冒頭の数分でマカーベアがどんな子なのか淡々と理解させられる。
夜中にのそりと起きたと思ったら、ボウルに用を足しながらチキンを食べるシーンは静かな衝撃があった。
どうしても、この子に手を差し伸べる…
音効についてはかなり時代を感じるが、テーマ性やその表現は時代を超えて刺さる。
美しいと受け取られないような主人公の演出と、映像的に美しくみられるような撮影と、複雑な描写が興味深い。
動きで繋いでいく…
とても良かった!
70年代後半のブラジルが舞台
北東部の田舎からサンパウロに出てきた、身寄りのないマカベーア
だいぶ鈍くさくて世間知らずで、間借の粗末な部屋に住み
安月給で働き、毎日同じホットドッ…
マカベーアの日常は傍から見たら冴えなくて地味に見えるかもしれないけど、ラジオを日々の楽しみにして、恋をするために街中で異性とアイコンタクトを取ってみたり、ホットドッグとコーラを頬張るマカベーアはとて…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
誰のどんななんてことない人生にも、何度かは劇的な瞬間「星の時」がやってくる。それが吉か凶かは本人の捉え方次第なのかもしれない―
そんな良くも悪くもジャストタイミングに集中する“間”を端的に表したタイ…
多層的な不条理の中で沈没していくマカベーアちゃんの姿が辛すぎる。
貧富や身分の差を問わず誰もが平等に与えられる時間を慈しむように、ラジオ時計を聴き、秒針のペースでタイピングする。性欲に掻き立てられて…
マカベーアの変な暮らしっぷりは「面白さ」と「持たざる者の悲哀」の両方を感じた。
作品全体を通して身の丈に合わないものを求めることに対してやけに厳しくラストは鮮烈…占い師お前何なんだよ⁉︎ともなるが……