初期のチェン・カイコーは人情味のある溝口健二作品のようで凄く好きだ。溝口✖️アンゲロプロスといった重厚な長回し映像が特徴でもある共産党プロパガンダ映画。
かつての中国映画はこれほど名作が多いとは……
1990年代、映画館で鑑賞
映像美とストーリーに打ちのめされた
古い因習の残る田舎にいた少女 売買婚で結婚させられそうになっている
そこに派遣されていた共産党の青年のか好意を抱き、彼が説く世界…
1936年陝西省の田舎に住む貧しい家庭の少女が主人公
映画の中では共産党のプロパガンダ的な感じや抗日の歌もあるが、農民の言葉に出せない悲しみや苦しみが全て歌に乗せられている。何より純粋で叶わない少…
広大な大地に響く娘の声が哀しい
身売りされる自分の哀しさだけじゃなくて、どうしようもない哀しい運命を繰り返してきた中国何千年もの歴史や、それを変わらずに見てきた荘厳な自然をも背負って歌う歌声。
広…
舞台は1939年の中国・陝西省。土地の民謡収集のため訪れた若い八路軍兵士は希望して貧しい農民の家に宿泊。家の少女は純粋な兵士、そして彼の話す共産党に惹かれ始める。そんな折、少女の縁談話が進行してゆく…
>>続きを読むチェンカイコーのデビュー作で、デビュー前のチャンイーモウが撮影している歴史もの。
時代は抗日戦争――国共合作の真っ最中。
人身売買も同然の児童婚など、悪しき因習は国民党軍的なものとして処理している。…
日中戦争の始まった1936年、八路軍の兵士と貧農の娘の淡い恋と農民たちの苛酷な生活ぶりを描く。
地方に伝わる民謡の収集に陝西省を訪れた八路軍の兵士。荒涼とした大地の風景の中にこだまする少女の唄声…
名監督チェン・カイコーの原点。
古来の中国を感じる音楽と風景が美しい。さすが撮影はチャン・イーモウ。90年代の中国映画界を席巻した巨匠のタッグは伊達じゃない。チャン・イーモウ監督初期の紅い三部作を…