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Season of Monsters(英題)
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『Season of Monsters(英題)』に投稿された感想・評価

[ハンガリー、世界に絶望し変革を希求する人々]

1987年ヴェネツィア映画祭コンペ部門選出作品。ヤンチョー・ミクローシュ長編20作目、久々に同時代のハンガリーを舞台とした"混沌"四部作の第一篇。アメリカに亡命していた大学教授ゾルタイは亡命後初めてハンガリーに帰国するが、テレビ番組によるインタビューが終わるとすぐに自殺してしまう。自殺を知らされたかつての同級生バルドーツが遺体のあるホテルの部屋に行く長回しは実に強烈。なにせ、終盤のエレベーターのシーンでは殴られた女がガラス越しに吹っ飛んでくるのだ。意味が分からん。そして、クローネンバーグの『クラッシュ』における"カー"セックスを模したカーチェイスくらい後ろを付きまとってくるヘリコプターとの追いかけっこ、人間→自転車→バイクという過去作の変遷を思い出させるような大量の車による"集団行動"を長回しの中で焼き付ける。そして、バルドーツやスウェーデンに亡命していたコモンディを含めたゾルタイのかつての同級生たちは、恩師コヴァーチの元に集まり、彼の誕生日を祝い騒ぐ。コモンディはヤンチョー作品のミューズともいえるマダラシュ・ヨージェフが演じているが、いつも以上にミシェル・ピコリっぽい。また、ブラウン管テレビがフレーム内フレームとして登場し、異なる時空を同居させる窓として何度も登場していた(見えないものを見せるものとしても、消費主義や監視国家の表象としても)。爆発が頻発し突然人が燃え始める等々、長編20本も撮ってて先鋭化/形式化し続ける長回しにもここまでの可能性が残されていたことを提示し続ける。内容に関してはさっぱり理解できないのだが、ハンガリーに残ったバルドーツと欧米諸国から帰ってきたゾルタイ/コモンディが対比され、その間に何名かの女性を置くことで水面下で起こる東西の対立を視覚化しようとしているのだろう、という気がしている。その上で、"ハンガリー人であることと国籍は関係ない"としたゾルタイが自殺した理由を探索するような作品でもあり、争ってばかりな人間たちに飽き飽きして平等性の担保された新たな世界を切望するような作品でもある。基本的にヤンチョー作品で全裸女性は背景の一部だったのだが、本作品では其々が一人の人間として描かれているのも印象的だった。冒頭の都市部での長回しが最高にイカれていたので、この人は実は都市部で撮影した方が(つまりある程度の制約がある方が)パワフルになるのではと思うなどした→これも次作『Jesus Christ's Horoscope』を観たら熟れてきてしまって面白味を失っていた。あと、タル・ベーラがイエス・キリスト役で登場してた。死体の前に連れ出されて、コイツらを生き返らせないと、テメエもこの血塗られた世界に俺たちを捨てたテメエの親父みたいに人殺しだよ、と罵られていた。
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