このレビューはネタバレを含みます
101匹わんちゃんはまったく見たことがない。原作だとクルエラは脇役でいいとこなしの性悪女だというのは初めて知った。さすがディズニー、現代版にリメイクするにあたってヴィランズを主人公に置き換え、オールド>>続きを読む
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バタフライ効果とは非常に小さな事象が因果関係の末に大きな結果につながるということで、自分の日記を読むことによってタイムリープができる主人公は「非常に小さな」というにはあまりに重要な人生の分岐点に毎回降>>続きを読む
当時の最新かつ斬新な撮影技術と演出、そのエッジの効いた内容等、予習もしくは復習が必要な作品。
実在の新聞王ウィリアム・ランドルフ・ハーストをモデルにしており、彼を怒らせたことでメディアから叩かれ、上映>>続きを読む
原題のNorth by Northwestは北北西とは訳せないらしい。それどころかこのような方角の言い回しは存在しないようだ。仮に北北西だとしてもソーンヒルは北北西に向かって移動していないのでますます>>続きを読む
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生まれてきた娘に美しいおバカさんであれと望むデイジー。それは取りも直さず自分の人生にかけた呪いの言葉だ。
1920年代当時、女性が選択できる道はそれほど多くはない。結婚して家庭を持ち夫に従う人生が大方>>続きを読む
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「グッド・ウィル・ハンティング」と同じ年の公開。マット・デイモンが初々しくて目を細めて見てしまった。当時26歳くらいだろうか。あちらは天才数学者だがハーバード大に通ってた経歴がこちらの弁護士役にも効い>>続きを読む
顔は似てないのに本物みたいで役者ってすごいなぁとシンプルに感動してしまった。女王役のヘレンミレンは言わずもがな、フィリップ殿下やチャールズ皇太子の醸す小物感が絶妙で笑ってしまった。ブレア首相は記憶がほ>>続きを読む
オープニングのつかみはとてもよい。3人定員が4人になっただけで運び屋のオジサンは車を1ミリも動かさず、緻密で華麗なドライビングテクニックでパトカーを振り切ってみせる。そして仕事をきっちり終えると追加仕>>続きを読む
微に入り細に入った結婚式のシーンがおそろしく長く、なぜかニックが現地のオジサンに誘われて初めて足を踏み入れたサイゴンの賭場にマイクがいたのかは一切説明がない。ゆったりと時間が流れているかのような長尺の>>続きを読む
韓国国家情報院の最強ヒットマンが漫画家への夢を諦めきれず自身の死を偽装して自由の身になり15年後…というストーリー。ほんのりノワール風味を残すコメディで本格アクションかと思えばB級アクションでさらに笑>>続きを読む
邦題を「断崖」にしているが、原題のSuspicionとは疑惑、容疑という意味。ギャンブル狂で手癖は悪いがハンサムで魅力的という男と結婚してしまった深窓の令嬢のお話。
最後の最後までなぜあのような男を許>>続きを読む
人形劇によるマークの空想シーンがかなり長く、現実のシーンにしても空想とリンクさせるあまり実話ベースギリギリのラインなんだろうなという気がした。人形で自分の世界を作るということの面白さをゼメキス監督自身>>続きを読む
オデッセイとは古代ギリシャの長編叙事詩オデュッセイアからきており長期の放浪、長い冒険(の旅)、遍歴という意味らしい。つまり内容はそのものズバリ、アクシデントでたったひとり火星に取り残された宇宙飛行士マ>>続きを読む
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少年たちの冒険譚は今見ると実はほほえましいことなどなにもなかった。冒頭からかつての友達の死、兄の死、見知らぬ少年の死、など物語全体に死の香りがたちこめている。死体がないというのが結末だったような勘違い>>続きを読む
完全版は初めて見た。
劇場公開版はあまりに昔に見たのでハッキリと覚えてないがおそらくレオンとマチルダ2人の割と性的な香りのする会話などのギリギリシーンが完全版には追加されてるのだろうなと推測はつく。>>続きを読む
マッツ・ミケルセンが極寒の地で救助を求めてドンドンボロボロになって行く様をじっと見つめ続けるだけの97分間。顔が認識できる共演者はマッツ入れてたったの3人で、そのうちの1人は即死、もうひとりの女性は意>>続きを読む
出会いは最悪、でも何度も出会ううちに次第に親しくなり友達だと割り切ってたものの10数年の時を経て結婚に至ったカップルのおはなし。
100分足らずの上映時間ですごく上手い脚本だった。デリカテッセンで突然>>続きを読む
英語には『彼はヒストリー・オブ・バイオレンス(暴力事件を起こした過去)がある』という言い回しがあるらしい。なるほどその通りの映画だった。ジョーイという男がギャングから足抜けし、三年がかりでトム・ストー>>続きを読む
ヒゲダン10分前頃までは想定内だったけどこれで終わるわけないコンフィデンスマン、モヤッとしてたのもスッキリ解決、期待を裏切らないラストだった。
