11/12にNHKでゴッホの番組を観て「最期の手紙」を観て来た。ゴッホの最期の手紙の中には、我々は自分達が描いた絵画に語らせる事しか出来ないと書いてあったと云われる。
この言葉をヒントにゴッホの自殺>>続きを読む
11/11 池袋のシネマ・ロサで映画「ゆらり」(二回目)を観た後、イオンシネマのシアタス調布で「キセキの葉書」を観た。
キセキの葉書の映画を見終わった後に、キセキの葉書のプログラムを買ってきたが、プ>>続きを読む
石川県の能登島で民宿を営む女主人と、その母、その娘の3世代が紡ぐ家族の絆を現在、過去、未来を交錯させながら時間を超えて描くヒューマンファンタジー。
11/8は上映終了後、監督と渡辺いっけいさんの舞台>>続きを読む
話は脱線するが、11/4 富山に帰郷して、黒部市の吉田科学館で「剣の山」という映画を観た。山岳警備隊で剣岳で遭難死した父を持ち科学部に所属する高校生が科学部顧問や部員と剣岳目の前の剣沢に登山しキャンプ>>続きを読む
映画「鏡」はアンドレイ・タルコフスキー監督の自伝的映画と云われるが、タルコフスキー監督の映画の中でも最も難解で、よく解らない。自分も初めて「鏡」を観てから、長い歳月が経つが、今でもタルコフスキーの話>>続きを読む
東京国際映画祭で近未来のディストピアを描くグレインという映画を観たがトルコの不毛の大地を観て、故ギュネイ監督の路(YOL)を想い出した。
路(YOL)が作られた時代のトルコは、長らく軍事政権が続き、>>続きを読む
東京国際映画祭で「ガーディアンズ」という映画を観たのだが、オルミ監督の映画「木靴の樹」を想い出した。「ガーディアンズ」の映画の時代的背景が第一次世界大戦という事でイタリアのオルミ監督の「緑はよみがえる>>続きを読む
10/30 東京国際映画祭で「ガーディアンズ」を観た。第一次世界大戦のフランスで男性が不在の農場を女性達が守っていく様子を描いた映画になる。小麦の収穫で人手が足りなくなった女主人は孤児だった若い女性を>>続きを読む
10/28 東京国際映画祭で花筐を観てきた。地方を舞台に映画を作ってきた監督が、佐賀の唐津を舞台に、戦争の足音が迫る時代を生きる若者達の青春群像を描く。自分自身、大林監督の映画は殆ど観た事が無く、激し>>続きを読む
10/29 東京国際映画祭で「泉の少女ナーメ」を観た。ジョージア(旧ソ連のグルジア)の山岳地帯で村に伝わる癒しの泉を守る父と娘の話で、三人の息子たちは独立し、父は泉の管理人の跡継ぎを娘のナーメに託そう>>続きを読む
10/28 東京国際映画祭でグレインを観た。近未来のディストピアの都市で遺伝子組み換え技術を駆使した農地の穀物が原因不明の病いで死滅する。ディストピアとはユートピアの反対語で統制された社会を指す。シリ>>続きを読む
10/26 東京国際映画祭で映画「写真甲子園 0.5秒の夏」を観てきた。「全国高等学校写真選手権大会」を題材にした青春ドラマで、予選を勝ち上がった高校生達が北海道東川町で開催される写真甲子園で優勝を競>>続きを読む
DVDをレンタルして、久しぶりに「旅芸人の記録」を観た。アンゲロプロス監督の作品は2014年に早稲田松竹で監督の遺作になったエレニの帰郷を見て以来、映画館で観た事が無い。
映画は、1952年の秋のエ>>続きを読む
10/1 渋谷ル・シネマでブルーム・オブ・イエスタデイを観た。
ナチス親衛隊だった祖父を持ち、ホロコースト研究に人生を捧げる男性研究者の後を追いかけて、ホロコースト犠牲者となったユダヤ人の祖母を持つ>>続きを読む
10/1 新宿武蔵野館で望郷を観た。瀬戸内の小さな島で産まれた二人の幼なじみの、それぞれの親子の物語で「夢の国」では姑に縛られた母と娘の確執からの絆の再生を描き、「光の航路」では、船の進水式をきっかけ>>続きを読む
9/24 岩波ホールで「笑う故郷」を観た。アルゼンチンのサラス出身の作家がヨーロッパで成功を収めノーベル文学賞作家となり、世界的な名声を得て、世界中から多くの仕事が舞い込むが、その中に故郷サラスの名誉>>続きを読む
9/22 会社の帰りにアップリンク渋谷で「サーミの血」を観てきた。
彫りの深い白髪の老女が息子が運転する車で孫娘と3人で、亡くなった妹の葬儀に向かう。眼光鋭い老女は妹の葬儀に行く事には乗り気でなかっ>>続きを読む
映画の撮影場所が富山県の黒部市で、自分の故郷が舞台の映画になる。2016/10/1の上映初日に富山で観た。
一見幸せそうに見える三姉妹だが、東京で夫のモラルハラスメントに悩む長女、黒部の小学校教師で>>続きを読む
