熱狂 ドンバス交響楽を配信している動画配信サービス

『熱狂 ドンバス交響楽』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

熱狂 ドンバス交響楽
動画配信は2024年3月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

熱狂 ドンバス交響楽が配信されているサービス一覧

『熱狂 ドンバス交響楽』が配信されているサービスは見つかりませんでした。
代わりに似ている作品として1件の配信作品が見つかりました。
『熱狂 ドンバス交響楽』に似ている配信作品

熱狂 ドンバス交響楽が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
クランクイン!ビデオ
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
スターチャンネルEX
みるアジア
WOWOWオンデマンド

『熱狂 ドンバス交響楽』に投稿された感想・評価

zhenli13

zhenli13の感想・評価

3.4
ドンバスといえばのこちら。勢いで観た。スターリン五ヶ年計画の記録映画で翼賛的な内容。ジガ・ヴェルトフ初のトーキーにして世界初の同時録音とのこと。ところどころロシア語のスローガン的なものやスピーチなどが入るがわからず。

映像と音の実験的同期が前半多くみられる。ヘッドホンをした通信交換手らしきショートカットの女性、正教会で祈る人々、ウオッカでへべれけになったおじさんら、聖歌や歪む鐘の音がそれぞれ切り返されることで、あたかもヘッドホンをした女性が教会の音を聴きその周辺に集う人々を想起するかのようなモンタージュとして映される。汽笛?手風琴?のような音が反復され、正教会の塔やキリスト像を多重露光で折れ曲がったり倒れたりしたように見せて、人々が塔の十字架を破壊し教会からイコンや聖具を運び出し、かわりに星形や旗やスローガンなどを掲げる(逆回しで星が上がっていく)シーンと、これまたヘッドホンの女性が切り返される。共産党による偶像崇拝禁止の賞揚。

後半は第二次産業!鉄鋼業!という感じの長いシークエンスとなる。陰影を強調した工場や機械や群衆の構成主義的なショットが多用される。つらそうな人などは映されず、女も男も機械も馬もみんなで頑張ってるよ!という感じや、見上げる女性のアップが連続したりして前向きな印象を演出する。
イオセリアーニの『鋳鉄』しかり、鉄鋼工場のプロセスは見てて楽しいのだが、これは同じようなシーンが多くちょっと飽きる。
とはいえ人より大きな四角柱の延べ棒が流れてくるシーンや、直径5センチくらいでものすごく長い鉄棒が鋳込まれて出てきたのをひょーっとヤットコで押さえて次の機械に入れる動作、男たちがシャベルを振るう動作の俯瞰ショットなど、弧を描く運動を反復するのは面白いし、煙の立ち込める工場の細い格子から光が幾条にも差し込むショットは美しい。
天井の低い鉱山で働く男たちと、その動きを抽象化したらしい男たちのダンスの切り返しのシーン。このヘンな集団シンクロダンスがモンティ・パイソンかクラフトワークかYMOの「体操」か、て感じで唐突過ぎて笑う。

後半につれ、音と映像の実験的な同期は減り、スピーチが多くなる。『カメラを持った男』でもみられた多重露光やモンタージュなどの扱いは全体に素朴な印象を受ける。
河

河の感想・評価

4.6
レーニンのなんかしらの祝いとして、五か年計画下での工業的な発展の過程を撮った映画
宗教建築物が破壊されてソ連の旗が建つところの背景に映る黒煙を上げる工場、人や鐘の動きに合わせてグラングラン揺れるカメラ、傾いた画面に影のように映る人々っていう冒頭の不穏さからその発展に対して否定的なことがわかる
鉄道が通り採掘も進んでって時間が流れる中で、労働者が全員同じ動きで規則的に動いていく様子が軍隊の規則的な行進、工場や鉄道と重ね合わされる その後の仕事終わりのようなシーンでのダンスすら歯車によって動かされてるような人工的なものに見えたり、人々が段々と工場の部品の一部のようになっていくところがモンタージュによって示されていく
その映像に汽笛や工業音や音楽がバッキバキに割れたインダストリアルな音像で切り貼りループされていて、それと映像が組み合わさることで、映る人工的なものが何か全て一つの生き物として蠢いているように見える 工業化っていう大きな流れによって人々がその一部として非人間的になっていく過程を見せられたような感覚があった

その工場の中で熱された鉄が白黒なのと光の加減もあって痛いくらいの白さで光る物体と化していて、全体的に異様な中でも際立って異様だった 他の映画でもあるように、この物質的で刺すような光が原子力のメタファーになってたりするんだろうか

こういう全てがカメラを持った男と同じく現実にあるものを撮ったもので構成されているっていうところ、現実のものを組み合わせてより大きなモチーフを浮かび上がらせるところがキノプラウダってことなのかなあと思った

初トーキーらしく、カメラを持った男にモンタージュの対象として映像だけじゃなく音も使い始めて、さらにその音自体も加工したもしくは意図的に割っているって感じで前作との連続性がある カメラを持った男にもあった光や規則的に動くものへの明らかなフェチズムも引き続きある

おそらく汽笛だろう音がループするところがめちゃくちゃに好きで、あとダンスの時繰り返しのタイミングで一瞬音が切れる時のあの糸が一瞬切れたような感じもめちゃくちゃに良かった

熱狂 (ドンバス交響楽) 直訳のはずなのに一気に語感がダサくなってる
湿疹

湿疹の感想・評価

-
事実の運動を映像の運動に、ってどういうことかあんまりわかってなかったけど、なるほどこれは運動だ…… 五ヵ年計画の記録映画にしてヴェルトフ初のトーキー、視覚情報だけで十分に音楽的 線路にハンマーを叩き下ろす労働者の動きと連動したダイナミックな運動するショットの反復、対象の増殖、破壊された正教の教会に逆再生で宙を舞っておさまる赤い星 カメラはこんなにジグザグに動いていい 

『熱狂 ドンバス交響楽』に似ている作品

国葬

上映日:

2020年11月14日

製作国:

上映時間:

135分
3.7

あらすじ

1953年3月5日。スターリンの死がソビエト全土に報じられた。発見されたフィルムにはソ連全土で行われたスターリンの国葬が記録されていた。67年の時を経て蘇る人類史上最大級の国葬の記録は、独…

>>続きを読む