あまりあらすじを見ないで映画を観るので、まさかこんな恋愛映画だと思わずに鑑賞。
そして別れから付き合うまで過去に遡っていく話だと思わずに観たので、途中でこういう話なの?!と気付く。
びっくりするほど…
少しガサツな女性と、少し繊細な男性。
色んな事があって、ちょっとずつ2人の噛み合わせが悪くなっていく。
それぞれ自分の幸せを掴んで、暮らしを紡ぐ。
一緒に居た時間は自分の一部になって、特別な思い出…
とても綺麗な映画だった。と思う。
照夫と葉の恋愛観とか理想のギャップの描き方や演技が見てるこっちがむず痒くなるほどあるあるで、リアルで、刺さってきた。
構成も過去に逆行していく描き方をすることによっ…
これを「エモい」で片付けるのはあまりにも野暮。
別れたところから、出会いまでを逆算的に描くのは斬新。公園のおじさんだったり、「どっかで会いましたよね?」と尾崎世界観に尋ねる照生だったり、なるほどと…
こういう時系列グチャグチャ系って頭着いてけなくて内容入らないんだけど、これは最後までちゃんと話が繋がって、なんならクリープの主題歌にまで繋がってて最高だった
映画の後改めて聴くナイトオンザプラネット…
松井大吾がまじめにシンプルに恋愛映画を作ったらこんなエモさの交通渋滞みたいな作品ができるのかって。
ニューヨーク屋敷がいい!とみんな言うので、へぇ〜そうなんだって身構えてみたけれど、いい確かに良すぎ…
お互い結婚まで考える仲でも、別れがきて、また新しい人と出会う。
別れたところから遡っていく構成で初めは混乱したけど、何回も何回も観るうちにどんどん面白い作品だった。
ついでにクリープパイプにもどっぷ…
『ちょっと思い出しただけ』製作委員会