タルロの作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『タルロ』に投稿された感想・評価

ごー

ごーの感想・評価

-

ヒューマントラストシネマ有楽町のペマツェテン特別追悼特集にて

全編白黒作品。
村で羊を飼い、毛沢東の語録を暗唱したり羊の構成を覚えていたりと驚異の記憶力の主人公。IDカードの取得のために町に出て写…

>>続きを読む
r

rの感想・評価

4.3


伝統と革新の間に置かれ揺らぐ人物を中心に据え映画を実験的に展開しつつ、実直にその人間を描く。素晴らしい!
自身に与えられたものに忠実に生きてきた人物が、信念と尊厳を奪われた先に辿り着く鮮烈なラスト…

>>続きを読む
apple

appleの感想・評価

4.4
自分が自分である事を証明するためにIDを作りに行ったのに、結局それが原因で全てを失ってしまう。
現代社会の中で埋もれてしまう伝統とそのアイデンティティたち。
とてもいい映画。
watarihiro

watarihiroの感想・評価

3.8

家族のいない羊飼いのタルロは、役所からIDを作るよう言われた。必要な写真を撮るため町を訪れ、理容師の女性と出会うが、、、。

悲しい話だった。女性に縁がなく、三つ編みが目立ちすぎて、誰も本名知らない…

>>続きを読む
つら😭😭素朴な羊飼いおじさんが街に出て全てを失う話…最後は小さく爆発オチ…
画面の綺麗さが無かったら見るの辛くなってたと思う 白黒も味があるけどカラーで見たかった〜🍼🐑

よく言えば伝統的、この映画の設定的に言えば前時代的な環境で育ち暮らしてきた男性が、勧められて身分証明書を取るためにまちに出ただけでそこから人生が崩れていく、なかなかシビアな話だった、キーアイテムで必…

>>続きを読む

まさかチベットの地にもストローブ=ユイレのように肉体労働を極めてミニマム且つタイトにフレームに収めてみせる映画作家がいることに興奮する。室内空間はやや冗長だが、絶えず画面のどこかに見られる煙の存在が…

>>続きを読む
あさの

あさのの感想・評価

3.8
信仰深い人が、些細なことからその道を踏み外した末路の話にも思えた。自らのアイデンティティーは身分証明書なんかでは得られない。三編みの髪型を失うことの意味よ。にしても、モノクロは煙や湯気を映えさせる。
okome

okomeの感想・評価

2.9

鏡越し、窓ガラス越しの絵が美しい

チベットの歌かと思いきや毛沢東の言葉
中国教育の根深さよ

善良なものこそ救われるべきなんじゃないかと叫びたいが、資本主義を前にするとそうはならない。

救われな…

>>続きを読む

ペマ・ツェテン監督作品。
家族のいない羊飼いのタルロは、身分証明書の写真を撮るために町まで訪れるが・・・という話。

白黒の映像の美しさが印象に残る。冒頭の子やぎの授乳や、羊の解体シーンとか面白かっ…

>>続きを読む
>|

あなたにおすすめの記事