A8さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

A8

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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

2.9

映像、テンポ、彩り良き‼︎
ただ、中身の動機が多少あやふや、、
主人公は最初90秒を超えた時点でもう既に霊に体を乗っ取られていたのだろう。
しかし、それに対してちょっと理不尽感があり、心動かされなかっ
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ダンス・ウィズ・ウルブズ(1990年製作の映画)

3.9

アメリカの雄大な自然を見惚れる姿で映し出された歓喜は言うまでもない。
そして、純粋な“生”を追い求めていく主人公とインディアンがこの背景に美しく描かれる。
そして、うまく言葉にできない自分にもどかしさ
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ストーカー(1979年製作の映画)

3.6

“ストーカー”というインパクトある題名と、不思議な凸凹した道に佇む男が描かれているポスター。この二つの衝撃で、一気に興味が掻き立った。

てっきり“ストーカー”に纏わる話しが歪曲化されていき、哲学チッ
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グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)

3.7

ベルリンの壁崩壊、東西統一された東ドイツに住む主人公が母を想うためについた壮大で優しい“嘘”、、。

次、ショックを受けたら心臓が持ちません、そう医師に言われた主人公。
母は、東西統一される前の東ドイ
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マエストロ:その音楽と愛と(2023年製作の映画)

3.7

その音楽と愛と。このサブタイトルがまさにこの作品をうまく表している。

主人公の音楽家としてずば抜けた才能を持ち、実績も十分なほどに残していた。そして、あるパーティーで生涯を共にする女性と出会う。そし
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

5.0

有罪か、無罪か、、
陪審員の12人は裁判が終わった後、別室で判決を選択する。裁判後の様子からして、有罪で決まりかと皆が思っていた。
というかそもそも、みなやる気がなく早く帰りたがっている人もいれば、遊
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.5

アメリカ合衆国、、この国のどこにでもあるような家庭の誰もが起こりうるような完璧なる“崩壊劇”が容赦なく描かれる。

“仮面だけの家庭”その言葉を主人公が話したように、実際そうだった。
綻びができ、みる
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Valimo(2007年製作の映画)

3.0

工場労働者はきっかり6時のチャイムで作業をやめた。何ひとつ表情を変えず、皆“回収されていくという作業”のようにある場所へ集まっていく。そこでチケットをもらい、やっぱり表情は変えずにある一点を皆でみつめ>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

3.1

まるでなにか童話の映画バージョンを観ているかのような“落ち着いた雰囲気”が印象的な作品。

雪国小樽、赤いポストの前に佇む1人の老女、、彼女はどこかへ“手紙”を出したみたいだ。
特に説明はなく、しとし
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生きる(1952年製作の映画)

5.0

“生きる”誰もが考えたことのあり、誰もが恋焦がれていること。その“生きる”とは、、
これほど素晴らしく表現された作品に出会えたことは財産であると思う。それほど感銘を受けた、、。

説明するほどの価値も
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バタフライ・エフェクト(2004年製作の映画)

3.0

oasisのエンディングが美しかった。

愛する者を守るために何度でも戻る。てっきり愛する者=幼馴染の彼女で、その彼女の未来を守るために頑張っているのかと思いきや。作品を観てみたら一番最初のターン?で
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PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

5.0

変わり映えのない一日、いつもの一日、つまらない一日、早く過ぎればいいのにとさえ思ってしまう、、。

この男は違った。ただ何でもない一日がとても愛おしく、美しく見えたのだ。
起きてから仕事に行く準備をし
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

4.0

ポンジュノ監督の出世作、、グッと惹き込まれる世界観と自然なカメラアングル。そして、ソンガンホの魅力的な存在感がかなり印象的だった。

ソンガンホ演じるパク刑事は村で発生した連続強姦殺人事件を追っていた
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ミスター・インビジブル(2013年製作の映画)

3.7

イギリスのある街で暮らすお爺さん。
家にいても、外に出てもいつもひとりぼっち、、まるでみんなはお爺さんのことを見えてないみたい、、。見えてない。
ミスターインビシブル=見えない男

この作品の最後は、
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サイコ(1960年製作の映画)

3.6

物語の途中で主人公が代わり、作品のジャンルもそれと同時に変わる、、しかも自然な流れで。さすがヒッチコックと言わんばかりに引き込まれる世界観は芸術そのもの。

主人公が男とホテルでいるシーンから始まるの
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ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年製作の映画)

3.7

ワイルドスピードオールスター!!!
そして、それに相応しい最後の大戦争の始まりを告げる章といった感じで今作は、次回作の完全なる盛り上げを持っていったカタチ。

大爆発!大クラッシュ!そして、前作の最後
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エイチ・ポジティブ:死のジェットコースター(2015年製作の映画)

1.6

いわゆる“成功者”の主人公。しかし、突然“死”を宣告されたのだった。

大きなソファーに腰をかけた彼はいまだに、成功者として他の者を見下すような言葉を並べていった。
そして、最後の彼らしい誇示とでもい
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僕が大人になった方法(2017年製作の映画)

1.9

歳を重ねていくことが大人になることではない。

“自分の人生を自分でコントロールできてるのだろうか”そう言った疑問が生まれたことがこの主人公の大人になるきっかけだった。
そして、自分の今の位置を知り、
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愛と青春の旅だち(1982年製作の映画)

