ひばり・チエミの弥次喜多道中の作品情報・感想・評価

ひばり・チエミの弥次喜多道中1962年製作の映画)

製作国:

上映時間:85分

ジャンル:

3.7

「ひばり・チエミの弥次喜多道中」に投稿された感想・評価

mitakosama

mitakosamaの感想・評価

3.9
スカパーにて。めちゃくちゃ面白い!
美空ひばりと江利チエミが弥次喜多になっての股旅物。とにかくすっげ〜テンポの良さ!

芝居小屋の下足番の2人にひばり・チエミ。お芝居が好きで歌舞伎の真似をして遊ぶが、これが流石に板についている。五右衛門を演じるひばりのなんと勇ましいことよ。
近眼の娘役がひばりで、おっちょこちょいがチエミ。二人ともかなりのコメディリリーフ。可愛らしさを表現しないかしましさが、却って可愛く見える不思議。

すると麻薬の密売騒動に巻き込まれ奉行所に捕まっちゃう。
その流れで芝居小屋に居れなくなり、弥次喜多よろしく股旅。
奉行所が送り込んだ囮捜査のスパイ(東千代之介)との恋模様・麻薬組織と奉行所の攻防にと大騒ぎ。

何もかも面白いのだが、ひばりチエミ共に芸達者!歌舞伎の芝居だけじゃなく浪曲等も披露!

そして立ち回りが凝ってる。芝居小屋なら舞台のギミックを利用したり、干してある反物や、建設足場でのアクションなども、そのシチュエーションを活かした演出が見事!ジャッキーチェンみたい。

更に、要所要所で二人の歌が挿入されるんだよ。面白いに決まってんじゃん(笑)

スラップスティックなギャグも切れてるし、物語もシンプルで面白い。
何より2人のキャラクターが実に魅力的。女2人の友情劇。恋と喧嘩にと人間味溢れる人物描写。
男に扮しての股旅と、恋する娘の2面性を表現したのも面白い試みだったと思う。
江戸の芝居小屋で下足番をする親友の2人娘(美空ひばり、江利チエミ)。ひょんなことから麻薬取引の現場を目撃してしまい、そのとばっちりで牢獄へ。無実が認められて娑婆に出てはきたものの、もう小屋にはいられない。お嫁にも行けない。泣く泣く股旅姿に身をやつし、お江戸を離れて弥次喜多道中。だが、時同じくして脱獄した悪党どもも、新たな麻薬の販路を求めて上方へ。奇しくも同じコースをたどる一行は、行く先々で騒動を巻き起こす。

というコメディ・ミュージカル。めっちゃ面白い。傑作。

とにかく、ひばり&チエミのギャル度がパない。キャーキャーキャピキャピ大騒ぎ。あまつさえ、田中春男に胸をさわられちゃったりする。あの、ひばり様とチエミ様が! かわいらしい。超新鮮。

そんな2人は、現実世界でも仲が良かったんだろう、息がぴったり。そして、既に定評ある江利チエミは当然として、美空ひばりも見事なコメディエンヌ振り。さらに、ジャズにマンボにバラードに、見事な歌唱力で歌い踊る。楽しくないわけがない。

ドタバタ、立ち回り、歌と踊り、気の利いた台詞の応酬、入浴シーン⋯。すべてがハイテンション、ハイテンポ、ハイスピード、ハイエネルギーの、一流のエンタテインメント作品。映画に、いや、社会そのものに勢いがあった時代の産物という気がする。分別とか落ち着きとかより、先を急ぐ事が優先されていた時代。でもそれは、江利チエミも美空ひばりも40代後半〜50代前半で夭逝したことと無縁ではあるまい。
楽しすぎる。こんな無茶苦茶な内容の映画を全編支配感を持って駆け抜け切る美空ひばりと江利チエミ!スターってこういうことだな〜。
舞台のシーンがかっこいい
とてもいいリズムの音楽がずっと流れてる
昔の映画のコメディがハマった時ってなんか嬉しい。
なんというか、時を超えた感を感じる。

この映画はとても元気に溢れていて、それでいてあざとすぎない笑いで見ていて清々しい気持ちになれる。

エドガーライトもびっくりの超絶カット数の映画が50年以上も前に存在していたとは。

江戸時代の画に西洋の音楽という一見ミスマッチな組み合わせが心地よく、楽しい世界に連れていってくれる。
Soni

Soniの感想・評価

4.6
はやい。アニメみたいなポップい要素が詰め込まれてた。勉強になりました
Kate

Kateの感想・評価

3.6
訳あって多国籍なメンバーで鑑賞。マレーシアの子が言うには1960年代のアジアン映画はトレンドが似ていて賑やかだったらしい。
この作品を境に音楽的リテラシーのあるスタッフがテレビ(シャボン玉ホリデーや夢で会いましょう)へと移っていき、ミュージカル要素のある作品は激減したそう。そして映画業界も落ち込み始める。
沢島さんはMGM映画が好きだったと聞いてもう納得。画面の使い方が所々ハリウッドぽい。美空ひばりと江利チエミなら歌唱力も負け知らず、画力が凄かった。
Scopio

Scopioの感想・評価

-
初めて観た、沢島映画。
画角も手法も、圧倒的に凄い。
衝撃を受けた。
良い監督を、知れたなあ。
TsutomuZ

TsutomuZの感想・評価

3.9
ひばりとチエミがたどり着いた旅の先は、私は私でいいという役割からの解放された夢舞台。

という京都ヒストリカ国際映画祭でのミルクマン斉藤さんの指摘からなぜこの映画が多幸感あふれているかが分かる。
この映画には自由の風が吹いている。

という小難しいこと抜きでも楽しい史上最強のガールズミュージカルロード青春ムービーです。

スクリーンで観れて良かった。
mmm

mmmの感想・評価

3.5
見ていて元気がでるドタバタミュージカル。
ひばり・チエミに惚れられて困惑する東千代之介や、2人に振り回されっぱなしの千秋実などのサブキャラたちがいい味を出してた。

楽曲や舞台セットだけでなく、スピード感のあるアクションも見もの。宙ぶらりんになるひばり・チエミに爆笑。
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