2012~17年の間にニュースや身の回りで聞いた話など監督の記憶に基づき、普通の人々が死を迎える前日のエピソードをオムニバス形式で描く。それぞれの断章は、過去のナワポン作品に出演した俳優たちが演じるフィクションの部分と、市井の人々がインタビューに応える部分が混成されて進行する。死を恐れる子どもたち、他愛もないガーリー・トークを続ける女子高生たち、洗濯ものを干すカップル、株式市場で急死するディーラーなど。ときおり字幕画面で死にまつわるデータが表示される。
物語は、生まれたときから自分が死ぬ日(デスデイ)を知っている世界で、人々は何歳のデスデイに死ぬかわからない中、暮らしている。主人公(森田剛)の数奇な人生を切り取ったもので、3部構成されてお…
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>>続きを読む同僚の死を軽んじる上司に嫌気をさして会社を辞め、看取り士として第二の人生を歩んでいる柴久生はとある地方都市の看取りステーションに勤めていた。看取りとは、余命がわかった人々の最期の希望を出来…
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>>続きを読む少子高齢化が一層進んだ近い将来の日本。満75歳から生死の選択権を与える制度<プラン75>が国会で可決・施行された。様々な物議を醸していたが、超高齢化問題の解決策として、世間はすっかり受け入…
>>続きを読む8歳のヤンヤンは、祖母と両親と姉と台北で暮している。祖母が脳卒中で倒れたのを機に看病に疲れた母は家を出、昔の恋人と再会した父は過去を思い出し、姉は恋に思い煩う。そんな家族の姿をヤンヤンは冷…
>>続きを読む夜明け前、彼女がまだまどろみの中にいるベッドをそっと抜け出し、友人たちとサーフィンに出かけたシモン。しかし彼が再び彼女の元に戻ることはなかった。帰路、彼は交通事故に巻きこまれ、脳死と判定さ…
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