20世紀の幕開けとともに彗星のごとく現れ、スキャンダラスな逸話と名画の数々を残して、わずか28歳で早逝した異端の天才画家エゴン・シーレ。数多くのモデルと浮名を流したシーレにとって、とりわけ大きな存在となった2人の女性―16歳でヌードモデルを務め、敬愛する兄を献身的に支え続けた妹ゲルティ、そしてクリムトのモデルを経て、シーレとは公私にわたるパートナーとなって彼の美のミューズであり続けたヴァリ。彼女たちとの濃密な愛の日々を通じて芸術を追求し続けるシーレの姿を赤裸々に炙り出す。
19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトとエゴン・シーレ。人間の不安や孤独や恐れを、世紀末的官能性のなかで描いたその作風は、今も色褪せることなく輝きを放ち、人々の心をとらえ続けて…
>>続きを読む1880年パリ、42歳を迎えたロダンが出会った愛弟子カミーユ・クローデル。互いに惹かれあい激しく愛し合う二人だが、やがて、彫刻家として名声を得たいと願うカミーユはロダンを拒絶するようになる…
>>続きを読むフランス、パリで株式仲買人としての仕事を始めたゴーギャンは、趣味で絵を描くようになった。だが1882年、パリの株式市場が大暴落し、それまでの裕福な生活は一変する。それを契機に絵画を本業とす…
>>続きを読む第二次世界大戦下のフィンランド・ヘルシンキ。激しい戦火の中、画家トーベ・ヤンソンは自分を慰めるように、不思議な「ムーミントロール」の物語を描き始める。やがて戦争が終わると、本業である絵画制…
>>続きを読む1971年、パリのグラン・パレ。ここで開催された大回顧展で画家のベイコンは「現在生存する最も偉大な画家」と賞賛され、喝采を浴びていた。同じ頃、ベイコンのモデルで恋人のジョージは、ホテルで大…
>>続きを読む1888年12月、のちに最も有名なエピソードとなる、自ら左耳を切り落とす騒ぎを起こし、ゴッホは病院に入れられる。ベッドに横たわるゴッホと彼を見守る弟のテオは、共にわずか10代にして美術商の…
>>続きを読むフランスの田舎町で生まれ育ったコレット。14歳年上の人気作家ウィリーと結婚し、それまでとは別世界のパリへと移り住む。”ベル・エポック”真っ只中の活気にあふれていた 1890年代のパリ。コレ…
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