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ルーヴル美術館訪問
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ルーヴル美術館訪問の作品紹介

ルーヴル美術館訪問のあらすじ

映画『セザンヌ』に続き、ジョアシャン・ガスケの創作的回想録「セザンヌ」のガスケとの対話の一部を参照しつつ、セザンヌが見たであろうルーヴル美術館所蔵の美術作品を注視する。対話の形で語られるセザンヌの思弁的な絵画論が女性の声で画面外で語られる。

原題
Une visite au Louvre
製作年
2004年
製作国・地域
フランスドイツイタリア
上映時間
48分
ジャンル
ドラマ

『ルーヴル美術館訪問』に投稿された感想・評価

3.5
ひたすら絵画の全景と断片を見せられるが、一点フレームを除外した作品は何だったんだろう。「絵画は映画、写真によって殺された」というバザンの言葉と相容れない構造。

ただ当然絵画と映画は別物なので、「見る」ことと「観る」ことを混同している姿勢は評価し難いものがある(セザンヌもそうだが)。
絵画をキャメラで収め、投影するという過程には決定的に運動性が欠けている。

セザンヌが見てきたであろう作品を映し、キャメラが彼の「眼」となり追体験するという見方も正直かなり疑わしい。

絵画の静物的なショットと、緩やかなティルトからフィックスに推移するラストカットの質量を比べたら、結局は映画の優位性を感じざるを得ないのでは。
「細部を描くと、絵の残りがつきまとう。頭を離れない。周囲のざわめきを直感する。取り組む細部から、全体は常に残される……」

「絵画嫌いの人は絵に文学を求め、逸話や主題に興奮するが絵は何も表象しない。色以外は表象すべきではない。私は解釈の類いを好まない。秘密は画布自体にある。画家たちはバカじゃない。絵の秘密は自分の目で確かめるべきだ。画家の意図は絵にある。画家の心理や情感は色と色の交錯にある。そこ画家の物語や真実の深淵さがある。画家である以上当然だ!詩人でも哲学者でもない」

「赤茶色の風景は超自然的な田園詩だ。感知できる永遠の中の宇宙の均衡の一瞬。より人間的な喜びを彼は共有し生命を祝う」

「結局セーヌ川やパリの1日を表現する力さえあれば、堂々とこの部屋(=ルーブル美術館の額縁)に入れる。優れた職人に徹するべきだ」

軽く映画でも観ようウヒヒと思ってたら、まさかの一級品の絵画批評だった。ストローブ=ユイレのテクスト選びのセンスすごいね本当に。映画内の言葉を壁に貼って毎朝朗読したいくらい笑。
3.0
「ルーヴル美術館訪問」

冒頭、ルネサス前派。パリの郊外の描写、頭部がない彫刻、大理石、殉教者、勝利の女神の翼、ミサ典書、絵画との一体、色彩と光。今、ガスケのテクストに基かれた解説が我々を誘う…本作はセザンヌが見たとされる何点の絵画、彫刻、セザンヌが見たであろう風景のショットの他、E.ヴィットリーニの未完の小説に基づくストローブ=ユイレの"労働者たち農民たち"の冒頭のショットを含むそうである。

これもセザンヌと同じガスケのテクストに基づく中編である。どうやらこの作品はミシェル・ピコリがナレーションを務めるはずだったようだが、断られてしまったそうで、その代わりにジェリー・コルタイが起用されたとのことである。彼のナレーションのリズムが非常に良くて驚く。

本作も構成台本的には、まずパノラマ(ルーブル美術館)セーヌ河の対岸からキャメラがパンされ、反対方向に戻る。そして画面が暗くなり、ルネサンス前派は嫌いだ。ジェットはよく知らない。見なければ。イタリアを駆け回るにはもう年だ。ルネサンスの前派の部屋にはまず入らない。君は勧めるが、私には絵画(パンチュール)とは思えない。チマブーエのぎこちなさ、フラ・アンジェリコの素朴さ、ウッチェッロの遠近法さえも。それらの理念の上には肉がない…とナレーションが始まる。

そして"サモトラケーの勝利の女神像"が写し出される。

そういった流れで約48分間が終わるのだが、最後のパノラマ(労働者たち、農民たち)の最初のショットと枯れ谷のせせらぎと木漏れ日の描写が何とも言えない気持ちになる。

1度もルーブル美術館に足を運んだことがないのだが、ソクーロフの作品などを見ていると、1度は行きたくなると思ってしまう。

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