リング・ワンダリングの作品情報・感想・評価

「リング・ワンダリング」に投稿された感想・評価

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少しずつ氷が溶けていくように、物語が進むにつれて、タイトルの意図が少しずつ分かっていき……、至高のラストショットへ。

過去と現在と未来は、同時に存在している。
Q10太

Q10太の感想・評価

3.0

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自然の映像が綺麗でした。

リングワンダリングってタイトルが登山用語で円形に彷徨い歩くこと。

環形彷徨(かんけいほうこう)は、人が方向感覚を失い、無意識のうちに円を描くように同一地点を歩くことをいう。

オオカミが主題にはなってるけど、3つの時代をふわふわ行き来してしまうような不思議な話。漫画の世界も俳優さんが演じてたり。

細かい点を掘り下げればより深く理解できそう。何十回と劇場に足を運ぶリピーターさんも多かったのだとか。すごいなぁ。

山好きの友達にお薦めしたい。山や自然が好きな人が好きな世界観な気がします。
毛糸

毛糸の感想・評価

3.8
刹那的な出会いと別れが本当に大好きなのよ……
生きてる時代を違うことがわからないまま
元の時代に戻り狼があんな形で見つかるの
鳥肌立った。表現にあっぱれ。
ヴレア

ヴレアの感想・評価

2.9
う〜ん、やりたい事は分かるんだけど、そこまでメッセージ性を感じないというか、全体的にフワッとした印象で、そこまで入り込めなかったなぁ…。
ストーリー自体もよくある感じと言うか、ベタ過ぎて逆にもう誰もやらない感じと言うか。
終始静かな雰囲気で、現実なのか幻想なのか次第にその境界線が揺らいで行くというのはなかなか面白かったものの、主人公はあまりに主体性が無く、何をしたいのかよく分からないので、ちょっととっつきにくい内容でしたかね。
安田顕は短い登場ながらもやはり凄い存在感で、食卓を囲むシーンの独特の空気感がとても良かったな。
ヨーダ

ヨーダの感想・評価

4.0
いろんな映画がちらついた、最後でオオ、そういう映画⁉︎ってなったけどなんだか良かったな
yuzu

yuzuの感想・評価

-
最近の日本映画って、どうしてこう身の回りのものしか描かないんだろう…って中で出合えたこの映画は貴重だった。
自然の描写、現在過去さらに漫画の中の世界、ニホンオオカミという題材とか、とてもいい!
こういう作品もっと増えてほしい。

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【異人たちとの冬】

まず「リング・ワンダリング」の意味が知りたくて、すかさずWiki教授に確認。
なんでも【輪形彷徨、環形彷徨】という意味で、判りやすく言うと「人が方向感覚を失い、無意識のうちに円を描くように同一地点を彷徨い(さまよい)歩くことをいう」・・・らしい。

なるほど。
この物語の構造にも納得がいったよ。

若干とっつき難いお話ではあるんだけど、何故か全編に流れる優しい雰囲気に癒されていくような不思議な映画。

過去から未来へ
未来から過去へ
決して交わることのない時間軸で互いに探す「大切なもの」
そして伝えたい想い。

いわゆる「タイムリープもの」といってもいいのかな?
恐らく、飼い犬のシロを探しに来たミドリさん・・・そういえばミドリさんを演じた阿部純子さんは、先週見た「はい、泳げません」でも幸薄めな女性を演じていて、丁度気になっていたところでしたが、こんなところでまたお会いするとは・・・運命ですか?

・・・それはさておき。
そのミドリさんとの出会いがトリガーとなって時間軸がずれてしまったような感じなのかな・・。
「一人だけ逆進して歩く橋」や「夜の神社の階段」など、他にもそれっぽいメタファーは沢山あったんだけど、決定的に何かが変わるような演出はなかったので、むしろグラデーション的にゆっくり「別次元」へ進んでいったような感じだろうか・・・。
でも、この辺の(ふんわり)とした感触も嫌いじゃなかったな。

今までの笠松将の印象って結構尖った役のイメージが強かったから、そのギャップで映像や物語の柔らかさが特に引き立ったように感じた。
きっとその時に感じた(ふんわり)もその影響なのかもしれない。

どこか短編映画のような粗さも残しつつ、それでいて時間がゆっくりと流れるような不思議な映像に、途中から深読みするのを放棄して、ただ見たままのイメージを受け取ることにした。

どうしても手に入れたくてもどうしようもないものが、過去の自分の行動から繋がって今の自分に返ってくる。
東京という町の「昔と今」
大空襲で何万という尊い命が奪われてからまだ80年弱しか経っていない。
歴史の教科書に載れば全て「過去」というわけじゃない。
まだその当時を生き抜いた人だって沢山生きている、そんな「昔と今」。

そしてその時間を繋いだシロという一匹の犬。

草介の描く漫画の中で、オオカミを「お犬様」と畏敬の念で崇める村人に対して、「そんな風に獣を崇めるからいつまでたっても貧乏なんだ」と主人公の銀三(長谷川初範)は吐き捨てるシーンがある。
あくまでもオオカミと対峙し続けることでしか自分の存在を証明できない孤独な男。

しかし、シロが繋いだ縁は頑なだった男の心にも光を照らしてくれた。
決して描き変えるようとしなかった部分ですら「お犬様=草介にとってのシロ」のお陰で大切なものに気付く銀三というラストに描き変えるまでに草介の心にも変化が現れていた。

どこか「異人たちとの夏」のような切なさもありながら、どちらかというと温かみを感じる内容で個人的には結構好きかな・・・。
長谷川初範さんの顔のしわがカッコよくて、やっぱりこの人はイケオジなんだよな~と変なところで納得。

ちょっと掴みどころがなくて、好き嫌いが分かれるかもしれないけど、僕は嫌いじゃないです。
めあり

めありの感想・評価

4.2

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めちゃくちゃよかったです。。

予告編とあらすじからの期待値を超えてきます。

金子監督が意識されてるかはわかりませんが、
風の谷のナウシカ、もののけ姫、千と千尋の神隠しを彷彿とさせる世界観がありました。

神社の鳥居を潜ると第二次世界大戦時代にタイムスリップする展開は、ありきたりのようにも感じますが、映画で観ると不思議と既視感がありません。

古来の日本文化へのリスペクトが存分につまった深みのある作品でした。

ラストシーンの驚きと余韻が抜けません。
ぜひ音響の良い劇場で観てほしい作品です。
みーん

みーんの感想・評価

3.3
最後が良い!!!!
長野県の木曽町好きな私としては、とっても美しく撮られてて嬉しかった。
自然の撮られ方が好きです。

話は私もタイムリープな感じで、主人公と一緒にあれ?ってなった笑
物語はなんとなく流れが分かりやすかったと思う。
物憂げな秋の日に感じる感情みたいな映画。なんとも形容し難い内容だけど、一場面一場面が絵になる素敵な映画でした。
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