maiさんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

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スウィート17モンスター(2016年製作の映画)

4.5

こんなにも上手く10代の痛さと純粋さを描いた作品って凄く少ないと思うし、過去の自分に刺さりすぎて、ヘイリー・スタインフェルドと一緒になって落ち込んだり喜んだりしてしまいました。笑
グッサグッサと自分に
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ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.7

不気味すぎる映画だなぁと思ってビクビクしてたら…最後の15分くらいで怒涛の伏線回収が始まって、その考えのおぞましさと謎が解けた後の驚きとにおののきました。

まず冒頭の黒人と白人のカップルってところに
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ノルウェイの森(2010年製作の映画)

2.4

面白い…のでしょうか…??
原作未読(というか挫折)なので分からないけれど、みんなの恋愛感情どこからやってきてるの?ってくらい理解できなかったし(理解できることが名作の条件ではないけれど)、かといって
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夜は短し歩けよ乙女(2017年製作の映画)

4.1

話の流れはしっちゃかめっちゃかなんですけど、こういう日常の地続きにありそうな非日常的世界って何だか「迷い込んでみたい」って憧れに駆られますよね。そういう意味では、原作まんまで凄く好きでした。

とにか
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時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.7

こんなにも醜い傑作(名作)があったのか…という感想です。
不快なシーンは多々あるけれど、鑑賞後は凄く不思議な気持ちになります。不快感とも満足感とも違くて、何か考えさせられるわけではないし…強いて言うな
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百円の恋(2014年製作の映画)

3.6

ちょっと冗長な部分もあったけれど、とにかく安藤サクラが大好きになる…そんな安藤サクラの演技力の魅力がたくさん詰まった映画でした。
内容もさることながら、これは安藤サクラのための映画だなと思いました。
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ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜(2011年製作の映画)

3.9

人種差別をまざまざと見せつけられました。差別に一矢報いようとする女性たちの強さと、世間体にかこつけて偏見を振りかざす女性たちの浅ましさ…その両方を同時にみて、なんとも言えない気持ちになりました。

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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.0

最高にキラキラした映画で、観ていてワクワクするし感情移入しまくりでした。
アンハサウェイは強気だけれど、時に弱さを見せる魅力溢れる若手社長の役で、ロバートデニーロはそんな彼女の会社を物理的に精神的に支
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きっと、星のせいじゃない。(2014年製作の映画)

3.9

これは泣くやつだって観る前から分かってはいたけれど、やっぱり号泣しました。観てる最中も「深夜に観るのは間違いだったな」と思ったけれど…。笑

話的には病気の若者のよく見かけるストーリーなんだけれど、そ
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めまい(1958年製作の映画)

3.9

傑作という前評判だったので期待値高めで見たのですが、それでも大満足できる映画でした!

ストーリーとしては意外性に続く意外性に富んでいて、一人二役で完全犯罪を仕上げるという新しさと(ジョンと一緒に、マ
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泥棒成金(1954年製作の映画)

3.6

ケイリー・グラントとグレース・ケリーが目の保養すぎます!

かつて宝石泥棒(キャット)として名を馳せたジョンが、時を経て現れた自分の模倣犯を捕まえるというストーリーです。

結末の意外性はありましたが
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チャイナタウン(1974年製作の映画)

3.6

ジャック・ニコルソンもフェイ・ダナウェイも素晴らしかったし、脚本も考えられてて「チャイナタウン」という言葉がいい伏線になっていたけれど…なんというか展開とかキャラとかが地味?な気がして、もうちょっと劇>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.6

素敵!

ストーリーは凄く有名だから知ってたけど、それでもドキドキしたし、大丈夫なのかな…と心配しました。笑
とにかく城から衣装から凄く綺麗で、見惚れました。そして、エマ・ワトソンの美しさ…知的な感じ
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.6

映画館でこれ観せられたら不満だけど、普通に家で見る分にはすごく面白い。というか、会話がウケ狙いとかじゃなくって自然な日常会話の面白さで完結してるのがすごくいいし、何よりちゃんとオチがついてるのが良い。>>続きを読む

シングルマン(2009年製作の映画)

3.5

すごく不思議な作品でした。とともに、すごく耽美で品のある作品でもあって…。

ストーリーは濃厚な1日について淡々と追っていきつつ、要所要所でジムとジョージの思い出も振り返っていくスタイルです。

16
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天国でまた会おう(2017年製作の映画)

3.8

戦争シーンや実際の親子関係、不正などなど…取り上げる舞台はリアリティがある一方で、演出はどこまでもおとぎ話のようなどこか現実味の薄い華やかなもので、すごく素敵な世界観でした。

戦争の砲撃を受けて顔の
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サイコ(1960年製作の映画)

4.4

脚本しかり演出しかり演技しかり…どことっても素晴らしいです!

