日本代表決勝トーナメント進出記念第5弾は、W杯期間中テレビ解説などで大忙しのこの人のドキュメンタリー映画。
川崎フロンターレは、地元のチームでもあり娘がサポーターでサッカーをやっていた息子がジュニアユース時代によくトレーニングマッチをやっていたので元々個人的に好きなチームだった。
サブタイトルにあるように、2020年に引退したフロンターレ一筋17年の中村憲剛元選手の現役時代を追ったドキュメンタリー映画。勝てないチームにやって来た彼が、フロンターレで果たしてきた役割の大きさを実感すると同時に、Jリーグが掲げてきた〝地域密着〟の理念が、わかりやすく描き出された見応えのある映画だった。
ちなみに今回の森保ジャパン、一部では〝フロンターレジャパン〟とも呼ばれている事をご存知だろうか。
現所属の谷口、山根以外にも川島、守田、田中碧、三笘、板倉などは元フロンターレの選手。同時期にプレーしていた選手も多い為、代表内でも気心が知れた同士のやりやすさもあると思う。
そしてその殆どの選手に直接関わり、多大なる影響を与えたのが中村憲剛選手である。技術・戦術面だけでなくサッカーに取り組む姿勢など憲剛イズムは、今大会で活躍する選手たちにも確実に受け継がれていると思う。
フロンターレファンは、もちろん今回のワールドカップでサッカーファンになった方にも是非見て頂きたい。