DEMONLOVER デーモンラヴァーの作品情報・感想・評価

「DEMONLOVER デーモンラヴァー」に投稿された感想・評価

このレビューはネタバレを含みます

産業スパイの話と思いきや、一筋縄ではいかないのがアサイヤスの映画で、デーモンラヴァー社の違法な拷問サイト「ヘルファイア・クラブ」の秘密を知ったディアーヌ(コニー・ニールセン)が、しだいにアイデンティティを喪失させていく過程を描く。
観客は前半と後半で主客転倒する展開に翻弄される。

部下のディアーヌに睡眠薬を盛られ、男たちに車のトランクに閉じ込められたカレン(ドミニク・レイモン)は、入院を余儀なくされ、見舞いに来たエリーズ(クロエ・セヴィニー)に、これは「レイプと同じだ」と語る。
この冒頭の出来事は因果応報でディアーヌの身にも降りかかる。
カレンの後釜に座ったディアーヌは、デーモンラヴァー社のエレイン(ジーナ・ガーション)の部屋に侵入するが、帰宅したエレインに見つかり、もみ合いの中で頭を殴られ気絶する。
その間にディアーヌは男に下着姿にされ、起きた時には争った痕跡も消されていた。
この決定的な出来事(レイプ擬き)でディアーヌは心に傷を負う。
エリーズはディアーヌとエレインの諍いを隠しカメラで撮っていた。
失脚の憂き目に遭い、上司となったエリーズを虚ろな目で見るディアーヌ。
エリーズは証拠のビデオを見せ、ディアーヌを拷問部屋へと連れて行く。
こうしてディアーヌは支配する側から支配される側に転落する。
アメリカの子供がヘルファイア・クラブにアクセスし、パソコンの画面にラバースーツを着たディアーヌが映るラストが印象深い。
tonemuff

tonemuffの感想・評価

3.7
日本の鬼畜系ポルノアニメを買収するために翻弄するフランスの企業たちのスパイ合戦という、かなりハチャメチャなストーリー笑 日本の描き方も面白かった。

けど特典についてるソニック・ユースのサントラ制作過程が1番面白かった。
31monks

31monksの感想・評価

2.1
フランス映画でR18で何が出てくるのかと思ったら日本のエロアニメが出てきたときの気持ちは忘れないだろう。この内容は忘れるだろうけども。
欺くか、欺かれるか、
美人の女スパイに仕掛けられたトラップの数々…
さあ自分が立場ならどう対処しますか?


大人の色気を醸します
コニー・ニールセン主演で送る、産業スパイをモチーフにしてる本作
ーー企業社会の闇部といいましょうか、
要は信用できん奴らばかりってことなんですが 笑

にしてもニールセンが堪りませんね〜
他にクロエ・セヴィニーやジーナ・ガーションも出てますけれども
そこはニールセンがダントツでした!!


さて
フランスの一流企業であるヴォルフ・グループが
ーーウェブ事業やゲーム関連をメインに取り扱う大手企業
顧客のニーズと今後を見据えて着目したのは3Dポルノグラフィック。
っというわけで
その方面で素晴らしい技術を誇る日本の企業”東京アニメ社”の買収計画を進めている最中。
その計画を任されているリーダー カレンと彼女の補佐的な役割 ディアーヌら、計4人がパリから東京へと
交渉と視察を兼ねて来日、
東京での仕事を終えてパリへと帰る便の機内から物語はスタート。

ディアーヌ演じるニールセンが
カレンの目を盗んで
彼女のミネラルウォーターになにやら怪しい薬を注入、
パリ着後 空港で意識が朦朧となるカレンは得体の知れない二人組の男に拉致され
”東京アニメ社”に関する資料も奪われてしまう。
その後カレンは無事に発見され命に別状はなかったものの念のためにと静養することになり仕事から一時離れることに。
この事態を受けて会社の方では
カレンの後任にとディアーヌを当てがるのだが…


さて
タイトルにもあるデーモンラヴァーとは
日本のコミックやアニメの大手配給会社のことのようでして
ーー他、拷問サイトといった違法サイトにも手を出しており、手広くやってるようですが 笑
ヴォルフ社の中に
デーモンラヴァーに雇われたスパイが潜伏している事が明らかとなる
ーーちなみにディアーヌは
デーモンラヴァーの競合会社から高額の金で雇われた回し者でして…

ってなわけで
主人公自身が配給会社から雇われたスパイで
雇い主の利益となるよう計画に沿って順調に事を進めていく前半と
競合他社のスパイがいたこと、その相手に自身の弱みを握られてしまったことから
計画は崩れどうにもならない事態へと陥っていく後半。
権力と金、暴力、性交、…
あらゆる欲望とそれらに呑まれてしまった人間がたどる運命は?
324

324の感想・評価

4.2
ニッチというかアングラというか、これほど大衆受けしなさそうな題材はすごいな。観てたら然して気にならないけど、文字で読んだ粗筋のカオスっぷりに笑う。

ネットが得たいの知れない闇だった時代。15年の移ろいを感じる。日本はまるで何も変わってない。アサイヤスのリズムはやっぱり良いな。心地好い。
l

lの感想・評価

3.2
DVD特典のソニックユースの音楽制作のドキュメンタリーが面白い
kkcckkcc

kkcckkccの感想・評価

4.3
なんじゃこりゃ
翻弄してくる感じはこのころから変わらないんだな
嫌いじゃなす
紫色部

紫色部の感想・評価

4.0
2017.7.9 DVD

画面越しの需要と供給という禍々しいまでに暴力的な資本主義構造が、説明責任に縛られることなく軽やかに国境/物語を越えるオリヴィエ・アサイヤスのメタな語り口と鮮やかに合致していて本当に最高。一瞬だけ映る黒沢清の『大いなる幻影』もアガるし、坂本安美の尻ヌードも美しい。
佐藤

佐藤の感想・評価

3.7
序盤の日本を外人が彷徨う感じは好きだし後半から話が面白くなってきて良いんだけど、画がなぁ。頭撃つとこは最高。
KSat

KSatの感想・評価

1.7
日本の変態アニメ会社を買収しようとするフランスの企業に所属する女産業スパイが、スナッフやSMを扱うサイトの存在を知り、罠にハマっていく、という、ギャスパー・ノエもビックリな、キワモノとしか言いようがない内容で、やりようによっては面白いのだが...

朝安がやたら使う手持ちのズームでアクションを追う撮り方がめちゃくちゃしんどい。後半の展開は朝安らしい物語の省略が際立っていて、面白くなるかと思ったが、画面が異常につまらないため、ただただ退屈(メイキング観てみたら、明らかに撮影のドニ・ルノワールが画作りに納得してなくて笑った)。ソニック・ユースとか、要所要所の音響とか、音はかなり考えられてるんだが...
よく考えたら、夜のドライブ、事故、ポルノって、絶対デヴィッド・リンチ意識してるよね?

日本の描写も何だかなあ、だが、変態アニメを真顔で見ながら話し合う登場人物達はちょっと笑える。CGがやけにチャチいな、と思ったら、もう15年以上前の映画なんだな。ネット上のポルノがあまりに当たり前となった今じゃもう、前時代的すぎる内容だよね。
あと、「ショーガール」でお馴染みのジーナ・ガーション。毎度のことながら擦れっ枯らしのクソビッチの役なんだが、この人が映ると、画面が一時的にヴァーホーヴェンになっちゃうのが凄い。
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