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私のお祖母さん
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『私のお祖母さん』に投稿された感想・評価

菩薩
4.0
エヴァ好きな人なら絶対に「ゼーレだ…。」ってなるファーストシーン。お役人達はその椅子をいかに保持するか、そして空いた一つ上の席を獲得するかで必死、毎日必死におサボりを続ける(どこも一緒やねぇ)。請願に来た労働者の訴えは、その円卓の中をクルクルと周り続け、「前向きに検討させて頂きます。」との絶対拒否の姿勢を伴って返却されてくる(どこも一緒やねぇ)。無能なジジイがのうのうとタバコをふかしたり、タイピストに熱を上げた挙句自殺したりする中、一人の風采の上がらぬ男がクビになる、未来に絶望した男は首に縄を巻き自殺を試みるも、そんな男を人形達が嘲笑う。幼い娘を抱えた母はヒステリーを起こし(超強烈)、夫は嫁との離婚を考えるが、彼の手に「推薦状」が握られているのを見て、嫁は泣きながら(もち嘘泣き)彼を止めようとする。役所も役人も、結局上に立つ者は誰であれ同じ、くたばれ官僚主義!働け労働者!銅像すらも人間が演じる超現実主義、これは確かに強烈な一作だった。
小
3.5
2018年10月に岩波ホールで開催の「ジョージア映画祭」にて鑑賞。無声映画時代の作品で、役人の失職から再就職活動の一部始終を通じて官僚主義をあからさまに批判する内容。

製作は1929年。アニメーションを取り入れるなど斬新かつ<アナーキーで、過激な内容だったために、ジョージア映画史上、初めて公開禁止、お蔵入りになり、1967年まで上映されることがなかった>(映画祭の資料)とのこと。

今、観てもナカナカだから、当時は相当だったのではないかと。タイトルの『私のお祖母さん』の意味がサッパリわからなかったけれど、映画祭の資料によると<「お祖母さん」は当時、「後ろ盾」を意味したという>とあり納得。ラストはこの「お祖母さん」がわかりやすいオチをつけてくれる。

とはいえ、ストーリー的に唸るようなものではなく、当時の状況に思いをはせつつ「よくやったなー」と感心する作品。
サイレントなのに、必要な中間字幕がほとんどない。活弁なしだと物語を半分も理解できず、グルジア映画史の研究家(&シネフィル)以外にとっては意味のない鑑賞になる。くたばれ官僚主義、くたばれ、というラストだけはもちろんよくわかった。“伝説的作品”。

妻役の運動量が呆れるほど多かったから、本作が上映禁止となって当時一番ガックリしたのは妻役の女優さんかも(笑)。

[岩波 ジョージア映画祭]

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