!!
酷すぎて超気になり📀レンタルしました!

超衝撃作🎊

DVDなのに画質がすごく悪くて悪すぎてちょっと見辛いです
どこかに「8分にひとり殺す」と書いてあったのですが、冒頭本当に凄い勢いで殺していきます
そして途中からは監禁物に変わります
全ては主人公の妄想、幻覚による犯行
今の時代だったら重度の統合失調症と判断されるかも、ですね
なので、主人公は変態なわけではないです
グロさもあまりありませんが、よくわからない雰囲気で…
なんかクセになる感じです😊
あんこ

あんこの感想・評価

4.5
マザコン鉄ノ爪殺人鬼が大好きお母さんを誤ってキルしちゃった映画!

この映画、なかなかヤバいです!

邦題からもうこんな恥ずかしいタイトルつけてあげないでー!てヤバさは伝わると思うけど、この映画、鉄ノ爪男が8分間に1人のペースで人を殺害していくんですよ!!!!ラーメン屋より回転率がいいなんともヒドイ人命軽視映画なんだ…!

鉄ノ爪男はお母さんに異常な愛を持っててお母さんは僕のものだといわんばかりに再婚相手のお父さんができればキルしちゃう、究極なワガママぼくちゃんなんですがそんな鉄ノ爪男が誤ってお母さんをキルしちゃう…!!!さー大変!
お母さんの幻影だけが残り女の子を見ればお母さんに見えたりクレイジーマザコンは拍車をかけてそこからこの映画は大好きなママを求めた殺人ロードムービーとかするカオスぷり!いいね!

ウソつくの下手だし、都合悪くなったゃったらすぐキルしちゃうし欲しいものがあってもキルしちゃう、鉄ノ爪男とことんクレイジー不器用だけどどこか愛くるしさもある怪作でした!

あんこぶつけたろか!
Haman

Hamanの感想・評価

3.7
ママと僕の仲を邪魔するやつはみんな殺しちゃる!と実父も継父も次々と殺害し、そのまま勢いあまってママまで殺してしまったマザコン童貞の話。

逃亡の間も出会う女性に母親を勝手に投影し、自らの手で殺してしまった罪悪感に耐えきなくなりまたその女性も殺してしまうという地獄のループ。
しかも出会って2秒で恋するような発情野郎なので殺しも加速度的。
異常な独占欲のせいで、好きな人を振り向かせるためにはその回りの人間を排除するしかない、っていうマイナスな思考にしか陥らないのが滑稽でもあり悲しくもある。

生粋の童貞のため監禁した女の裸を前にタジタジしてしまい形勢逆転するのが面白かった。
鉤爪義手のマザコン殺人鬼。
“8分間に1人が殺される”と書いてたが、本当にスピーディーに死んでいく。
邦題のせいで一見クソ映画の類に思うけど、異常者から見た歪んだ精神世界を上手く表現した殺人鬼視点のホラー映画だった。
70年代なのでもちろん殺人描写はチープで画質もドット絵か?ってほど粗い。だがその古さと粗さが返って恐怖を煽ってくる。
道行く女性を母親と投影しては殺していき、好きになった女性を監禁。
母親という呪縛から逃れられない精神異常の青年を主観的に見せつけられるため、精神が持っていかれそうになる。正直かなりリアルな精神異常の映像だと思う。

「義手に偏見を持ってほしくない」と考えるのとは裏腹に、ろくに内容を理解してないような人に付けられたであろう邦題が逆に皮肉。変態殺人犯って…鉄ノ爪野郎って…可哀想すぎて笑える。
幼少期のトラウマを抱えている義手の青年が、亡き母親の愛情を手中にするべく、母の代替者を追い求めていく。愛情に飢えている青年のマザコン的偏愛行動を描いている、バイオレンス映画。

「ママを求めて移動する→行きずりの女性にママを幻視する→邪魔者を殺害していく」というパターンを採用。主演男優の佇まいと表情作りが秀逸であり、「頭がおかしい人を見ることの面白さ」に満ち足りている。

後半部に入ると、母親の代替にさせられた女性の拘禁劇へと転調。バイオレンスが停滞してしまうが、さっきまで他人同士だった女性を実母に仕立て上げようとする主人公の、エモーショナルな心理状態を楽しむことができる。

母性を求める心理と性的魅力を求める心理のシーソーゲームを暗示させてくる手法もまた絶品そのもの。「己に勝てない男」をテーマに取っている、退廃ムービーの王道的作品。
時おり、どうしてこんな不気味で吐き気を催す作品が作られたのか?と思わされる作品がある。それは何も、日本でも話題になった「セルビアン・フィルム」やルシファー・ヴァレンタイン諸作のことを言っている訳ではない。これらは一応映像作品として一貫性と目的意識がある。しかしそれすら欠けているとしか思えない、何のために作られたか意図が全く窺い知れない作品がある。「変態殺人犯!!鉄ノ爪野郎」は正にそんな作品だ。

事故で腕を失ったマザコン青年、彼が女性を拉致し異常な監禁生活を送る様。だがグロいという訳ではないし、変態性も振り切ってるとは言えない。では何故、私は今作を傑作だと思うのか。それはこの作品の中に流れる空気を絶対に吸いたくないと思わされるからだ。目的意識の薄さ、演出の稚拙さ、内容の中途半端さ。これらが時おり異様な化学反応を起こし、異様な世界を作り上げる。

例えば戦争映画や暴力映画などこの世界には行きたくないと思わされる作品はたくさんあるが、その理由は簡単に説明できる。単純に死にたくないし、暴力は怖い。だが正直言ってこの「変態殺人犯!!鉄ノ爪野郎」の世界には行きたくない、この世界の空気は死んでも吸いたくない。そう思う理由を上手く説明できない。そういった作品は本当に、本当に稀に存在してしまう。「赤い斧」や「ドライブイン殺人事件」がそんな作品だが、その中でも今作は珠玉の1作だ。
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