最前線の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『最前線』に投稿された感想・評価

菩薩
4.0

終盤の距離感と高低差を活かした決戦がとにかく面白い、斜面をコロコロ転がってくる殺人手榴弾。眠れる獅子かと期待させる大佐が結局大した事なく呆気なく死ぬが、それによって上官(父)に死なれた部下と部下(息…

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3.9
冒頭から徹底して這いつくばることを強いられる地獄のような展開が続いていく。
緊迫感ある
ドラマが全て行軍のうちに完結してるのがいい意味でシンプル
栄光なく死んでく兵士達がやるせない
黒旗
3.5

「さーじぇん!」「てなんっ!」思惑は違えど、協力してきた二人が決死の覚悟で数に勝る敵陣に挑む。シブく、おっとこ臭い戦争映画。アルド・レイさん演じるモンタナのキャラクターが上手く描けていると思った。地…

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4.3

緊張感と自然に人物の心情変化と葛藤を見せるのがうまい。アンソニー・マンの緊張感を高める遠近感ある構図好き。中尉の最初から徹底して絶望を抱えながら進んでいくのが苦しい。大規模な撮影じゃないのにここまで…

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精神耗弱に陥った大佐や逃げ出して地雷を踏む兵士など男らしさの喪失が描かれるのは、『裸の拍車』も踏まえるとアンソニー・マンの一つの主題なのかもしれない。最終的には決死の戦闘を見せる兵士を称えるものにな…

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アメリカ映画ではめずらしい朝鮮戦争を題材にした作品
朝鮮戦争のアメリカ映画と言えばM*A*S*Hが思いつく
5.0
壮大な映画だとセットに気合が入りすぎて作り物感が出ちゃう時があるけど、この作品は低予算故に何気ない風景が続くのが逆にリアリティを感じた。人間ドラマも面白いし、いぶし銀的な戦争映画だと思う。おすすめ。

突発的に撃ち抜かれる受話器と写真。周囲の情報がフレーム外に押しやられる時、つまり画面がアップショットへ切り替わった瞬間にこそ、予想だにしない危機は迫って来る。行けども行けども気が抜けない兵士たちの間…

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えす
3.6

僅かな安堵と動揺が死を招く戦場で疲弊する兵士達を豊富且つ的確なカメラ位置で捉えている。駆け抜けることを強いられる砲撃と、緩やかな動作を強いられる地雷処理との凄まじい緩急。木漏れ日が差し込む静謐さを湛…

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