豪華ロケに豪華キャスト、お祭り気分でみられて楽しかった。>>続きを読む
嘘から始まった交際がしだいに本気になってしまうという王道のロマンティックコメディ。ケイト・ハドソンは笑顔がバツグンに可愛いし、マシュー・マコノヒーも不憫すぎて可愛いし、行き着く先も分かってるので(この>>続きを読む
すぐ謝るのは反省してないからだと子供の頃、弟が親によく叱られていたのを思い出す。謝ったじゃないかじゃああとはどうしろっていうんだよというのが教会側の言い分だろうか。悪ガキの悪戯ならいざしらず、大人が児>>続きを読む
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公開当時最寄りの映画館でやってなくて車で40分の映画館に行くにも日程があわなかったなぁなどと思い出す。去年のWOWOW放送分をやっと見た。どうして今頃なのかというともうこれでタランティーノの作品は9作>>続きを読む
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再視聴。面白かったような記憶があったけど登場人物がやたら多いし地方検事選とか検察のシステムが日本と違っていて分かりにくくて頭が疲れた。特にラストの妻の告白は言ってることとやってることが噛み合ってなくて>>続きを読む
2015年オーストラリアのメルボルンカップにて女性で初めて優勝したミシェル・ペインの物語。彼女が男社会に切り込みボロボロになりながらも何度も立ち上がりトップに上り詰めるカッコ良さもさることながら家族の>>続きを読む
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タイムループに閉じ込められた黒人男性がなんとか白人警官から逃れて愛犬の待つ自宅に帰ろうとするのだが毎回白人警官に殺されて帰ることができないというストーリー。殺されるシチュエーションが毎回変わっていて、>>続きを読む
悲しみややるせなさももちろんあるけれど(ダバダバ泣きました)本当に伝えたかったのはモノクロの世界で強い色を放つカラーの星条旗だったのだろうなと思う。個人の問題ではないことを痛感する。
2021年第93>>続きを読む
常軌を逸した下ネタのてんこ盛りとロマンティックコメディをかけあわせるという荒技がなんとも不思議にマッチしている。この作品の大ヒットで以降この手の映画が量産されたらしい。自分には合わないだろうなとあまり>>続きを読む
恋愛あるあるを的確についてくるところはさすがのウディアレン。
マリア・エレーナがクリスティーナを「食い逃げ」呼ばわりしたのには声出して笑った。あのセリフはサイコーだった。
マリア・エレーナの燃え盛るテ>>続きを読む
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しれっとニキータのセルフリメイクだった。あんまりにも似すぎてて最初笑ってたんだけどさすがのリュックベッソン、こういう話が好きの一徹で作ってるだけあって真似っこレベルとは迫力が違っててうっかり楽しく最後>>続きを読む
オープニング、煙を使った意匠の映像がかっこよくて1番テンション上がった。あとマコノヒーやコリンファレルの衣装もめっちゃカッコイイ。イケオジのオンパレードで全編目の保養だった。
ストーリーは一見関係ない>>続きを読む
テレビサイズでももちろん面白いけど映画館だともっとよかった爆音上映行きたかったなぁと2015年当時の悔しい気持ちがブワッと湧きあがってくる。うちのあたりは田舎だから4DXもないし応援上映もなかった(歯>>続きを読む
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14歳の少女が父親を殺した犯人を縛り首にするために保安官を自費で雇い、共に荒野の先住民居留区へ追跡に行くというお話。綿と馬の仲買人のオジサンと大人顔負けの交渉をしたかと思えば、宿屋のおばさんには強く出>>続きを読む
作品として面白いなとは思ったけど、ニキータがフィフス・エレメントのリー・ルーと人物造形が似ていて、ニキータからずっと監督の好きなタイプの女性なんだろうなぁと思ったらなんだコレと思わなくもない。ざっくり>>続きを読む
再視聴。冷戦時代、アメリカとソ連のスパイ交換とドイツ分断の瞬間に運悪く東独側に拘束されたアメリカ人学生をアメリカ側に引き渡すにあたっての東独の思惑などを分かりやすく描いていてコーエン兄弟の脚本の技なの>>続きを読む
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最初、寝食忘れて数学に没頭してるにしてはラッセル・クロウがガチムチで数学者っぽくないのがアレだったけど、発病が顕著になったあたりからいい具合になんじんで来てよかった。
自分自身、幻覚を断ち切らなければ>>続きを読む
作品中によく暗転があるんだけど、あの暗転みたいに意識が朦朧とし、ふと気づくと寝てたみたいなことが多発して、3日かけてやっといま見終わったところ。
ノーボディが語るウィリアムブレイクの詩が難解でなにがな>>続きを読む