燈台の作品情報・感想・評価

燈台1959年製作の映画)

製作国:

上映時間:64分

3.5

『燈台』に投稿された感想・評価

鈴木英夫の著名な作家の映画化は、松本清張の「黒い画集・第二話 寒流」
と、本作の三島由紀夫の戯曲「燈台」の2作だけだ。本作は、ほぼ原作に忠実と言える会話劇。鈴木の厳しい演技指導もあって、会話の間に生…

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Angiii
3.5

久保明が好きな人にとってはサービスタイムだが、そうでもない人にとってはこの映画は間延びしていて、終わりが唐突としている。

しかし殺人が起きたわけでもない単なるホテルの一室が、手に汗握るような緊張感…

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194 2020/11/18 新文芸坐

戦争から帰還し2年、父の若く美しい再婚相手に秘めてきた想いが爆発しそうな兄、茶化す妹、困る母。
曝け出せばラクになるけど代償も大きい。
緊張感漂う会話劇。

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誰が死んで誰が犯人なんだって感じのスリルと緊迫感。
実際は父親の後妻(継母)に息子が惚れてしまったのを隠しながら一家で一夜を過ごす会話劇。
約1時間だが濃密。
imapon
3.8

鈴木英夫作品を久しぶり。
義母と息子の背徳愛を題材にしてサスペンスに定評ある名匠が紡ぐ密室劇。原作は三島由紀夫の戯曲。

若い久保明(兄)と柳川慶子(妹)が良い。
「今、お前を殺したいという気持ちと…

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義母の津島恵子をなじると「もっと言って!」と応えるところで、ブハッてなりそうになった
むっつり性癖が凝縮されている

自分も柳川慶子みたいな妹にキチガイ!と罵倒されたい人生だった

母、兄、妹→家族4人→兄と妹→母、兄、妹→母と兄→母、兄、妹→家族4人→兄と妹と組み合わせが切り替わっていく中でのズレ、そこから生じるサスペンス。どこまで三島の戯曲に忠実なのか分からないけれど教科書…

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mingo
3.9

大島の燈台のみえるホテルの一室が舞台で家族四人の感情が揺れ動くさまをスリリングに描いた心理ドラマで、原作は三島由紀夫の同名戯曲。 大したことは起きないのに面白い、完全に監督鈴木英夫の手腕。それと脚本…

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面白かった。大きな事件が起こるわけではないけど、実にスリリングで息をのんで見ていた。原作は戯曲で、舞台がほとんどホテルの一室なのに、映画的な感じがするのが不思議。回想の回想が出てきて少しこんがらがる…

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にく
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シネパトス三島特集『燈台』。若い女性と再婚した父とその娘(妹)、そこへ復員してきた息子(兄)が繰り広げる準密室劇。戦後、公職追放を受けた家長に既に威厳はなく、兄は継母に横恋慕していることを隠さない。…

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