ハリー・ベンソン: 写真は語るの作品情報・感想・評価

ハリー・ベンソン: 写真は語る2016年製作の映画)

Harry Benson: Shoot First

製作国:

上映時間:89分

3.6

「ハリー・ベンソン: 写真は語る」に投稿された感想・評価

ルイ

ルイの感想・評価

3.9
"倫理は撮影に失敗した人の言い訳だよ。"

"被写体とは友達じゃない。よく見せようと思ったりもしないし、悪事を暴き悪人に仕立てようとも思わない。真の姿を切り取るだけだ。単純明快、それだけだ"

"写真が僕の言葉だ。"

"チャンスは一度しかない。私が伝えたかったのは物事の始まり。そして結末。時代は常に変わり続ける。目にした全てを写真に納めておきたい。つかの間の時。終わりの時。幸せの時。後悔の時。全て一瞬で過ぎ去る。"

"ベトナムを再訪した帰還兵は大怪我を負っていた。名はビル・ファレルだ。一緒にベトナムへ行った。彼は北ベトナムの病院を訪ねたかったんだ。多くの重傷患者がいたよ。ナパーム弾による被害者だ。生まれた赤ん坊は奇形児さ。そこで1人の男性に出会うことができた。北ベトナムの元兵士だ。なんだか感動したね。敵だった相手と会い互いに戸惑っていたが戦争で傷ついた仲間同士だ。ベトナムの兵士は笑いながら上手な英語で話したよ。"よく夜中に敵の陣地に忍び寄った。殺すためじゃない。音楽を聴くためにね。""

"過去の多くの独裁者や専制君主は言った。"イメージを操作する者は、民衆を統制できる。""

"伝説なんて馬鹿なことを。ありがたいことだが違うよ。自分がどれほどの人間が知っている"
良くも悪くもプロフェッショナルなクソジジイ

敵同士だったベトナム兵が終戦後米兵に言った「夜中に敵陣に忍び寄ったよ。殺すためじゃなく、音楽を聴くためにね」が印象的(写真じゃないんかい)

あと「悪口を言われるのが嫌い!」という有名人がいたら、その人に擦り寄るために「あいつ罵倒されるの好きなんだぜ」って言いふらすところ、クソだけどなんか良かった
whitelily

whitelilyの感想・評価

3.5
ビートルズ、ウィリー・ネルソン、ジェームズ・ブラウン、マイケル・ジャクソンなど数々のスターや歴代大統領たちを歴史的瞬間とともにカメラに収めた写真家ハリー・ベンソンのドキュメンタリー映画。
元々ジャーナリストの写真家であっただけに写真に対する情熱や信念の凄まじさに驚愕。どんな時代もどんな真実もレンズに収めて伝えることのみを信念に写真を撮り続けたハリーさん。時代、背景とともに写真を撮ったときのエピソードを交えながらのインタビュー形式のため公民権運動の指導者キング牧師と言葉を交わしたエピソードなどなど…貴重なエピソードも語られていてとても興味深い。

写真の中の被写体はすごく自然でハリーさんの被写体に対する愛情が感じられた。ハリーさんにしか撮れなかった一枚。
『特別になりたければ、さらに上を目指して自分自身を追い込む』プロフェッショナルな仕事の神髄を観てすごく啓発された。
YP子

YP子の感想・評価

5.0
2016年制作の写真家ハリー・ベンソンのドキュメンタリー。

ハリーがインタビューに答えるカタチで話は進んでいくのだけど、そこに登場する著名人はすごい魅力的な人ばかり!
当時の写真や映像が見れたりするよ。


フランク・シナトラ
ジェームズ・ブラウン
ビートルズ
オノ・ヨーコ & ショーン・レノン
モハメド・アリ
ウィリー・ネルソン
マイケル・ジャクソン
ヒラリー&ビル・クリントン
ドナルド・トランプ
ドリー・パートン
ボブ・ディラン & ブルース・スプリングスティーン
ロン・ウッド
ビースティ・ボーイズ
マーティーン・ルーサー・キング牧師


他にも大勢の素晴らしい方々の写真を撮ってる写真家!
彼は報道カメラマン。
1964年のビートルズのアメリカデビューに同行した事がきっかけでアーティストも撮るようになった。
なんとも被写体を自然体にさせる事のできるカメラマン。
そして“孤高の被写体”を好んだカメラマン。

マイケル・ジャクソンのネヴァーランドを写真におさめることができた数少ない写真家でもあって、ドキュメンタリーの中ではマイケルがインタビューを受けてるシーンも見れるよ!しかもすごい自然体。

『ウィー・アー・ザ・ワールド』の収録にも立ち会った。一晩中撮影が許されたのはハリーだけ!すごい!



“僕は自分が目にしたものをフィルムに収めるだけだし、それが真実を語ってくれると信じてる。”



なんてかっこいいんだ!ハリー。
ハリーの周りに集まる家族や人々の笑顔が彼の人柄や写真家としての素晴らしさを語っていると感じたドキュメンタリーでした!

写真や音楽が大好きな私からしたらヨダレものの素晴らしいドキュメンタリーでした!