プロヴァンス物語/マルセルのお城の作品情報・感想・評価・動画配信

「プロヴァンス物語/マルセルのお城」に投稿された感想・評価

ashban

ashbanの感想・評価

3.8
前作で心うるおうような気持ちに浸ったのは自分の慌ただしい毎日からの逃避だったのかも。
そのまま逃避を続けたかったけれど、今作で人生はそれだけじゃないんだと念を押された感じ。
庭での食卓の温かさが心に残る。
conran

conranの感想・評価

4.0
前回「マルセルの夏」でプロヴァンスの丘に魅了されたマルセル。
あの幸せな夏の時間が過ぎ、街に戻って来ても、ずーーーーっと未練を引きずった生活を送っていたが、なんと毎週末、丘で過ごせる様にしてくれる両親!
だいたいこういう願いって叶わず、非力な子供は黙って耐えるだけなのに!あんなに恋い焦がれている丘にまた戻って来たマルセル!


この映画の素晴らしい所の一つとして、人物の描き方が丁寧。
厳格で真面目な公務員の父だけど、母が子供を甘やかしてしまう時には笑って目を瞑るような夫婦仲の良さもあって。
デップリ肥えた伯父は、癖はあるが明るくていつも子供達にプレゼントを持ってきてくれる。
無神論者のマルセルの父に神を信じさせようと諦めず、2人の親戚関係は長年の友のように馴染んだ関係へ。

またマルセルの親友リリは、前回貰ったマルセルの服を再会の出迎えの時に着ていたりと、素朴で温かいエピソードが本当にいい。


前回の「マルセルの夏」とはまた趣が違った映画になっていて、今作は更に面白くて 、いくつか事件があるのも良く出来ていてハラハラもあり面白い!
こんな濃い時間をたった99分の映画に詰め込まれているのもすごい。

でも最後は、永遠にも思えた丘での家族や友人に囲まれた楽しい日々は、人生の中でのたった一瞬の時間だったんだと気付かされ、せつなさが胸に迫って来る。
「これが人生だ
一瞬にして喜びが悲しみに変わる」
ガーデンテーブルを囲んで、ランタンを灯し、みんなが笑って寛いでいるdinnerの風景が目に焼き付いています。
いい映画でした。また再観賞したい。
少年の、眼差しは尊厳するお父さんに向けられている。

毎年旅行が、毎週になるなんて!とっても素敵。

2拠点生活の先駆けです。

観ていてすごくたのしい。

世間体と日常、等しく大事に思う
等しく思うが余りに葛藤もある、

その狭間を見届ける息子。

永遠に25歳離れたお父さん。

尊厳できて、

たびの中でどうしようもない人間らしさをしる。

どうしようもない人間らしさは誰しもあるが、

きっと約束を守る。ということだけは誰しも持てる物ではないだろう。

だから、約束を守られたこの日々が紡ぐことが、

美しく輝いて染みる。

この美しさに途中嫉妬さえ覚えるのだが。
何故なら、なかなかないことなのである。
だから、叶えられなかった誰かの願いを、叶えてる人生や、
作品は、
誰かの心を救うのだと思った。

彼が叶えた先で亡くした命

それを知らずに日々を大切にできてたことは、とってもすごい。
残した時間が、私の宝物みたいに大切に思えた。

大泣きした。

このレビューはネタバレを含みます

フランスの片田舎プロヴァンス地方にある別荘に毎週末遊びに行くことになった家族の話。
雰囲気がいい映画だ。風景はもちろん何よりこの家族を見ているのが心地良い。真面目で尊敬できる父といつも優しくたまに少女みたいになる母と可愛げのある弟とすくすく成長してる妹と聡明で純粋な少年マルセルの日常に和む。前回はマルセルと少年リリの友情を描いたが今作はマルセルの初恋。この初恋の相手がまたね、なんともクセが強いワガママ生意気レディで。言いなりになって犬の真似までしちゃうマルセルとそれを見てドン引きする弟とリリが可笑しい。恋は盲目。途中でふと目が覚めたとしても色々と思う事はあるよね。初恋だもんね。でもなマルセル、初恋なんてそんなもんだぞ。前作同様なんて事ない話が暫く続くんだけど物語後半にはちょっとした事件が。こういう出来事は子供心に焼き付くのわかる。大人になってからも心の何処かに引っ掛かってる。映画では一瞬しか描写されないけど、楽しい事もあれば悲しい事も沢山あったね。それを全部ひっくるめたのが少年時代の思い出ってやつなんだなぁ。忘れていた自分の子供の頃をふと思い出す映画であった。

このレビューはネタバレを含みます

マルセルの夏より先に見てしまった!

