終始落ち着いたトーンで淡々と描かれる。
故に深い悲しみと苦悩が浮き彫りに。
映画の中の台詞にもあったけれど、人生は失望だけではない。
否が応でも人と人は影響しあいながら生きていて、そこに希望もある…
子供たちとはしゃぐ何気ない日々、かすかな恋の予感。
あまりにも多くの困難が降りかかる主人公にとっての、そうしたわずかな救いのような瞬間が美しい。
有名ではないけれど、丁寧に作られたことが伝わってく…
子供から見たお父さんの姿が印象的だった。
妹がいるから、自分は寂しさを素直に表せない。子供の描写がよくできていた。
妻が出て行って、自分もどうしたらいいかわからない中、子供を養わなければならない辛さ…