バージニア・ウルフなんかこわくないの作品情報・感想・評価・動画配信

「バージニア・ウルフなんかこわくない」に投稿された感想・評価

エリザベス・テイラーの代表作を鑑賞。マイク・ニコルズ監督、本作が映画監督としてのデビュー作とのことなのですが、いきなりこんな素晴らしい作品を生み出すとは天才すぎる…!

ニュー・イングランドの大学構内の邸宅に暮らしているジョージとマーサの中年夫婦が、パーティーから深夜に帰宅する。そこに2人が招待した若い生物学者ニックとその妻ハニーもやってきて、4人で酒を飲むうちにジョージとマーサの深刻な夫婦仲が露呈され始める…。

舞台劇がオリジナルということで、ほとんどが部屋の中での4人の会話シーンのみ。冒頭から何とも言えない夫婦間の”気まずさ”が漂っていたのですが、次第に2人の口撃がエスカレートして壮絶な罵り合いに発展。映画史上初めてFワードが登場した作品としても有名ですが、このたった数年前にハリウッド黄金期らしい名作『サウンド・オブ・ミュージック』や『マイ・フェア・レディ』が封切られていると考えると、本作がいかに画期的で今までの既成概念を壊した記念碑的作品かが分かります。本作以降、”アメリカン・ニューシネマ”の勃興など大きく映画界が転換する時代が始まると思うとなんだか鳥肌もの!(笑)
清純なイメージの役のリズしか観たことがなかったので、本作で彼女が演じた荒れまくりの屈折したマーサにはとにかくびっくり。終始タバコ片手にヒステリックに怒鳴り散らす姿には狂気すら感じました…!本作で2回目のオスカーを受賞しています。
実生活の夫でもあったリチャード・バートンとのコンビネーションも最高。リチャードも陰のあるジョージ役を淡々と演じていて、マーサとはまた別の意味での狂気を感じました。あのブランコのシーンとか、ニヤニヤ笑う姿が忘れられない…。

”息子”の存在が最後までキーとなっていて、今も自分の中で結論が出ない…。でも間違いなく言えるのは観終わった後は誰もが落ち込む鬱映画なので、正常なメンタルのときにご覧になるのをお勧めします(笑)。
たくみ

たくみの感想・評価

2.6
ストーリー★★☆☆☆
映像★★★☆☆
演出★★★☆☆
キャラクター★★☆☆☆
音楽★★★☆☆

とりあえずこんな結婚生活は送りたくないです。
masa

masaの感想・評価

3.4
戯曲原作の会話劇
万年助教授の夫と親が学長の妻
いつも口悪く罵り合っている
そこへ巻き込まれる若い教授夫婦を交えて罵り合いの果てに
MikahJay

MikahJayの感想・評価

3.7
この映画、主人公夫婦はゲイの偽装結婚としか思えない。仮面夫婦は仮面夫婦なりにまあ上手くやってたんだろうけど、些細なきっかけで始まった口論が触れてはいけない暗黙の禁忌に踏み込むまでに拡大し、ついでにもう一組の夫婦の暗部まで曝け出し亀裂を入れてしまうという。なんとも迷惑な痴話ゲンカだこと。ま、やっぱり偽装結婚してもいいことはないってことで。
リズとリチャード・バートンの演技対決。名作だし題名だけは知っていたものの初見。会話劇だがそこまで退屈せず楽しめた。
ラスト5分まさかの再生不良でクソ萎えた。DVDは稀にこれがあるからなあ泣。
EmmA

EmmAの感想・評価

2.8
まさしく舞台として作られた作品
だからなのか映像として観ているのが
だんだん辛くなってきた

エリザベス・テイラーと
リチャード・バートンの夫婦は
終始互いを罵りあっていて
夜中にやって来る若い夫婦も非常識

その不条理劇みたいなものが
舞台だったら違う感覚で見られたかも
エリザベス・テイラーの老けメイクと
迫力の演技には圧倒されました
ミー

ミーの感想・評価

2.9
SAD.SAD.SAD

私みたいなイカれ女が出てて僕達の未来かも…☺️って言われて見たw

1番イカれてるのは新人教授の妻じゃ〜〜!!!
2時間長い…。
ENDO

ENDOの感想・評価

4.2
しどろもどろな夫と威圧的な妻の罵詈雑言に心底うんざりする文字通り病んで狂ってしまった夫婦の真夜中の宴。spoilされ続ける状態が若い2人にも伝播してエゴが剥き出しになって自尊心はグズグズになってしまう。安らかな嘘の安息と嘆息で酸欠になること間違いなし!30代とは思えぬリズの迫真の演技。
ねぎお

ねぎおの感想・評価

3.2
ジョン・カサヴェテスの映画かと思っちゃいました!笑
でも実は有名な戯曲なんですってね。
二組の夫婦が夜中に罵り合う中に夫婦の真実をあぶり出すというね。

いやあセリフ・・設定された性格・・
かなり下衆です。
エリザベス・テイラーじゃなかったら観るのをやめていたかも!!
彼女34歳にして今作で二度目の主演女優賞!

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アカデミー受賞作品を観よう92(1966年第39回撮影賞/主演女優賞/助演女優賞/衣装デザイン賞/美術賞)
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でもね、34歳にしてはね、下っ腹のあたりはもうちょっとお年を召した印象。波乱万丈!故の圧倒的な演技力と言えるのかどうか・・。

このレビューはネタバレを含みます

原作未読
人間ここまで狂えるのか…。

深夜2時。荒んだ家でいつもの如く夫婦喧嘩をしていると、知り合ったばかりの1組の夫婦が訪ねてくる。ゲストを巻き込んだ夫婦喧嘩は泥沼の様相を呈していく。そして夜明けとともに明かされるこの夫婦の軋轢の原因。

実は夫はゲイで世間体を気にして結婚しただけの仮面夫婦だった。一方、妻は夫のセクシャリティーにより、子どもを持てない事を嘆くあまり、イマジナリーチャイルドを作りだし、その子どもを心から愛してしまい、夢と現実の区別がつかなくなり精神に異常をきたしてしまっていたのだった。

ヘイズコードが幅を利かせていた時代の映画なのだが、口汚いセリフやエリザベス・テイラーのエロエロな格好が楽しめる。観客を置き去りにする斜め上を行く展開もスリリングで好き。エリザベス・テイラーって大大大女優なのに変な映画にもいっぱい出ているな。
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