20世紀の幕開けとともに彗星のごとく現れ、スキャンダラスな逸話と名画の数々を残して、わずか28歳で早逝した異端の天才画家エゴン・シーレ。数多くのモデルと浮名を流したシーレにとって、とりわけ大きな存在となった2人の女性―16歳でヌードモデルを務め、敬愛する兄を献身的に支え続けた妹ゲルティ、そしてクリムトのモデルを経て、シーレとは公私にわたるパートナーとなって彼の美のミューズであり続けたヴァリ。彼女たちとの濃密な愛の日々を通じて芸術を追求し続けるシーレの姿を赤裸々に炙り出す。
19世紀末ウィーンを代表する画家グスタフ・クリムトとエゴン・シーレ。人間の不安や孤独や恐れを、世紀末的官能性のなかで描いたその作風は、今も色褪せることなく輝きを放ち、人々の心をとらえ続けて…
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>>続きを読む1865年パリ。絵画に情熱を注ぐベルト・モリゾはエドゥアール・マネと出会い、モデルを頼まれたことで彼のアトリエに出入りするように。やがて惹かれ合うようになったマネとの複雑な関係、また両親の…
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>>続きを読む1971年、パリのグラン・パレ。ここで開催された大回顧展で画家のベイコンは「現在生存する最も偉大な画家」と賞賛され、喝采を浴びていた。同じ頃、ベイコンのモデルで恋人のジョージは、ホテルで大…
>>続きを読む12歳のイサドラは、美と芸術の追及し、生涯独身を貫くことを誓った。大人になった彼女はヨーロッパに渡り、裸足で踊る独自のスタイルで有名になっていく。また子供たちに踊りを教える活動もしていた。…
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