Faustrecht der Freiheit/Fox and His Friends
しんどすぎる!!
とにかく観ててずっと悲しかった。
ラストのシーンも結局は知り合いでも面倒ごとは起こしたくない、金目のものは全て奪うという人間の汚さを映していて無情すぎた…
でも観れて良かったとも思…
骨の髄までしゃぶりつくされて捨てられたくなければ、知恵をはたらかせるしかない。それができないのなら権力に尻尾を振って媚びる。それもできないならその先にあるのは死のみ。そして死んだ後ですらすべてを奪わ…
>>続きを読む《宝くじ成金、ブルジョワ仲間入りで掴んだ恋》
今年はファスビンダーを映画館で観られただけでなんだかんだ有意義な年だったといえよう、本作も無事魂鷲掴みのまんま映画が終わった。室内の空間演出に相変わら…
二者間から離れた場所にいる何かに引っ張られる序盤から面白すぎ。法律と力によって奪われる冒頭10分は予告になっている。その後の人物が入れ替わる幾つかのシーン(運転席と助手席、扉での入れ違い)によって主…
>>続きを読むあまりにも救いがなくどこまでも痛ましい物語。宝くじが当たった大道芸人フランツは、ゲイのコミュニティで出会ったブルジョワの男性に恋をし、お金を貢ぐようになる。生まれ育った環境が違う二人は、会話も趣味も…
>>続きを読むどこまでも虚しく、救いようのない恋愛。
とにかく主人公のフランツが可哀想でしょうがない。
愛するオイゲンについて行こうと必死に足並みを合わせるのに、その努力が報われることはない。フランツがストレス…
男性同性愛者の目、彼らの視線に喝采を送りたい。
焦点距離が短い、丸みを帯びた目たち。
視線のやり取り、その交渉、やり取り、距離のつめ方、そして俊敏な口づけ。
彼らは目で常にコミュニケートし続け…
この救いようのなさをなんと説明したらいいのか、それが表題の『自由の代償/暴力』なんだろう。ファスビンダーのオム・ファタールぶりというか、人たらしぶりを垣間見るような可愛らしくも色気のある演技を拝めた…
>>続きを読むロトで目の色変えた時点でこいつ…と思ったら案の定クソ男だった。「死者の集会」の名の由来なんて知るか、と宣う人に文化の何が分かる?わたしがフランツなら論破しにいっちゃうな。ゲイカルチャーの原点ともいえ…
>>続きを読む©Rainer Werner Fassbinder Foundation