過去ログになるが、1/ 21 渋谷ユーロスペースで「この世界の片隅に」を観た。先日、親戚の結婚式で富山へ帰省し、高岡駅前の富山ブラック拉麺が美味しいお店で食事をとったが、この店には、主人公のすずさんが>>続きを読む
過去ログになるが、7/23 名画座の目黒シネマで「沈黙 サイレンス」と「未来を花束にして」を観た。
英国で女性参政権が無かった時代に、ブルーカラーとしてクリーニング工場で働く若い女性の主人公は夫と幼>>続きを読む
過去ログになるが、5/12 アップリンク渋谷のタルコフスキー特集2017で久しぶりに「ノスタルジア」を観た。自分が東京の大学生だった頃、街で見かけたノスタルジアの映画のポスターが芸術的で憧れた。
あ>>続きを読む
過去ログになるが、5/12 アップリンク渋谷のタルコフスキー特集2017で「ローラーとバイオリン」と「僕の村は戦場だった」を観た。前者の映画は初めて観たが、都会に住む裕福な家族に生まれた少年の、日常に>>続きを読む
9/2 北風が吹き、涼しくなった東京で自転車を漕いで目黒川沿いから代官山を経由して渋谷のル・シネマで映画を観てきた。話は脱線するが、映画を観る前に代々木公園で東京ジャズフェスティバルを観賞し、フランス>>続きを読む
6/23 会社からの帰りにフランス映画祭で「あさがくるまえに」を観た。監督の舞台挨拶が在り、心臓が主役の映画だという事だったが、若い男性が自動車事故で亡くなって心臓を提供し全く別の人生を歩む高齢な女性>>続きを読む
8/26 シネスイッチ銀座で「幼な子われらに生まれ」を観た。子連れのバツイチ同士が、平凡でも幸せな家族を築こうと結婚して、妻も主人公の子供を身籠る事になるのだが、会社で管理職から倉庫番へ出向させられ、>>続きを読む
ヒューマントラストシネマ有楽町で映画パターソンを観た。30歳台と思われる主人公は小さな地方都市の市内バスの運転手で、平日、定時退社して真っ直ぐ家に帰るとイスラム系の自立していないように思える可愛い妻が>>続きを読む
過去ログになるが、10年ぶりに東京勤務となって、5/20 久しぶりに2017年タルコフスキー特集のアップリンク渋谷で惑星ソラリスを観た。
2020年東京オリンピックが開催されるが、半世紀近く前になっ>>続きを読む
映画は月明かりに照らされるヨーロッパアルプスの雪山と雪に覆われた、もみの木の冷たくて暗い映像に、哀愁帯びたアコーディオンの音、「我々は雪に埋もれている、谷底から響く追撃砲が日に日に激しさを増している」>>続きを読む
8/13 立川市のシネマシティで、野火を観た。人間の極限を描く映像とシアターの音響設備で心臓を抉られるような臨場感が凄かった。個人的に重いシーンが苦手なので目を背けていたが観たくないシーンは無理に観る>>続きを読む
終戦の日が近くなって、8/12にキネカ大森で「陸に上がった軍艦」を観てきた。映画は新藤監督の証言インタビューの後に再現ドラマが描かれ、証言が理解しやすかった。
故人となった新藤監督は広島生まれで19>>続きを読む
ある意味、観るのを避けていた映画だが、名画座の目黒シネマを訪ねてみたくなって「未来を花束にして」と二本立てで観た。
神は居るのか居ないのか、沈黙する神に真理を見いだす事が出来るのかを長時間に渡って観>>続きを読む
飯田橋ギンレイホールでしゃぼん玉と愚行録の二本立てで観た。偶然だったのかもしれないが、人の描き方が真逆で名画座としての映画の組み合わせが面白かった。
現代の日本社会は世界的に見れば、平等で中流階級意>>続きを読む
飯田橋ギンレイホールでしゃぼん玉と愚行録の二本立てで観た。偶然だったのかもしれないが、人の描き方が真逆で名画座としての映画の組み合わせが面白かった。
以前、新潟の越後駒ヶ岳に登山した時、登山口の枝折>>続きを読む
岩波ホールで「静かなる情熱」を観てきた。米国の女性詩人、エミリ・ディキンスンの女学校時代から亡くなるまでの生涯を描く伝記である。
信仰の強制を嫌い、潔癖な人だったが、容姿等に劣等感を感じていたのか、>>続きを読む
7/8 ユーロスペースでインドの映画 裁きを観た時に、「ハローグッバイ」の映画チラシを斜め見、したのだが、長い間、心に残るメロディーを紡いで来た認知症のお婆ちゃんと学生として正反対の性格を持つ二人の少>>続きを読む
6/22から6/25まで有楽町ではフランス映画祭2017が開催されていて、今年は偶々、東京勤務だったので、日曜日はフランス映画祭に出掛けてきた。
自分がフランス映画を観る事は滅多に無いが、19世紀末>>続きを読む