このレビューはネタバレを含みます
すごく良かった。見入った。そして、胸が苦しい余韻と残像、思考が続いた。
干からびて荒涼とした広い広い山あいの大地に小さい人影の映像は心を大きく揺さぶる。そこに流れる歌声。もうそれだけでビシビシ伝わる…
チェン・カイコーさんのデビュー作😳
黄色い大地、という題名だけあって映し出される風景は広大で美しい。しかしそれに対して主人公の少女が置かれた状況は余りにも窮屈で救われない。少女1人の叫びががまるで多…
親の意図による縁組がいつか訪れるのを恐れている娘。
民謡の調査に中央部からきた役人。
毛沢東体制の先進的な結婚は本人間の純粋な恋愛を重んじるものだが
地方には親による縁組が根強く残っていて
とい…
このレビューはネタバレを含みます
この映画の中で、
広い大地に響き渡る甲高き声を聞いて
台湾で知り合ったチリ人のことを思い出した。
その人は中国圏の伝統的な
喉に当てるような高音の歌い方が苦手で、
街中で耳にするたびに
苦虫を噛み…
赤い駕籠を背負って歩く人々がロングで映し出される。嫁入り行列(?)らしい。寄ると、笑っている男たちの顔が並ぶ。ドキュメンタリーとフィクションの境界に位置する顔、顔、顔~。おそらく、ひとりひとりに役名…
>>続きを読む初期のチェン・カイコーは人情味のある溝口健二作品のようで凄く好きだ。溝口✖️アンゲロプロスといった重厚な長回し映像が特徴でもある共産党プロパガンダ映画。
かつての中国映画はこれほど名作が多いとは……
1990年代、映画館で鑑賞
映像美とストーリーに打ちのめされた
古い因習の残る田舎にいた少女 売買婚で結婚させられそうになっている
そこに派遣されていた共産党の青年のか好意を抱き、彼が説く世界…