砂漠の鼠の作品情報・感想・評価

「砂漠の鼠」に投稿された感想・評価

イシ

イシの感想・評価

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編集の人と名付けた方は、ワイズのどこをどうみてそう言ったのかなあ。
1941年、スエズ運河を目指すドイツ軍ロンメルの戦車部隊のトブルク攻略を阻止しようと奮戦するオーストラリア軍の物語。
あえてオーストラリア軍に着目したトコロに特異性があり、いつものアメリカンな雰囲気とは異なっているトコロが面白い。というか、ヤンキーのイケイケどんどんに慣れてると、大らかが転じて呑気にも見えるオーストラリア人の気質が逆にスリリング (笑)。特に指揮官であるイギリス人のマクロバーツとの齟齬は部隊の士気自体がどうなるのか……という懸念を煽っていた。
ただ、マクロバーツの恩師がただの『酒で教師を続けられなくなったダメおやじ』に留まっていたのがちょっと残念。確かにマクロバーツのいいアドバイザーにはなってたけど……イヤ、この作品全体でキャラの掘り下げほぼ皆無だったけど。
ともあれ、砲撃戦などの迫力は素晴らしい。特にスピッドファイアから機銃掃射をうけるシーンは感動モノ。
TSUBASA

TSUBASAの感想・評価

2.6
これは簡単に書かせていただきます。見てもう一ヶ月くらい経ちましたが、書く気が特に起こらずに放置してました。。
少し前にMarkした『砂漠の鬼将軍』の主人公ロンメル元帥が出てくる作品であり、彼が率いるドイツ軍と、連合軍が北アフリカで衝突する様を描いてます。面白いことに、今作のロンメルを演じているのは、『砂漠の鬼将軍』のロンメルを演じたJ メイソンであり同一人物。
しかしながら、今作はあまり面白くなく、ただ戦争のシーンを淡々と映してるような印象でした。断然、『砂漠の鬼将軍』の方が良いと思われます。

ちなみにタイトルの「砂漠の鼠」とは、ロンメルが「砂漠の狐」という異名を持っているのに対し、英国側が自分達につけた異名である模様。どちらが正義とは一概には言えませんが、第二次世界大戦期、こうした砂漠地方でも激戦が繰り広げられていたというわけです。
Mariko

Marikoの感想・評価

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主人公の英軍将校のキャラクターが今ひとつ釈然としない感があって映画全体としては希薄な印象。
但しリチャード・バートンに非はないと思われ。

そちらが主体で、出番が少ないこともあってか(笑) ジェームズメイスンが"The Desert Fox"よりも更にいいロンメル元帥になってるのが◎。

このレビューはネタバレを含みます

1941年の北アフリカ戦線。
劣勢の防衛戦でロンメルの戦車部隊を向こうに回して戦う兵士たちのドラマ。

リビアのトブルクにロンメル率いるドイツ軍が迫る中、士気の上がらないオーストラリア軍の中隊と、その指揮官として着任した英軍のマクロバーツ大尉の話だが、主人公の中間管理職的な苦悩に同情してしまった。
指揮官として部隊を守るために私情を捨てて部下に接すると恨みを買い、成果を上げると責任を増やされて上からさらに無茶な任務を下される。
戦場を描いてはいるけれど、なんだかサラリーマンの話みたいだな…と。
まあそれは極端な例えにしても、最前線での指揮官の苦悩がドラマの主軸なのは確か。
「持ち場を離れる」という判断の是非に対する主人公の解釈を、前半と終盤で対比させているのが話のミソですな。
主人公にとっての唯一の救いは、偶然部下として配属されたかつての恩師がそばにいることか。
90分弱の尺でそれなりに戦闘シーンも入れつつ、主人公がその恩師に諭されながら周囲との関係に変化が出てくるあたりが手際よく描かれているのは良いね。

中盤で主人公とロンメルを対面させるあたりは粋な感じだけど、本作でロンメルを演じるのが「砂漠の鬼将軍」でロンメルを演じたジェームズ・メイソンってところがなかなかニクい配役。
低予算で製作した娯楽戦争映画といったところでしょうか。大作でもないし、とりわけここがすごいというところもなく。ただ、ジェームズ・メイソンのロンメル将軍がはまり役。予算があればもっと面白くできたのではと思います。