プロヴァンスの丘のおうちの家具も服も青が多くて綺麗

水入れるスタンディングタライみたいなのがうちにもあるからなんか嬉しかった

運河の城の住人なんだかんだ優しくて好き

威厳のある頑固者のお父さんが、息子に教えることがなくなる未来を怖がってるのが印象的
お父さんが城を全部買い取って病院にすれば良いのにっていう政策を息子に話してるシーンも好き

それにマルセルが習ったことを今度は僕が教えるよって言ってて凄く優しい気持ちになった

お母さんがなくなって、小さかった弟も30歳で亡くなって、なぜか友達も撃たれて亡くなって、、、

結構しんだ、、

人生を長く生きるにつれて悲しい経験をしてくんだろうな、、

良い人生を歩みたいなと思った


自然がいっぱいの映像で小物も家も服もみんな可愛くて見てるだけで幸せになりました
おじさんちの壁紙がウィリアムモリスのような気がした
snootomo

snootomoの感想・評価

4.4
素晴らしかった!マルセルの夏から観ることをお勧めします。U-NEXTで鑑賞できたが、このような素晴らしい作品がTsutayaから借りられなくなってしまっている事が嘆かわしい。マルセル・パニョルはフランスではとても人気な作家、監督だが、日本では知られていない。自伝的内容だが、子供も大人もお互いを尊重し合う人間関係が本当にあるべき姿だと思った。そういった意味で、マルセルが「父が休暇の間だけでも政治家の助けをすればどんなに世の中が良くなるだろう、と思った」というような言葉が印象的だった。
orangeloop

orangeloopの感想・評価

4.0
マルセルは再び学校へ通い始める
プロヴァンスの丘での日々を忘れる事の出来ない
マルセルの心は夏のプロヴァンスへ飛んでいた

オーギュスティ―ヌが思い切った提案をする
マルセルと心を同じくしていた
そして
一家は週末ごとに「新屋敷」を訪れるようになる

前作と比べてハラハラする場面があって
無事を思うあまり
いつの間にかマルセル一家を
こんなに大切に思っていたのか‼と気づかなかった…

父、母、子供の間の愛情が深く
関わる人達も清々しい思いを抱く
美しい想いを共感できるんです
ammo

ammoの感想・評価

4.5
マルセルの夏よりも更に良作に仕上がっている。こういう作品を小学生の道徳の時間に見せたくなる。

大人になることや家族との関わり、生きていくことを柔らかく自然に教えてくれている感じがする。ラストがさすがフランス映画で、ハッピーエンド過ぎないのがまた良い。

二度と戻って来ない貴重な時間はこういう時間で、一生忘れがたいものだと思う。
kurakuma

kurakumaの感想・評価

3.5

このレビューはネタバレを含みます

自伝作品の映画なので仕方ないのかもしれないが、後半のバタバタっと大人になってしまう流れは、
せっかく浸っていた雰囲気に水をさされた様で残念でした。
まぁ過ぎてみればあっという間…ということなのでしょうが。

プロヴァンスで過ごした宝物の時間、恵まれた少年時代。
“心の故郷”を持つことで豊かな人生になり、最後にご褒美までなんて、何て素晴らしい人生なんでしょう。
ラストは一抹の寂しさと共に…

少年の服装やキッチングッズがいちいち可愛すぎ。
生活に疲れほっこりと癒されたい時に観るといいかも。

にしても、妹はどうなったの?
tomo

tomoの感想・評価

4.0
プロヴァンスの週末や休暇はキラキラしていて素敵だった。母の愛を感じ、偉大な父にも弱みがあることを知る少年時代。とても素敵な家族だったし、素敵な家族だから周りの人々にも恵まれていた。主人公の口で語られて物語が進むのもよかった。