3.9

海軍将校を養成する学校で人々が試練とぶつかりながらも、恋を知り大人になっていくという物語。

冒頭から中盤にかけて、リチャードギアのプロモーション映画なんじゃないかと言わんばかりに、彼の澄ました表情が
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ディザスター・アーティスト(2017年製作の映画)

3.1

映画ファンの間ではカルト的人気なあの世紀の迷作【ザ・ルーム】ができるまで、、を描いた作品。

トミー・ウィゾー役がジェームズ・フランコの熱演はなかなかすごいモノだった。デイヴ・フランコが相棒となるヘン
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ニック・オブ・タイム(1995年製作の映画)

3.7

ジョニーデップ史上ビジュアルが1番個人的にはタイプかもしれない。全ての作品を観たわけではないが、、、

知事暗殺を狙う犯行グループに娘を人質に取られた父親。娘を解放するためには知事を今から90分以内に
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.8

これぞファンタジー‼︎といった世界観に終始ワクワク!トリハダ!だった。

「ウィリーウォンカ!」
一応、謳い文句では“ジョニーデップ”がウォンカを演じた【チャーリーとチョコレート工場】の前日章を描いた
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彷徨(2021年製作の映画)

2.1

母国の内戦により自分の国籍がなくなってしまい、難民に。だがやってきた異国の地日本でビザも貰えず、不安な日々を20年ほど過ごしているある男性を密着したドキュメンタリー作品。

東京の河を眺めて「ここから
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

3.4

ティルダスウィントンの1人芝居‼︎

主人公のティルダスウィントンはお家でパートナーの帰りを持っていた。だけど、いくら待っても帰ってくる気配のない彼。最初は余裕な雰囲気を出していたが、だんだんと白状を
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ナポレオン(2023年製作の映画)

3.9

大画面のスクリーンで観るべき映画とはまさにこの作品のこと!そう言わんばかりの大迫力戦闘シーンは指を咥え食い入るように夢中になった。

ナポレオンの半生を描く今作。
キャッチコピーでもあるように“英雄か
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ルーム(2015年製作の映画)

3.7

7年間家屋で監禁されていた主人公とそこで生まれた息子の物語。

失われた7年間の長さそして辛さやその後監禁から解放された彼女たちの社会に適応しようとする姿を上手く描かれていた。

17歳からの7年間何
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理想郷(2022年製作の映画)

3.9

事前情報やあらすじから読み取れば“都会からやってきた新参者”対“この自然豊かな土地に長く住み続けている地元民”の構図で物語が進んでいくと思っていた。
だがしかし、その考えは甘かったようだ。

“都会か
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そこにいた男(2020年製作の映画)

1.6

パトカーのサイレンの音が鳴り響き、アングルは“刺されて血まみれになる全裸男”と“刺したと思われる女”の地獄絵図から始まる。
そして、映像が切り替わりそこから、彼らがなぜこの結末に至ったのかという経緯や
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彼方に(2023年製作の映画)

2.9

最愛の家族が殺されてしまった主人公。
途方もなく、想像を絶する哀しみに打ちひしがれる彼の姿はあまりにも残酷だった。

ドライバーとして、再び生活を始めていった彼はある日、自分の妻と娘に良く似た家族を乗
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ゴーストワールド(2001年製作の映画)

5.0

全てがつまらなく感じていた“あのコロ”が全て愛おしく感じる。

映画の日ということで普段あまり行かない劇場へ!

高校を卒業して社会へ出たと言われてもあまりピンとこない、というか実感が湧かない主人公2
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.7

まさに短編小説にピッタリのストーリーは、短編映画でもピッタリハマっていた。

ウェスアンダーソンの無駄を排除し、無駄と思われる細かな細工が肝となる気持ちいい逆転現象が遺憾無く発揮されていた。

金持ち
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コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

3.4

「くたばれ」が「愛している」という意味になるなんて誰が信じるのであろうか。
不思議なことの連続、それが人生。それを凝縮したのが“旅”なのかもしれない。

主人公は、恋人と遠く離れた北にある遺跡を観にい
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アシスタント(2019年製作の映画)

3.5

映画プロデューサーの夢を追いかけ、倍率の高い映画業界に入った主人公。彼女は映画会社のアシスタントとして、忙しい業務に追われていた。しかし、その業界の“悪”の部分を容赦なく突きつけられることに、、。果た>>続きを読む

白鳥(2023年製作の映画)

3.2

そのまま演じさせても問題ないシーンも、他のもので代用。それらの繰り返しにより直接じゃわかりにくい部分もスーッと理解しやすい。例えば怒りを表すシーンのサングラスなど、、。また、テンポの良さも特徴的。>>続きを読む

バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

3.4

超豪華キャスト&スタッフ陣でおくる“真剣”おバカ劇。

ジムに落ちていた一枚のディスクを巡り、勘違いが勘違いを生み出し、、、そこに集う各々が己の欲望だけを追いかけた結果、自滅へと導かれていく様は、まさ
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(2023年製作の映画)

3.2

“毒”を持った蛇が毛布の下に潜んでいる!汗びっしょりになりながら、必死に助けを呼ぶ主人公。ついに、知り合いがやってきて、医者を呼んでくれたお陰でなんとか助かりそう、、。

場所はおそらくインド。時代も
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