ギャスパール、結婚式へ行くの作品情報・感想・評価

ギャスパール、結婚式へ行く2017年製作の映画)

Gaspard va au mariage/Gaspard at the Wedding

製作国:

上映時間:103分

ジャンル:

3.5

あらすじ

「ギャスパール、結婚式へ行く」に投稿された感想・評価

暗闇のダンスのシーンが印象的だった

動物的生態を持つ一家 それを外から見る次男 と言葉にするヒロイン
akrutm

akrutmの感想・評価

3.6
父親の結婚式に出席するために動物園を経営している実家に戻ったギャスパールと家族の面々を描いた映画。動物園を経営している家族というちょっと珍しい設定は興味を引くし、浮気癖のある父親、経営難でやりくりに苦労している兄、小さい頃に亡くなった熊の毛皮を年中着ている妹など、とても個性的なキャラクターが出てくる点は魅力的な映画である。

本映画のもうひとつの特徴は、人間の持つ獣(けもの)性が表現されている点にある。妹コリーヌは、冬は家に閉じこもるなど熊のような生き方をしているし、兄のギャスパールに恋心を抱くという近親相姦的な関係もとても動物的。ギャスパールがローラの膝の裏や足の匂いを嗅ぐ仕草とか、父親がドクターフィッシュ風呂に浸かる姿などもそうである。人間はいかに動物であるかをあらためて思い出させてくれるし、ギャスパールが実家で暮らさずに都会に出ているのも、これが理由なのだと思う。

しかし、いくらキャラが立っていても、しっかりとしたストーリーやプロットがないと、映画全体としての出来が良いと感じることはできない。残念なのは、本作のストーリーがかなり弱いのである。例えば、実際は赤の他人だが、恋人としてギャスパールとともに実家に訪れる女性ローラの扱いが中途半端。この話が映画の冒頭に来るので、観る側としては、この部分から話が展開していくと思ってしまうが、この件についてはほったらかしの状態である。ローラが本当の恋人だという設定でも何も変わらないだろう。ラストシーンで起こる事柄もかなり唐突すぎて、締りが悪い。

最後に、コリーヌを演じているクリスタ・テレとは異なる女性の映像が、13歳の頃のコリーヌとして時々挟まれるが、この若い頃を演じているエルサ・ホーベンがとても可愛かった。
yuko

yukoの感想・評価

3.8
2019.3.14 青山シアター
myfff2019

たまたま知り合った男の人に頼まれ、婚約者のフリをして彼の実家へ。
彼の実家は閑散とした動物園。
ドクターフィッシュの水槽に浸かるお父さんや、死んだ熊の毛皮を常に身につけている妹など、濃いキャラ満載。
最後に結婚式を挙げる意外な2人も面白い。
日傘

日傘の感想・評価

3.9
面白かった〜!あまりない展開で良かった!でも群像劇は難しいね
sun

sunの感想・評価

4.0
2019.64

普通って何だろうな。

幸せの見つけ方は様々で、愛を見つけるって何だろうな。

展開が読めなくて最後まで見入ってた。
肉浪費

肉浪費の感想・評価

3.4
旅する寝なし草の変人女が偶然出逢った男と
それ以上の変人の男の家族経営する動物園主たちに呑み込まれる

要約するとちょっと変わった家庭の帰省ファミリームービーですね。
ギャスパールじゃない、どちらかというと巻き込まれる他人視点で主演といえるちょっと変わった女性が動物園経営家族に出逢う話です。
家族で動物園経営という映画にあるにはあるが珍しい設定なのに、親父が再婚するに至って一悶着あるし、妹は美人だけど精神が成人女性のそれじゃく、"野生児"的な自由人であったりと家族構成が結構個性的な面々ですw
そしてキャスパール自身も変態寄りw

それに比べて、巻き込まれ役のローラは個性が一気に家族に呑み込まれて"凡人役"に成り下がり、肌年齢的加齢が滲み出ていてヒロインとして魅力が薄くなってしまったのが、狙いがどこにあるのか不透明で勿体ないと思ってしまいましたね…
それに加え、「動物園経営」という家業との向き合う話でもあるんですが、ラストの〆として家族と向き合いきれていなく、雑に店終いしたカタルシスに欠けた、悪い意味で"フランス映画"らしい終わり方が不完全燃焼なのも勿体ないという感慨です…材料は良かった!
ゆき

ゆきの感想・評価

3.6
《家族より愛せる人》
ポップなファミリーものを観たくて選んだら…確かに家族愛はあったけれど、普遍的だった。笑
音楽がとても好み。
ラストの電車のシーンの締め方も好き。シーン毎の画が脳裏に焼きつくタイプの一作でした。
TOT

TOTの感想・評価

3.4
‪動物園を営むちょっと不思議なギャスパールの実家を訪ねる、これまた不思議な女性ローラ。
妹と兄の危うい関係や世間離れした家族の描写が『ホテル・ニューハンプシャー』を思い起こさせる。
主演レティシア・ドッシュならではのとぼけた空気感がいい、軽妙なロマコメ‬。

MyFFF
しう

しうの感想・評価

5.0

このレビューはネタバレを含みます

舐めてた。
ユルなバタバタ変な家族映画だと思って見始めたらとんでもなかった。
あの映画もあの映画もあの映画も好きなんだろうと感じさせつつ、でもとてもオリジナルで血が通ってる。
何だ、名作だ。
映画!
寂々兵

寂々兵の感想・評価

4.2
成り行きでデモ隊に参加した女と実家の動物園へ帰省する男のボーイ・ミーツ・ガール(マダム)、自分を熊だと思い込んだクリスタ・テレ、ドクターフィッシュに湿疹を治してもらう野心家のビッグダディとリアリストの婚約者、官能と嫉妬、美と野性、刺青と手錠、再構築への人生賛歌。居心地の悪さと生々しさに2時間痺れっぱなし。毎年この時期はフランスの新鋭作家のポテンシャルに恐れ戦くばかり。
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