あんだけ母親の存在を匂わせておいて、そしてあんだけ母親を気遣う息子の姿を見せておいて…結末は意外というほど意外性に富んでるわけでもないの
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鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

3.9

なんとも感想を表現しにくい映画でした…確実に言えるのはこの映画が本当に美しいということです。

精神を病んだカーリンへの接し方に悩む作家の父・夫のマーティン・弟のミーヌス。
初めは仲睦まじい家族のよう
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ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)

3.1

ダメ女すぎて…主人公のエマがとことん好きになれませんでした。

平民よりかは裕福な暮らしをしているはずの田舎町の医者の奥様…ですが、あまりにも結婚に対する理想が高すぎて、退屈だと不倫や贅沢三昧をしてし
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死刑台のエレベーター(1958年製作の映画)

4.4

オシャレだしすれ違いの結末がお見事すぎて…すごく好きな映画の1つです。

人妻との不倫の末、旦那を殺す…までは良かったのに、焦って証拠のロープをそのままにしてしまい会社に戻ったところ、エレベーターに閉
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シャイニング(1980年製作の映画)

4.2

怯えさせるのが本当に上手で…不気味すぎる。

物語的には分かりやすいのですが、何故ジャックが狂ってしまったのか…とか、ラストシーンの写真とは…など解説を読まないと意図が分からない部分も多くて、難解とい
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おんなのこきらい(2014年製作の映画)

1.9

ビックリするくらい面白くない…。
監督・脚本同じ人なので、多分描きたいシーンがたくさんあってこの作品を作ろうと思ったんだろうけど、描きたいシーンを撮るための映画…みたいな感じで、森川葵は可愛いけど、1
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タイピスト!(2012年製作の映画)

3.7

想像以上でした!
最高にワクワクする映画です!
主役のローズが可愛すぎます。

秘書を志してたローズはそのタイプの腕を買われて、ルイの指導のもとタイプライター世界一を目指す…というストーリーなのですが
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イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

3.4

アートってなんだ?と疑問を残したまま終わります。

前半1時間はカメラマニアのティエリーを中心にした「ストリートアート」が切り取られていて、犯罪なんだけどオシャレでカッコいい!とワクワクしました。
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トゥ・ウォーク・インビジブル(2017年製作の映画)

3.4

嵐が丘やジェーン・エアは名前を知ってるくらいで、読んだことはありませんでした。

その作品たちの作者三姉妹を主役に据えた伝記的な映画なのですが、とにかく出てくる舞台や衣装が綺麗です。田舎ののどかな風景
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共犯者たち(2017年製作の映画)

3.9

衝撃的でした。

政治はあまり詳しくなく疎いくらいなので、分かるだろうかと思っていたけれど、隣国ということもあって知ってるニュースの裏側しか出てきません。
でもそのニュースの裏側が怖すぎる。
言論の自
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或る夜の出来事(1934年製作の映画)

4.8

なんてことない話だけれど、そのなんてことない話が癖になるくらい好きになりました!

結婚を認めてもらえないために家出したエリーが、ニューヨークへの道中で出会った新聞記者のピーターと恋に落ちる話。

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インフェルノ(2016年製作の映画)

3.5

謎解きよりも神秘的な世界観を存分に楽しむ映画です。

毎回思うのですが、このシリーズってストーリー設定から芝居がかかってるので(わざわざウイルス拡散をテロにしたり)そこのあたりはあまり引き込まれないの
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

4.6

すごく好き。最後30分くらいはずっと号泣状態でした。

綺麗な金髪に長いまつ毛の可愛らしい女の子は考え方も喋り方も大人びていて、そして数学の才能まで持ち合わせています。
そんなメアリーを巡って叔父と祖
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レディ・バード(2017年製作の映画)

4.6

すごく好き、本当に好きな映画になった。

とにかく田舎での女子高生・レディバード(クリスティン)の葛藤(大学に友情に恋に…)を描くだけの作品なのですが、見終わった後の余韻がすごい。なんだか、レディバー
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グリーンブック(2018年製作の映画)

4.5

アカデミー賞取らなかったら絶対に手に取らなかった作品です。アカデミーとって当然!くらいに思える作品です。
感動作…という印象はあまり強くなくて、それも作品中ですごくユーモラスな表現が使われていることと
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フィフティ・シェイズ・ダーカー(2017年製作の映画)

3.5

ストーリーは結構ドタバタで詰め込みに詰め込むから唐突なものもあるけれど、やっぱり理想が詰まってるから見れてしまいます。笑

超セレブな男性若手CEOとど平凡(といいつつ超絶美人)な女性が恋に落ちる…っ
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ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年製作の映画)

3.4

ジョジョ好きだから敬遠してたけど、思ったより面白かった!
何よりCGが最高すぎる。
普通に違和感なかったし、質感とか動きとかが凄くカッコよかった。
あと虹村兄弟が原作よりも数倍カッコよくなってたけど、
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.5

昔のクラブ!って感じの曲に、いい意味でスッキリとしたみずみずしいような脚本がバッチリ合ってます。
いい意味でサラッと観れて良かったし、胸が熱くなるシーンも多々ありました。

まず主役のアレックスの魅力
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後妻業の女(2016年製作の映画)

3.5

これはキャストの大勝利だと思います。

胡散臭さを醸し出しつつ、でも面白い映画に仕上げていて…オチも好き嫌い分かれるとは思うけれど、ある意味これが一番うまいまとめ方だと思うし、普通に私は好きでした。懲
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フロム・ダスク・ティル・ドーン(1996年製作の映画)

3.6

いや、前半は?!笑
後半のドタバタアクション劇はもう驚きです。笑
前半のヤバイ兄弟の行き当たりばったり逃走劇はどこへやら…後半では吸血鬼の蔓延る怪しげなバーでのアクションに変貌します。神や家族を語るの
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