「現実離れしてる話だ」とか、「あんなこと出来るわけない」とかツッコミたくなる作品と、そんな邪念が入る隙もなく世界に没頭できる作品とある。私にとって本作は後者。
ごてごてのフィクション大歓迎、これぞ創>>続きを読む
狂うのなんて一瞬。人生が狂うのも、気が狂うのも、ひょんな拍子に急行直下する。その可能性は、私自身含め誰しもある。日常にはらむ危険と狂気と共に生きていくしかない。
この作品のしんどさと重さは、フィクシ>>続きを読む
なんて閉塞的な世界、なんて救いがない話。クラクラ、どきどき、うぅ見てて苦しい…楽しい…。
チープな作品に転びそうなところを良作に昇華しているキャスト陣が最高。贔屓目なしに、全員がこの人しか考えられな>>続きを読む
ある人は「長過ぎる。退屈。」と言い、ある人は「美しい。こんな映画他にはない。最高。」と言う。どんな作品も様々な感想・意見が飛び交うものだけど、本作はきっぱり好き嫌いが分かれそう。そんな印象。
極めて>>続きを読む
月、火、水、木。今週やたら疲労感があるのは、師走のせいか、はたまた仕事終わりにこの映画を小分けに毎日見たからか。
「暗い」「陰湿」「気分が悪い」「苦しい」
「辛い」そんなレビューばかり事前に目の当た>>続きを読む
なんでそんな人が良いの?と言われても、何が何でもその人が良い。それは失ってしまった自信や目標の代わりなのか、心の隙間を埋める拠り所なのか。
歳上の人のくたびれた色気や愛おしさみたいなものを見出してし>>続きを読む
夢を追い続けるってしあわせ。そして苦しい。自分で自分を騙しながら説得して、鼓舞して、自暴自棄になって、やめてしまおうと何度も思っては、やめることなど出来ないのだと気付かされる。薬物中毒のような状態を共>>続きを読む
自転車2人乗りで「地獄まで一緒に行きたい」と笑い合ったり、さながらヒーローのごとく守ってくれるカッコいい彼だったり、そんな青春全開劇が響かないオトナになってしまったようだ。
恋愛、青春、サスペンス…>>続きを読む
人生初、007。映画館で観られて良かった。
ふと思えば本編を頭から最後までちゃんと観たことがなかった。007をはじめスパイ映画大好きな兄の影響で、幼少期にあんなにも身近にあった作品だというのに。文字>>続きを読む
何故だか分からないけどモテる人。天性の人たらしなのか、当人は無自覚に、男女問わず人を惹きつける人って稀にいる。容姿でもなく、職業や財力でもなく、愛嬌があるわけでも多幸感に溢れてるわけでもない。むしろち>>続きを読む
「あの日に戻れたら、あなたは誰に会いにいきますか?」「4回泣けます」潔いくらい捻りのない恥ずかしいキャッチコピー。ずっとそう思っていた。
間違ってはない。久々に涙腺緩む作品を見たし、自分だったらいつ>>続きを読む
話すことが特になくても良いとか、今日会って明日も会いたくなるかどうかとか。立場や見え方が変わると、途端に目に映る世界ごと昨日までと違って見えたり。他の人とくっつきそうになるとモヤモヤしたり。うんうん、>>続きを読む
変わらないもの、変わりゆくもの。時が経って変化する寂しさと、喜びと、永遠にまとわりつく変えようがないもの。
「バイオレンス」でなく「ヒューマンドラマ」にカテゴライズされているのが納得。いい意味で想像>>続きを読む
今日?昨日?過去?いつ?何時?家?病院?ここはどこ?不審者?娘?あなたは誰?何故?いつまで?あぁ…夢うつつ…。
終わらない悪夢を見続ける97分。これが終わりのある現実の97分でほっとした。
視覚>>続きを読む
真っ赤なルージュと漆黒のアイラインをがっつり引いて、グリッターのヒールを履いて闊歩したくなる。劇場を出る時にはそんな高揚感に包まれている。こんなに華麗でファッショナブルな復讐劇、他にある?
ディズニ>>続きを読む
一生で1回きりしか観ない映画だろな。ぼんやりとそんなことを考えた。冷静に考えれば、2回以上観る作品の方が圧倒的に少なく、数えられる程度しかない。それなのになぜか、わざわざ、もう見ないだろなと頭に浮かん>>続きを読む
アラサー、おひとりさま。休みに遊ぶ友人もいないし、自分の心の声を支えに家でも外でも大きな独り言がとまらない。世間的には"イタい"?
