2016年ロカルノ国際映画祭 ドンキホーテ賞・スペシャルメンション 受賞
2017年アカデミー賞 国際長編映画賞部門 ブルガリア代表
「英雄の証明」(アスガー・ファルハディ監督)や「空白」(吉田恵…
このレビューはネタバレを含みます
仕事中に大金を発見してしまう、鉄道保線員の話。
本作をざっくり一言で言えば、「正直者が馬鹿を見る」という話でして。
発見した大金を警察に通報した事で、政治家のスキャンダル隠しに利用され、愛用して…
主人公は仕事に真面目で飼育してるウサギの世話が常に気になる心優しい国鉄保線員のツァンコ。彼はうまく言葉が出てこない吃音症のために周りからバカにされていた。
ある日、保線中の線路上に大金が散乱している…
★★★liked it
『グローリー 消えた腕時計』 Glory
クリスティナ・グロゼヴァ&ペタル・ヴァルチャノフ監督
ブルガリア発
ネオリアリズモ&ブラックコメディ
吃音の鉄道線路係
大事な…
ここまでデフォルメされた悪役(女性官僚)もめずらしい。観終わったあとも、気分が悪いまま。賛否は分かれるだろうが、人間の尊厳をここまで踏みにじる状況に言葉もなく、こんな気持ちにさせる内容の作品をつくる…
>>続きを読むブルガリア運輸省の剛腕キャリアウーマンが、線路で見つけた大金を猫ばばせず届けるような実直な国鉄保線作業員を省の不祥事隠しに悪利用し、その際預かった「愛用の時計」を紛失したことから歯車が狂い、保線員の…
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