ナショナル・シアター・ライヴ 2019　ヴァージニア・ウルフなんかこわくないの作品情報・感想・評価

最高だった。

3時間にもおよぶ大作を、たった4人で上演することは並大抵のことではない。

時間が経つにつれてどんどん変化していく役者たちから、終始目が離せなかった。

映画館でこの興奮なのだから、…

ナショナルシアターライブの
フォーリーズで観た
イメルダ・スタウントンと
夜中に犬に起こった奇妙な事件の
ルーク・トレッヴッタウェイ、
そしてイマージェン・プーンツと
馴染みのある役者がそろった
中…

何層も奥底に沈んだ本心が罵声と駆け引きからゆっくり浮かび上がってくる様子がとても面白かった。

第2幕が一番カロリー高くて面白かったんだけど、全3幕通してまるでボクシングの試合を見てるような爽快感と…

演じている側もだが、観ている側も相当エネルギーを使う作品。私の能力では、観劇後にじっくり考えることしかできない難しさがあった。台詞より字幕が先に出るので、画面の中の観客の笑いとこちらの観客席で笑いに…

一種のスリラーというか、謎解きの要素を大いに含んだ作品。

「なぜこの人達は言い争っているのか」を観客として俯瞰して見ているつもりが、最終的にはまんまとこの人達に騙されていたことが分かる、という構造…

見る前から分かってはいたけれど、凄まじいプロダクション。
3時間ほど尺がある内、殆どが激しい罵りあいだから見ている側もエネルギーを使う。
熟年夫婦と新婚夫婦の会話を見ているうちに、4人の中に身近な人…