ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「誰もいない国」の作品情報・感想・評価

ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「誰もいない国」2016年製作の映画)

National Theatre Live: No Man's Land

上映日:2017年09月22日

製作国:

上映時間:150分

3.8

あらすじ

『ナショナル・シアター・ライヴ 2017 「誰もいない国」』に投稿された感想・評価

さかい

さかいの感想・評価

3.5
シネリーブル池袋のアンコール祭りで鑑賞。酔っ払いのたわごとと意地っ張りと大言壮語(と認知症)で全編すすんで話の筋はぜんぜん通らないけど個々の会話や演技が魅力的でなぜか観れてしまうタイプの不条理劇。
もう一度見たいかと言われたら見たくないけど面白くなかったかと言われたらなんか面白かった気もする……。最後のQAセッションのおかげでだいぶもやもやしたきもちが解消した状態で帰れる親切設計だった。
永遠にチグハグな会話を破綻しないように演じるのすげー
一挙手一投足自信満々だから安心して観れる
幕間で役者全員トイレ行ってる
難解?すぎて全然意味わかんなかったけどおもしろかった〜自分もお酒飲みながらほろ酔いで観るのがちょうどいいのかも
chaooon

chaooonの感想・評価

3.6
シネ・リーブル池袋のNTLive冬祭り2020から2本目✨✨
冬祭りは既に観てる作品ばかりだったので、2本で締め❄️

冬祭りは続けて、イアン・マッケラン主演作✨
今度はマグニートー&プロフェッサーXの共演💥

って軽いノリで観に行ったら、火傷した😵
いや、もはや大火事🔥🔥🔥

今まで観た全ての映画・演劇のどの作品よりも難解だったかも🤪
これはどう受け取ったものか…🤔

ワンシチュエーションの閉ざされた一部屋。
登場人物4人のみで繰り広げられる不可解な会話劇。

色んな解釈が出来る作品だということは、感じ取れたし、観ながら色々想像を巡らせてみたけど…

辻褄が合わず、嘘なのか真実なのか、見栄から出る誇大妄想なのか、記憶の歪みなのか、物忘れなのか…
現実なのか、全て虚構なのか…
この閉鎖された空間は一体なんなのか?
現世なの?死後なの?異空間なの??

邦題は『誰もいない国』となっているが、原題の『No Man's Land』は戦場においての中立地帯や、曖昧な状態や領域をさす言葉。
まさにそんな感じのする不思議な空間だった。

サーの称号を持つ、イアン・マッケランとパトリック・スチュワートの名優2人が織りなすなんとも不思議な空間。

おじいちゃん2人の掛け合いや、間の取り方など、クスッと笑える場面もあり☺️
全ての場面の演技の緩急に見入ってしまう!
イアン・マッケランに関しては、リア王よりこちらの演技の方が好きだなって思ったくらい😍
愛らしい🥰

名優同士の演技合戦!そこは間違いなく面白くて、時間もあっという間ではあったけど…
ストーリーが結局、何一つ理解できないから、余韻も何もあったもんじゃない🙄
というのが正直なところ…

ここ一年くらいでNTLiveシリーズ色々観てきたし、どの作品も4.0以上をキープしてたけど、初めての撃沈だわ、これ😇

終演後にQ&Aと銘打った、アフタートーク的なものがあって、これは新しいパターン✨✨
長年同じ役を演じ続けたという2人のなんとも言えない空気感にはほっこり☺️

舞台は演じ手だけじゃなく、観客がいて初めて完成するんだっていうお言葉には、感極まるものがあり、やっぱり舞台って空間は特別なんだよな〜と本編よりもそちらに感動🥺✨✨
良かった。とても。

アクシデントですら
芝居のテイストに乗るよう上手く扱う。
観客の反応とキャラクターの世界での出来事を交ざり合って創り上げる演劇。

やっぱ演劇は尊い!!
lololo

lololoの感想・評価

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ヨレヨレスーツのイアン・マッケランasスプーナーの方が、最初はちょっとヤベェノリのじいちゃんなのかなって思ったら、途中からパトリック・スチュワートasハーストの様子がおかしくなって……。
2人の関係性も二転三転し、途中から出てきた用心棒とも秘書とも見える2人組もなんだか怪しいし……。

夢が現実か気遣いか本音か、それらが全部ないまぜになっていくのが不気味で不穏で知的で心地よい。4人だけ、しかも舞台は同じ部屋だけなのに、部屋の外の世界まで見えるようか気がしたのは台詞回しの妙だったり、キャラクターのリアリティなんだろうな。

もしかしてハーストは認知症なのかなと思ってたら、上演後のQ&Aでそういう言及がされててなるほどなぁと。認知症の症状に、口数が減るってのがあった気がするけど、最初のハーストはその状態にあったのかな(その後、よく喋ってスプーナーが圧倒される場面もあったし)。

いいスーツを着たハーストが、明らかに友達ではないスプーナーと思い出を語り続ける場面は滑稽みと切なさがあった。それにしてもパトリック・スチュワート、あのスーツの着こなし超かっこよかったな。コーヒー溢してたけどスーツは大丈夫だったんだろうか。大丈夫じゃないか。

単なるおじいちゃんのお喋りかと思いきや、2人の状況が明確になり、人が加わり……とスリリングな展開ながらも、セリフが詩的なものも多くて美しかった。ちょっと眠くなったけど、なんやかんやで面白かったな。渋いナショナルシアターの演目でした。
Mizuki

Mizukiの感想・評価

-

このレビューはネタバレを含みます


アンコール上映にて鑑賞


名優の佇まい

ふつふつと湧く怒りや悲しみの感情(思い出せない事による怖さとか真意は分からないけど)にこちらも共鳴する。
認知症の会話と思わなければふとした瞬間に置いてけぼり感を食らう。(幕切れ間際のセリフ)

肩の抜けたコメディシーンに熟練の技術を見せられて、高度な遊びを楽しそうにやってて羨ましい

鑑賞後のアフタートークのやり取りがステキ
話題の拾い方がさんま御殿並みにスムーズ

生きた俳優のいい栄養をもらった気分。

向こうのお客さんは作品内容をちゃんと理解していたようで一体感が凄まじく、イアン・マッケランが(たとえお世辞だとしても)お客さんを「これまでで最高のお客さん」と褒めていたのが印象的。

メモ📝
投げたグラス割れたのが400回やって4回のエピソード
初見であんまり理解できなかった。後半は何となく分かったしも一回見ときたい
パトリックスチュワートめっちゃかわいい笑
独り言

独り言の感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

まさか観れると思わず。
サー二人芝居かと思ったら4人芝居で、うち1人はGOTで見た顔。
イアンマッケラン 扮するトランプ風の詩人と、パトリックスチュワート扮する上流階級の詩人の邂逅。
笑いと皮肉に包まれた、相互不理解、老いたる悲しみ。
LOGANのプロフェッサーを思い出した。
誰もいない国に閉じ込められた詩人の台詞は胸にせまるものがあった。
本当に最高の演技。見れて良かった。
アフタートークがあってほんとに良かった!字幕ついていくのにやっとだったから。
存在の不確かさや根拠なき優位性みたいなものが浮かび上がっては消えてまた立ち上がる……。言葉で不安を埋めていくような。
「認知症の芝居」だと言っていたのが印象的でした。戯曲読み込むと面白いんだろうなあ!
>|

あなたにおすすめの記事

似ている作品