でも、取引先の年下君といい感じになってて、手料理を一緒に食べる仲だ>>続きを読む
怒る王女は美しく魅力的。媚びず、自己を貫き、力でなく言葉で人を動かそうとする女性、それがジャスミン。
近年ディズニー作品のプリンセス像が変わってきたとよく耳にする。いつか運命の出会いが…と王子様を待>>続きを読む
大どんでん返しを期待してサスペンスやミステリーを欲する時がある。あれは何故なんなんだろう。非日常のドキドキやハラハラを求めてるんだろうか。鮮やかに裏切られる程、満足度が高い。この映画、お見事、まんまと>>続きを読む
たかがサンドウィッチ、されどサンドウィッチ。特製ソースに漬け込んだローストポークをたっぷりと、バンズからはみ出んばかりのスライスチーズと一緒にサンドして、バターを落とした鉄板で焦げるギリギリまで両面焼>>続きを読む
ぎゅんぎゅんにときめく恋愛映画が観たい。そんな無茶ぶりのリクエストをしたところ、こちらを観てみることに。
「実話に基づいた」話や「事故によって記憶喪失になった」話は、さぁ泣きなはれと言われてるようで>>続きを読む
刀を交える音、炎が燃え盛る音、風の音、騒めく人々の声…映画「るろうに剣心」は、耳から興奮する作品。エンディング曲はもちろんのこと、劇中音楽も心地良く、アドレナリンが出る。
それにしても剣心はどの角度>>続きを読む
ロミオとジュリエットといえば…大恋愛、悲恋、純愛…?古典の恋愛作品、なはず。でも、どうも愛より死の匂いが強い作品な気がしてしまう。
ロミオはジュリエットという1人の人間を愛する前に、鬱屈した日々から>>続きを読む
軽快でユーモラスなような、シリアスで哀しいお話のような、不思議な映画。まさか終始一貫してカンニングをテーマに展開するとは。
始めは、割とおふざけ要素が強い印象で「いやいや絶対バレるでしょ‼︎」なんて>>続きを読む
あなたにとっての青春映画は?と聞かれたら、きっとこの作品を挙げる。
「人の心を動かす人になりたい」「選ばれる人にならなきゃ」そう思って文字通り汗と涙を流しまくる日々を送っていた当時、映画館で震えなが>>続きを読む
この映画、どのくらいの人が知っているんだろう?原作の小説があって、しかも作者が劇団ひとりだって、どのくらいの人が知ってるんだろう??有名なのかな。たまに、読んだことあるよ!観た事あるよ!って人と出会う>>続きを読む
映画化するには、たぶん、モンスターハンターはあまりにも愛され過ぎてる。
数多のゲーム、小説、漫画が映画化されたり舞台化されたりしてきたけれど、毎度厳しい声は多い。それもそのはず。原作ファン達の涙、汗、>>続きを読む
「絶対に好きだと思う‼︎観て‼︎」と公開当時、同級生に激推しされたものの、正直いまいち世界観に入り込めず…。夜に観たのもあって途中でうとうと。。。その後何度か観ようとしたけれど、最後まで見ずに終わって>>続きを読む
公開当時、ポップコーン片手に映画館で観た人たちはどんな心境だったのだろう。予告の後本編が始まってから、のばす手が止まっていたことに気が付くのはエンディングの時だったのか、はたまた冒頭から、ポップコーン>>続きを読む
2年待ちましたよ、この映画を観るのに。
公開情報が発表されたのがおよそ2年前。「まだ来年かぁ〜!」なんて、今か今かと待っていたのに泣く泣く公開延期。しかも数ヶ月とかでなく1年の延期。長かった。
窮地>>続きを読む
ジュールズとベンの関係性が素敵〜!話が進むにつれて増してく2人の絶妙な距離感。。。
ロバートデニーロ演じるベン、頼りになる紳士過ぎて、あれはモテるわ…。さぞかし若かりし頃は女性達が放っておかない憧れ>>続きを読む
「オッパイよりも良い靴が欲しい」
さらりと言い放っていたけど、ローラの気持ちが凝縮されていて印象的。ドラァグクイーンの想いが詰まってるのでは。
チャーリーもローラも理由違えど靴に人生を左右された人た>>続きを読む
そもそも童話「シンデレラ」って幸せなお話なんだっけ。いつからこう思うようになってしまったんだろう。間違いなくこの映画を観る前からなのだけど。
いつか舞踏会へと夢見る気持ちで陰湿ないじめに耐え続けられ>>続きを読む
しょーもなくて(褒め言葉)、くだらなくて(最高に褒めてる)面白かったなあ。
誰にも媚びてない作品、という印象。ハロプロファンだけに「こんな共感出来る映画何回でも観たいでしょ?!」って作っているわけで>>続きを読む